2013/09/30

現地報告(9/24-30)

活動日:2013.9.24-9.30
報告者:清水 幹生

1、9月24日(火)の活動状況
*前日の23日(月 祭日)の午後2時30分ごろ東京教会の信者Dさんご兄弟(二人とも大学生)が到着された。 
*朝食後、お水30ケース(1ケース:2リッター入りペットボトル6本)がひかりプロジェクトから届き、早島教会のIさん、東京教会のDさんご兄弟で金光会館に運んで頂いた。早島教会のIさんは70歳の私の腰を案じたのか、私には連絡が無い間に全て東京教会のDさんご兄弟で運んで下さった。有難う御座いました。
*朝、8時30過ぎにお米を車に乗せて、五右衛門ヶ原野球場仮設住宅に向かった。
池田マーサージを行う為で、集会所に着いて会長に挨拶を済ませ池田マッサージの準備を終えた。早島教会の信者Iさんは9時から午後2時まで治療し、治療を受けられた方は6名でした。


*五右衛門ヶ原野球場仮設住宅で池田マッサージの準備を終えて、東京教会のDさんご兄弟を連れて岩手県高田市気仙町気仙町裏仮設住宅に向かった。
9軒と云う小さな仮設住宅にお米を配付した。
その後、仮設住宅の直ぐ側に成田山系列のお寺のお堂が有り、ここは高台で震災時このお堂で30数名の方が3日間避難されていたと聞いています。此処からは気仙町が一望出来る所で、お堂の側の掲示板の中には震災前の気仙町の街並みを映した写真が有ります。此処にDさん兄弟を案内した。
震災前後の様子がわかり、津波の凄さを感じ被災された方々に思いを寄せられるのではないかと思い、二人を連れて来ました。

 <現在>
<震災前の風景>
*東京教会のDさんご兄弟を、高田市の被災地を案内しながら小友(おとも)のFさん宅を訪れておちゃっこした。
御二人が被災地を見てどのように感じたか、またFさんとおちゃっこしながら何を感じ思ったかは、私には分からないが今後の彼らの人生に役立つと思う。

<高田市の奇跡の一本松がある海岸線>


<気仙沼~志津川までの写真>



2、9月25日(水)の活動状況
*東京教会の信者Dさんの弟さんが早朝東京へ帰られるので、朝の御祈念後気仙沼駅まで送った。 
*早島教会のIさんと東京教会の信者Dさんのお兄さんを、三陸町と石巻市の大川小学校へ案内した。


二人とも大川小学校は初めてなので、ここだけは案内したかった。その後、松島に行き昼食をして松島市内を見学した。Dさんのお兄さんは松島海岸駅から東京へ帰るので、駅まで送り丁度良い列車が有りそれで東京へ帰られた。ご苦労様でした。
池田さんは長い事マッサージ で被災者の方達を治療されていますので、ご褒美と思い松島にお連れした。湾岸地域の島めぐりの観光連絡船に乗られ、楽しまれた。私は福浦島に渡り湾岸の島風景を楽しんだが、多くの島のお蔭でこの松島沿岸は床上浸水で済み、震災後3ヶ月で復興できた。
*松島を後にして、奥松島・東松島市・女川町を経由して気仙沼に帰る事にした。
奥松島・東松島市・女川町は松島と違い太平洋からまともに大津波を受け大きなダメージを受けてしまった。
東松山市には鳴瀬川・旧北上川という大きな川が石巻湾に流れ込んでいる。その為、津波は川をさかのぼり川の両サイドの街並みや田んぼを水没させた。
<東松島の津波のいまだ残る被害の爪痕>




 <東松島の津波で壊されて誰も住んでいない田んぼの中の家>



石巻湾沿岸を車で走りましたが、途中で大波が岸壁を超えて車に被さるほどのでしたが、幸い大波に呑まれる事はなかった。この沿岸には松島航空自衛隊、セイホク石巻グループ、西北プライウッド株式会社・日本製紙等があり、既に工場などは稼働していて雇用は生まれているように感じた。気仙沼には大企業が無く、雇用の場が少ない。
女川町で日が暮れて道に迷い、雄勝町に行けず引き返して三陸町自動車道に入り、午後8時30分に気仙沼に帰り着いた。

3、9月26日(木)の活動状況
*早島教会のIさんが8時41分の列車で帰られるので気仙沼駅まで送り、帰って来てからは10時30分までcadoccoの掃除をした。
 *11時から乙女の会が有り、仮設住宅から3名の方が出席されて、奥原先生ご夫婦と美紀子先生のお母さんと清水の合計7名で賑やかの過ごしました。
午後3時まで、昼食を頂きながら話が尽きることなくいろいろな話題が有りました。やはり、災害復興住宅の話になると、「何時になるのかね、東京オリンピックの工事が始まるとますます遅れるのでは?」と、心配が大きくなるようです。 




4、9月27日(金)の活動状況
*午前中はボランテイア受け入れの為に、金光会館の掃除と寝具の準備をした。
*夕食後、奥原教会長先生と幹雄先生からドリームキャンプの今後について説明を受けた。
東北教区が、「来年からはドリームキャンプは中止し、本来(金光教として)の東北教区のキャンプに戻す」と、方針が決定されて、それを受けてドリームキャンプをどうするかを、奥原教会長先生と幹雄先生が話し合い資料を作り、その内容を支援機構現地代表として説明を受けました。
お二人の熱い意気込みを感じました。
都連の体制・支援機構の体制が決まる前に気仙沼(被災地の現地として)の思いを伝えたいという、思いから発した打合せでした。
もともとドリームキャンプは、災害ボランテイア活動の一環として始められたのです。清水が、仮設住宅での子供達の様子、幼子を抱えた若い奥さん達の様子を見て、「これではストレス解消が出来ず、子供達も大人の顔色を伺いながら遊んでいる、こんな事で良いのか!!」と、云う思いから、「cadoccoで子供を預かり自由に遊ばせるかなあ」と、思いを走らせcadoccoの使用許可を得る事は出来た。
ただ、子供を預かるからには子供の面倒を見る人を雇う必要が有り、お金の試算をしたら到底われわれの組織では無理であった。フォーゲル倶楽部のFさんに思いを話したら、「清水さんフォーゲルにキャンプをするように仕向けたらどうか?」と、具体的な良案を提示してくれた。
これが、ドリームキャンプへのスタートでした。
最終的には、東北教区(みちのくボランテイア隊)のキャンプとドッキングさせて東北教区(みちのくボランテイア隊)の主催となった。
本部からの支援は、全国の信者さんから、「東日本大震災の被災者へ」と支援金を出して下さった中から、ドリームキャンプ(東北教区のキャンプ)への支援金を頂いていると思います。
何とか東北教区と協力しドリームキャンプを継続できないものでしょうか?
いろいろな思いが絡み合い、協力出来ない状況がありますが、何としても一本化して東北の子供達が育って行く活動にしてみませんか?被災地の復興は大人の色々な思いがぶつかり合い、復興は遅れています。
子供達がすくすく育って行く環境には程遠い。
どうかお願いです。子供達がすくすく育って行く事だけに集中して頂き、大人としての思いは控えて頂けませんか?
ドリームキャンプを継続させて下さい!!

5、9月28日(土)の活動状況
*朝、西八幡仮設住宅、五右衛門ヶ原テニスコート仮設住宅、そして東新城仮設住宅のFさんから、「最近のイベントの写真が欲しい」と、云われましたのでパソコンから印刷して渡した。
五右衛門ヶ原テニスコート仮設住宅に行った時、おちゃっこが始まりましたが、「清水さん21日にSさんが亡くなったのよ」と、聞きびっくりしました。
20日に池田マッサージを最初に受けた方で、最近は良く集会所に来られておちゃっこに参加されていた。顔見知りになっていただけに非常に残念であった。
このSさんは仮設住宅では一人暮らしで、子供達は居ますが全然Sさんの所に来たことは無い。奥さんとも離婚している。「大震災が家庭まで崩壊させたのかなあ」と、寂しくなりました。
*11時過ぎに日本橋教会のIさんが来るので、五右衛門ヶ原テニスコート仮設住宅を後にして、気仙沼駅まで迎えに行った。


*午後2時にバグパイプのKさんが来ると言う事で、Iさんと昼食を済ませ一休憩して気仙沼駅まで迎えに行った。
Kさんを教会において、Iさんと一緒に岩手県南三陸町越喜来(おきらい)泊(とまり)地区の信者Hさん宅へ座布団を持って行った。
*夕食はIさん・Kさん・清水の3人で南町のピンポンで楽しく頂いた。

6、9月29日(日)の活動状況
*”朝ごはんはさんまで”という魚市場でのイベントに行き、美味しい焼きさんまの朝ごはんを頂いた。当日券は700円、前売り券は500円でした。




*バグパイプのKさんは一景嶋神社の大祭で演奏を頼まれていたので、其方に行って貰った。
Iさんと清水は、気仙沼教会の信者Sさんの会社事務所の荷物の移動を手伝いに行きました。Sさんの事務所は幸町にあり3階建ての事務所は大津波の時、2階の中頃まで海水につかり、ボランテイアの皆さんで泥かき等お掃除をいたしました。
元の事務所は取り壊し、住居としていた3階建ての建物は水洗してリフォームし綺麗になっていました。
2年と半年掛かりましたが、Sさんやっとここに事務所を再開する事を決めました。
いろいろな思いが有ったのでしょうね!!
*バグパイプの演奏も、Sさんの事務所の荷物移動も昼までで終わり、昼食を済ませて次の目的地奥松島の月浜仮設住宅に向けて出発した。
*南三陸町を経由し大川小学校へIさん・Kさんを案内した後、女川→東松島→奥松島へと車を走らせた。奥松島に到着して月浜地区会長のお宅を訪問して、バグパイプのKさんを紹介し、バグパイプイベント開催の申し込みをいたし、了解を得る事が出来た。
11月5(火)、6(水)、7(木)日の何れかで行う事となった。





*奥松島月浜地区を後にしてIさん・Kさんを日本三景の一つ松島は初めてでしたので、ご苦労さん会を兼ねて福浦島に渡り島を一周して、松島湾の綺麗な風景を楽しんで頂いた。
その後、御二人を松島海岸駅まで送りました。お二人さんご苦労様でした。
清水は三陸自動車道を走り、何とか無事に気仙沼に帰り着きました。


7、9月30日(月)の活動状況
*朝から金光会館で掃除洗濯をし、合間に現地レポートの作成に取り掛かった。
*ボランテイアが帰られたので、布団干しを行ったり洗濯等をした。
その後ボランテイアハウスに有った汚れた靴・長靴を良いもだけ三足残し全て廃棄処分とした。
*現地レポート書き終えたと思ったらどうした弾みか、すべて消えて無くなった。
また、初めからと思うと、やる気が失せて気分転換を図るしかないと思い、寝る事にした。

∇現地レポート10月1日にやっと書き終えました。
9月は大変忙しい毎日でしたが何とか無事に終える事が出来ました。
10月1日(月):紫市場で地酒で乾杯イベントが有り、参加するように呼びかけが有りましたので、現地レポート書き終えたので、一杯飲みに行きました。
美味しく頂きましたよ!!
以上です。

2013/09/26

現地報告(2013年10月の予定)

活動日:2013.9.26
報告者:清水 幹生

2013年10月の活動予定
1、10月1日(火):気仙沼教会霊神祭
2、10月2日(水):お米とお水の配付
  →岩手県高田市長部(おさべ)仮設住宅
3、10月3日(木):cadoccoの掃除
4、10月4日(金):NPO/NGO連絡会議
5、10月5(土),6(日)、7(月)日:
  気仙沼教会が教祖130年祭に参拝の為、
  ボランティア活動は休みます。
6、10月10日(木):
  午前中はcadoccoの掃除
  午後1時30分:気仙沼教会月例祭
7、10月14日(月 祭日):
  餅つきイベント:
  岩手県高田市気仙町上長部(かみおさべ)10時から12:30まで
8、10月15(月)、16(水)、17(木)、18(金)
  ・西日本の青年教師6名ボランテイアに来られる。
  ・仮設住宅でのおちゃっこを考えている。
  ・出来れば一日は田老サポートセンターでのイベントを入れてみたい。
  ・17日の午前中はcadoccoの掃除。 
  ・18日(金)はNGO/NPOの連絡会議
9、10月20日(日):
  気仙沼教会の御大祭
  前日の19日(土)を含めてボランティア活動はお休みする。
10、10月21日(金):
  お米の配付:岩手県高田市要谷(ようがい)仮設住宅
11、10月24日(木):
  午前中:cadoccoの掃除
  午後:お水の配布:蔵内・小泉小学校仮設住宅
 12、10月25日(金):
  午後:NGO/NPO連絡会議
13、10月27日(日):餅つきイベント
  天ヶ沢仮設住宅:10時から12時30分まで
14、10月31日(木):
  午前中:cadocco掃除
  10時30分~午後3時:乙女の会

* 随時:個人的な繋がりのある方達の所へ一週間に一回おちゃっこに行く。
* 写真はある日の餅つきイベントの様子、いよいよ10月から毎月餅つきイベントが行わ
  れます。
  是非お手伝いに来て下さい。







 以上ですが、予定が変更になったり、新しくイベントが追加になる事もあります。