2013/07/25

現地報告(7/20-25)

活動日:2013.7.20-25
報告者:清水 幹生

1、7月20日(土)の活動状況
 *午前中、五右衛門ヶ原の仮設住宅三か所(300所帯)と、気仙沼中学校グランド仮設住宅に(80所帯)、気仙沼公園仮設住宅(120所帯)合計500所帯へ災害公営住宅の仮申し込みの催促のチラシを配布した。
これは、気仙沼連絡会で、「災害公営住宅への申し込み状態が悪いので催促するためにチラシを配付したいので協力ください」と、云う申し出がありお受けして、配布した。

*午後は五右衛門ヶ原テニスコート仮設住宅に呼ばれて訪ねてた。
空いていた仮設住宅の部屋に新しい人が来られて、色々と事情が分かり、私に話して下さった。その方は3歳の子供を抱えている方で、27、28歳ぐらいのMさんと云う方です。
震災でご主人が職を失い収入が無く、おまけに気仙沼では働く場所もない、そのような状態の中で夫婦間が上手く行かなくなり離婚された。これも震災の影響です。悲しい事ですがこれが現状です。
子供服を望まれていたので、私の孫たちの物が有るので、サイズをお聞きし私の子供に送って貰うように手配をした。

2、7月21日(日)の活動状況
*今日は、盛岡教会の報徳祭で昨日から教会長先生と幹雄先生は出向かれている。
*岩手県高田市気仙町の気仙町裏仮設住宅(9所帯)へお米の配付をした。
住民の一人であるSさんに招かれてお部屋を訪れた。Sさんは、ご長男を津波で流されて亡くしておられ、その悲しみを乗り越えて総元という詩吟界最高の資格取得に挑戦されて、今回合格されました。
「〇〇ちゃん今日も元気で過ごす事が出来るように見守ってね」と、部屋のご仏前に向かって祈っておられる姿を見て、胸が熱くなりました。
今、私が出来る事は、このような方達を励ます事なのです。

*午後から、昨日に引き続き五右衛門ヶ原テニスコート仮設住宅を訪れた。
あの3歳の子供を抱えて、この仮設住宅に入られたMさんに会うために訪れました。大変な時なのに笑顔が絶えず、本当に人当たりの良い方でした。事情を色々と話して下さり、何が必要かもお聞きしました。
仕事先は臨時雇いで気仙沼市災害公営住宅ですが、9月までしか勤められません。何とか仕事先を見つけてあげたい!!、3歳の子供を抱えての事、難しい条件でありますが、何とかならないか!!
実の両親も居られるが、やはり被災されていて働いておられる状態を聞きますと、「お孫さんを見てあげられるような生活基盤が無いのであろうなあ」と、推測される。
自分の末娘と同じような年頃のMさん、他人事とは思えない。
皆さんに支援のお願い事が出てきた時には、宜しくお願いいたします。

3、7月22日(月)の活動状況
*午前中腰の痛みがひどいので、チョット休憩させてもらった。
*午後は気仙沼教会の月例祭に参拝した。
*月例祭が終わった後、五右衛門ヶ原運動場仮設住宅に頼まれていた、音楽コンサートのチラシを配布した。 
*夜9時からドリームキャンプの最後の打合せをフォーゲル倶楽部のメンバーによるスカイプ会議を行った。この時点では参加者が110名で有ったが、後日増えて115名の参加となった。

4、7月23日(火)の活動状況
*午前中、ひかりプロジェクトより水2リットル入りのペットボトル360本が到着した。今日は運転手さんともう一人が運搬して下さり、助かりました。
*ドリームキャンプの準備等、8月のイベント等で各地の方と連絡し打ち合わせた。
*夕方、小泉小学校、外尾の両仮設住宅へお水を配付した。
ここで、やっかみ(妬み)を聞くことになったが、「どうしてこんなにやっかみ(妬み)が多いのであろうか?」と、思うと情けなくなり、「自分がしている事が本当にお役に立っているのか?」と、やや沈みがちな気分になった。
*小泉小学校、外尾の両仮設住宅を後にして、小泉中学校グランド仮設住宅に居られたKさんが新築されて引っ越された。引っ越し先を訪れて、しばらくおちゃっこした。
その時、語られた言葉には重みを感じた。
「清水さん、これでやっと落ち着きましたよ。色々と有難う御座いました」と、云われた。「でもね何とかこれまでの蓄えで家は建ったが、生活が大変なのよ。子供は臨時雇いで給料も安いので、私の年金が無かったら大変なの。子供がどうなるか?元気で私が長生きせねばね」と、語りながら目には涙が浮かんでいたように見えた。
*夜遅くなったが、教会までの帰り道の運転は気が重たかった。
教祖様はどのようなお心で人を導きお助けになったのであろうか?とても自分ではまねが出来ない。せめて被災者の方に心を寄せる事しか出来ない。情けないです!!
*そんな重い気持ちの時、本部の総務部長の福田先生から電話があり、「清水さん本部で決議されましたので支援金を支援機構の口座に振り込みます」と言う事であった。
やったあ!有難う御座います。
野球で言えば1対0で負けていて、9回裏ツーアウトランナー無しの状態でクリーンヒットを打った気分である。
福田先生有難う御座いました!!
関係者の方々、働きかけ有難う御座いました。
道が開けた!!

5、7月24日(水)の活動状況
*今日は乙女の会のおちゃっこである。三か所の仮設住宅から4名の乙女と気仙沼教会の教会長先生、美紀子先生、美紀子先生のお母さんと清水8名でのおちゃっことなりました。
仮設住宅では話せない事、昔話、これから先の気仙沼の町などについてお話が出来ました。少しづつ輪が広がって行く事が出来ますようにと、願っています。






*夕方からはキャンプに備えて、買い物をした後、休憩した。

6、7月25日(木)の活動状況
*午前中、cadoccoの掃除を幹雄先生と行った。
cadoccoの掃除の後、やりかけていた金光会館の掃除とボランテイアの受け入れ準備をした。
*現地レポートの作成に取り掛かった。 
  

以上です。