2012/09/29

現地報告(号外編)


号外編(活動日:2012.09.29)
報告者:清水 幹生
 
*号外1: 本吉町小泉中学校避難所近くの、「キツネのお嫁さん」のお話*

この話は、毎年5月に山口県宇部市の宇部祭りに行われる、「キツネのお嫁さん」と云う行事があります。

阪神大震災からのボランティアの仲間と私が、4月にトレーラで水20トンを小泉に持って行った。その情報を得た宇部市の担当者から、「小泉の方で誰か結婚式を予定している人を紹介して欲しい(もし挙げることができないでいらっしゃったら、宇部祭りの「キツネのお嫁さん」で式を挙げてもらえれば・・・)」と、依頼された。
仲間たちが、小泉中学校避難所の近くの人からMさんと云う方を紹介された。Mさんの息子さんが震災前に結婚が決まっていたが、震災の為に結婚式を挙げる事が出来なかったと云う事実を聞き、Mさん夫婦と息子さんと、彼のお嫁さんになる方に会った。
「キツネのお嫁さん」の事を話して了承して頂き、宇部で結婚式を挙げる事が出来た。

昨年の7月頃、宇部の新聞記者と私が、小泉の仮のお住まいに居られるMさんを、お訪ねして再会した。息子さん夫婦とMさん夫婦は別々の仮設住宅に入って居る事も、この時初めて知った。 

私が小泉にこだわったのは、この、「キツネのお嫁さん」があったからです。
お式のときには、Mさんがどこの仮設住宅に住んでいるのか聞いていなかったのですが、小泉中学校仮設住宅に水を持って行くようになってから地元の人に、「キツネのお嫁さん」の話しをしたら、「近くの仮設住宅にMさん夫婦が入って居るよ」と、教えてくれた。いつも水を配布している仮設住宅だった。
その仮設住宅の近くの高台に、Mさん夫婦は自宅を新築中である。完成したら、息子さん夫婦と同居されるらしい。
何だか自分の事のように、嬉しくなりました。

*号外2: 信者Nさんのご長男が車にはねられる*

支援機構に軽トラを安く納めて下さった、気仙沼教会の信者さんNさんのご長男が二週間前に車にはねられ、意識が帰らないまま、昨日亡くなられました。
ひかり自動車の跡継ぎとして活躍されていた。
教徒ではありません。今日(29日)の夕方5時からお通夜で、明日の30日午後1時から、仏式で葬儀が行われます。

亡くなられたNさんのご長男の名前は、奥原先生が付けられたようで、奥原先生ご夫婦の悲しみは深い。側に居る私に、その悲しみが伝わってくる。
亡くなられたご本人のご冥福と、N家の立ち行きをお祈りしています。

*現地スタッフの呟き
何が起こるのかわからないのが人生、私も色々な難儀を多くして来て、「何故こんなに苦しまなければいけないの」と、難儀に出会うたびに思いました。あまりの辛さと悔しさで、ご結界に行き、「何故助けてくれないのですか」と、畳を叩きながら悔しさで涙を流しながら、教会長先生に訴えた若い時代がありました。
やっと69才になって過去を振り返ってみると、お陰を頂いている事実に気が付く。まだまだ、難儀な事がありますが、神様に食らいついて行くしか、助かる方法はない。
理屈はいらない、とにかく神様に体当たりして行くしかないのです。時期がくれば、神様の思いがわかって来る筈です。
さあ、今日も元気な心で生きて行こう。

終わります。