2012/02/29

現地報告(2/22)

活動日:2012.2.22
報告者:田中真人


午前中に、陸前高田に高知からの大学生7名と熱田のS君を連れていきました。後のミィーティングで「もう復興していると思ったが、傷が大きい、ここを離れても忘れないようにしたい」「軽い気持ちで来たが現実を見て変わりました。これは、日本全体が考えて行く必要がある問題だ」「残った一本松が心に残る、今までの自分の生き方を考えてしまう」などと話してくれました。

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午後は、柳沢仮設へ呼び鈴(芝教会信徒部より)を設置させてもらいました。活動者から「こんなに喜んでもらえると、こちらがありがとうと言いたくなる」「仮設の部屋の中に入る事ができて住民の話を聞くことができた。自分達はぱっときた存在だか、これまでにこのような人間関係を作ってくれた人達に感謝したい」と報告がありました。





購入した呼び鈴は、無線タイプで電波が15m届きます。チャンネルが3つしかないので、作戦会議をし、他の部屋に電波が届かないかを確認しながら設置させて頂きました。

年配の方や、耳のわるい方は、人が訪ねてきても気がつかず、支援からもれてしまったり人と話す機会を失ってしまいます。呼び鈴が入ったことによって、大きく状況は変わります。

*気をつけなくてはいけないのは、欲しくないお宅もあるので、確認してから入れる事が大切です。


以上

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活動日:2012.2.22
報告者:清水幹生

今日は美紀子先生と志津川町で、ふとんやさんを営んでおられた、信者さんでご婦人のSさんを訪ねた。ご主人は、未だに、ご遺体が発見されていない。
具合が悪いと聞いて、奥原先生は心配されていましたので、清水が美紀子先生をお連れして、Sさんの実家を訪問した。
お具合は心配するほどでなく、安心しました。御本人に直接会う事は、出来ませんでしたが、電話で確認したところ、事務所を借りてふとんやさんを再開されるようになった。
その借りた事務所の場所も探して、訪ねた。
主人の葬儀を3月24日にする事に決意された事も聞いた。

被災されて一年、ご主人を亡くされて、何もやる気がなかったのが、ようやく元気を出して、立ち上がられる。
良かったSさん。
まだまだ、このような方が居られると思います。

私はこのような方々を、これからも支援していきます。皆さん応援して下さい。