2013/05/09

現地報告(5/5-5/9)


活動日:2013.05.05-05.09 
報告者:清水 幹生


第2回ドリームキャンプご案内(7/26(金)-28(日))

5/5(祝) 
*朝10時 芝教会のYさん・成城教会のIさんと清水3人で南町紫市場のイベント用の会場作りのお手伝いをした。 
*南町紫市場の会場作りが終わった後、芝教会のYさん・成城教会のIさんは金光会館の掃除・布団干しをされた。 
*清水は1日~4日までの現地レポートの作成に取り掛かった。

*昼から岩手県高田市広田町大久保第2仮設住宅(旧広田水産高等学校仮設住宅)を訪れた。この仮設団地から支援のお礼状が届いていましたので、自治会会長にお礼にお米を手土産に訪れたのである。会長はお留守であったが奥様とお話が出来ました。帰りは黒崎仙峡も見て、温泉に浸かり教会に帰りました。
広田町第2仮設住宅自治会からのお礼状












*19時からは五右衛門ヶ原野球場仮設住宅で、Suzuyoと藤戸 孝一の、「音の宅急便Live」の音楽コンサートを行った。
野球場仮設住宅での支援活動は久しぶりで、いろいろと問題の多い所で、支援活動が途絶えていました。自治会会長の交代と役員交代で、やっと支援が復活する事になりました。

約1時間のLiveでしたが、Suzuyoの素晴らしい歌声と動作は魅力一杯でした。藤戸 孝一さんのベースギターも聞き手には素晴らしい音だったと思います。1時間はあっという間に終わりました。ボランテイアは芝教会のYさん・成城教会のIさん・美紀子先生・幹雄さんと私でした。住民の参加者は16名でした。













*夜、夕食後芝教会のYさんは夜10時24分の夜行バスで東京に帰られました。Yさんご苦労様でした。 

5/6(祝)

*朝10時から岩手県高田市気仙町上長部(かみおさべ)を訪れた。
前日と同じくSuzuyoと藤戸 孝一の、「音の宅急便Live」の音楽コンサートを行った。この日は天気が良かったので、集会所の前でコンサートを行いましたが、山深い中でのコンサートで16名の参加者でしたが、大自然の中でのSuzuyoの声、ハスキーな声とセクシーな体型での動作は魅力一杯。しかも被災者との対話が非常に上手い、被災者はうっとりしたようすでした。
最後は、ビンゴゲームとジャンケンゲームで締めくくり、全員で記念写真を撮った。ボランテイアは成城教会のIさんと清水でした。















*午後は成城教会のIさんと小泉町の外尾仮設住宅にお水を届けに行った。空き部屋に新しい人が入って居られ、しばらく談話した。
  
*外尾仮設住宅の元自治会の会長宅をお訊ねした。自治会会長は4月一杯で止められご自宅がリフォームが終わり自宅に帰られていたが、何かしら気に掛かっていたので、ご自宅に訪れる事にした。仮設住宅から近い所で、「こんな所まで津波は来ないだろう」と、思うほどチョット小高い所に自宅がある。しかしながら、この小高い自宅まで津波は押し寄せ、1階部分は水で一杯となり住める状況ではなかったようである。
そのOさんが語り始めました。「仮設住宅で私の隣の人が自殺したんよ、それが昨日でね、今は睡眠不足です」と話され、辛そうなお顔でした。
Oさんの事が気に掛かっていた事が、こんな形であったのは、私としてはショックであり辛い思いでした。「何の人助けにもなっていないではないかと!」
それでも、「何にも出来ないけれどもこれからも顔を覗けますからね」と言って、別れた。

5/7(火)

*清水は事務的な作業があるので、成城教会のIさんには軽トラをお貸しした。「岩井崎がどのような状態になっているのか様子を見て来たい」と、云っておられた。被災地を見て回るのも必要な事なのです。
*清水は、午前中現地会計報告と、もろもろな連絡事項があり、事務処理を行った。
*バグパイプの加藤さんから連絡があり、次のイベント開催について数回に渡りメール交換をした。

Suzuyoと藤戸 孝一の音楽コンサートでSuzuyoと一緒に来ていた友達の女性から次のようなメールが届いた。

「こんにちは!
昨日までsuzy smilesのお二人と共に、お世話になりました、Pです。今回は本当にお世話になりました。有難う御座いました。
また時間を作って、皆様に会いに行きたく思います。どうぞ、皆様にもよろしくお伝えくさいませ。
今回の貴重な時間で、何が出来るかを、改めて考えて行きたいと思います。今後とも、どうぞ宜しくお願い致します。
取り急ぎ、ご挨拶まで。
また、お会いできる日を楽しみにしています!」

有難う御座いました。
この方は赤坂でバーを経営されている方で、「今日のような太陽一杯の生活は殆どしたことがありませんでした。本当に今日はいい日を過ごせました」と語りましたが、なまはんかな人生を歩んではいない様子で、その彼女の翳りのある顔を見てそのように思わされました。この気仙町に来て何か感じるものがあった様子でした。

*午後からは越喜来の杉下仮設住宅を訪ねた。
6月29日予定の吉見音楽コンサートの打合せと、8月10日の岩本オンガクコンサートの開催時間の打合せに行った。
打合せ後談話したが、「今後どのような支援があったら良いですかね」と聞きましたが、答えは得られなかった。「パソコンを学ぶ会はどうですか?」と聞きましたら、「それは良いですね、何も知らない者ばかりですから有りがたいです」と、お答えを頂いた。

*成城教会のIさんは夜10時24分の夜行バスで帰られた。9日間滞在されましたが、来た日は寝不足の為もあったのではあるが、あまり元気がなかった。日が経つに従って持ち前の明るい大きな声が出始めて、サーフィンの話が出て来るようになりました。
何か人生の大事な変わり目にが来ているのであろうか、気仙沼に来て元気を貰って帰って行ったように思う。ありがたい事です。
Iさんご苦労様でした。元気でまたお会いしましょうバイバイ!!

5/8(水)
*ボランテイアの方々が全員帰られたのと、いい天気で太陽が一杯で、布団干しに最高の日です。18,19日に来るボランテイアに備えて多くの布団干しを行った。フトンカバー・シーツも多く洗濯をして綺麗になりました。
各部屋も掃除機をかけて、廊下などの板間は掃除機をかけた後、雑巾掛けをして汚れを取った。
*夕方からはボランテイアハウス周りの草刈りを行った。
 今日1日中、掃除と洗濯と草刈りで終わった。久しぶりに疲れを感じて、プラザホテルの風呂に入り、サウナにも入りゆっくりとした時間を過ごし、部屋に帰ったらすぐ眠りについた。

5/9(木)

*午前中はcadoccoの掃除、昨日から掃除の連続でした。
一人なので昼まで掛かり、作業が終わったら教会に帰らず、フリーダムに行き昼食をした。
ここにはいろいろな地元の人が寄って来る。ついつい顔見知りとなりいろいろな話が聞ける。「千葉さん昨日の町作りの話はどうだった」と、気仙沼の町作りの話が出て来た。「このままでは5年や10年ではなく、町作りが終わるのは20年先だよ」と、希望無き話だった。
事実、なかなか町作りは前に進まない。イベントはあちこちで行われるが、町作りが前に進まないと住民は安心できない。いろいろな人間の欲もあり、強い指導力が必要なようである。
私もこの町を2年間見て来たが、復興テンポが遅い。すでに2年が過ぎ、これから堤防・道路・かさ上げなどが進み、町作りに入るまでにはもう数年かかるでしょう。
職場も少ないこの気仙沼、新しい街が出来る頃には人口は5万人を切るのではないでしょうか?
何とか早く新しい町づくりが始まれば良いのに!

*昼からは現地会計に記入ミスがあり、支援機構の会計をしておられる先生から指摘されてパソコンを見直したらダブっている箇所があった。早速訂正した。
会計だけはミスは許されない。支援機構の会計担当の先生が居られるのは、私の様な者には有りがたいです。T先生本当にご迷惑をお掛けしました。
有難う御座いました。

*夕方からは現地レポートの作成に取り掛かった。

*後は、6月度の予定を再度チエックし、イベントの準備に入らなければいけない。
6月は上旬以外は結構イベントが入っている。
ようやく目鼻が付き、私は、5月28日から6月6日まで宇部に帰る事に決めました。
この間は出来るだけボランテイアは、遠慮して頂きたくと有りがたいです。
応援して下さる音楽演奏のプロの方達にも話し、この間のイベントは入れていません。ただし、私が留守の間は、気仙沼教会の幹雄さんが現地代表の代行をして下さいます。

*現地レポートを作成が終わる頃、バグパイプの加藤さんから連絡があり6月11(火),12(水)日に気仙沼が初めての歌手とギター演奏者が来ると連絡がありました。

以上です。