2014/02/25

現地報告(2/18-24)

活動日:2014.2.18-24
報告者:清水幹生

 

 
1、2月18日(水)の活動状況

 
*15日(土)の餅つきイベントで、雪の中での作業が響いたのか、やや体調が悪い。それでもずいぶん長い間、顔を見せていない岩手県高田市小友の散髪屋さんを営んでいる Fさん宅を手土産のお米を持って訪問した。これまでも何度も訪問しているが、散髪は気仙沼の南町紫市場のOさんが営み散髪屋さんにしか行っていない。Fさんのお店で、あまりお客が来ている所を見ていないので、「一度は散髪をして頂こう」と思っていました。フォーゲル倶楽部の総会も近づいて来たので、「今日はFさんに散髪して頂こう」と思い訪問した。2時間もかけての散髪でしたが、私は疲れていたのか居眠りをしていた。Fさんは散髪をしながら近況を 話されていた。
散髪終了後、昼食にうどんを頂きながら2時間も話し込んだ。その話の中でFさんは「清水さん、今年に入って数人自殺者があったのよ。その中の一人は私の良く知っている人でね、大震災の当日、ご主人と大津波から逃げている途中で、ご主人が大津波にさらわれて亡くなってしまったのよ。そして、今年で3年になるけれども、一年一年気がおかしくなり、 とうとう今年の1月末に海に入って亡くなったのよ」と、話して下さった。
教祖は、人の助かりを願い祈りながら、ご自身の人生体験を通して「人の真の助かり」を追い求められたが、このような自殺者の話を聞くと十分な働きが出来ていない自分を責めてしまい、「なんとかならないのか」と、気が滅入って来る。Fさんが「清水さん、私は大丈夫よ。主人の面倒を見なくてはならなし、こうしておしゃべりしている事で楽しくなるから大丈夫です」と、本当に明るく話して下さるのが救いとなっている。

*午後、Fさん宅から帰りパソコンを開いてみると、フォーゲル倶楽部の仲間である山梨県の河口湖湖畔で事業を営んでいるOさんご夫婦の家が大雪で大変な事になっている事を知った。「 フォーゲル倶楽部の総会を開く場合ではないが、雪かきのお手伝いに行くほうが良いのでは?」と提案したら、Oさんからメールが入り、「大丈夫だよ、何とか道路は通行できるようにはなったので総会は大丈夫参加できるから」という事でフォーゲル倶楽部の総会は開催できる事になった。ここ数年、自然災害が多い。人間が生きて行くためには致し方のない天地の道理なのであろうか?!

 

 
2、2月19日(水)の活動状況

 
* 午前中、岩手県大船渡市三陸町越喜来(おきらい)泊(とまり)で嘉宝荘(かほうそう)という民宿を営んでおられる気仙沼教会の信者Kさんのご主人の大工作業場を訪問した。ご主人は元々大工さんで、民宿(嘉宝荘)もご自分で建てられた。要件は餅つきイベントで使う杵(きね)の先端が傷んでいたので補修をお願いして、OKを頂いたので杵(きね)を作業場まで持って来て補修して頂いた。補修後、しばらく談話したが、現在は本宅建築の準備を進められていて、すでに木材などの刻みは全て終えられていた。ただ、個人大工で工務店を登録されていないので手続きに時間が掛かっているようである。
しかし、全ての財産を大津波で失われて、ご夫婦で先ずは民宿そして本宅の建築するまでの元気といろいろな問題を乗り越えて、この3年間を過ごされて来た。私とのお付き合いも3年となり、この間見守り続けて来たが良く頑張られて来られたと思います。

*夜の9時から11時過ぎまでフォーゲル倶楽部のスカイプ会議が行われて、総会での議題などの打合せが行なわれた。


 

3、2月20日(木)の活動状況
 

*午前中、cadoccoの清掃作業を行なった。

*昼からは、乙女の会が27日(木)に行なわれるので、各メンバーに連絡した。

*岩手県宮古市田老町の田老サポートセンターに連絡し、2月9日に行なう予定であったバグパイプ演奏とおちゃっこイベントを大雪で中止とした件で、先ずはお詫びして、次回開催の日取りについて話し合った。
「 雪の降らない時期で金光さんの方で決めて下さい 」という事でしたので3月の後半か4月の初旬に行なうようにしたいと思っている。


 

4、2月21日(金)の活動状況

 
*朝食後、体の調子がおかしいのに気付いたが、フォーゲル倶楽部の総会を欠席するわけには行かないので、準備を整えて11時の列車で一路東京へと向かった。フォーゲル倶楽部の代表であるFさん宅へ直行したが、いまいち体調は悪い。 Fさんに成田線の滑河駅で拾って頂き、Fさん宅についてややホットした。 Fさんとはフォーゲルで知り合い長いお付き合いとなっているが、この3年間は気仙沼でのボランティア活動でご支援頂き私の強力な心強い支援部隊の一人である。早めに寝床に入り睡眠をとる事にした。


 

5、2月22日(土)の活動状況

 
*朝、7時30分にFさん宅をFさんの車で出発して、東京へ向かいOさんをピックアップして会場である浜名湖へと向かった。東名高速に入るまでかなり混んでいたので、開催時間である13時30分まで到着するかどうか心配であった。事実、現地到着は13時過ぎであった。

*13時30分に18名全員が会議室に集まり、総会が開催された。フォーゲル総会なので議題内容は述べないが、「東日本大震災の3年祭ツアー」「ドリームキャンプ」について打ち合わされた。ドリームキャンプにつては支援機構の新しい体制が決まっていないので、「支援機構からの支援及びフォーゲル倶楽部からのお 願いについては、支援機構の体制が決まってから打ち合 わせて行こう」という事になった。

*夕食は懇談を含めての宴会となり午後9時まで過ごした。宴会後はある部屋に集まり、久しぶりに色々な話し合いが出来た。11過ぎまで飲みながらの会合は、やはり仲間意識を高めて良いものですね!!睡眠時から咳は一段と激しくなり同部屋のSさんOさんに迷惑をお掛けしてしまいました。


 

6、2月23日(日)の活動状況
 

*翌朝、お風呂に入ったが咳で喉を潰してしまいかすれ声しか出ない。

*朝食後、前日に引き続き、プログラム通り12時までに総会を無事終えて、昼食を終えてそれぞれ帰宅した。 
*清水とOさんは東京までFさんの車で送って頂きました。清水は神田駅の近くに宿を取っていましたので、そのホテルに行き夕食を済ませて、早く寝る事にしました。突然、登録ナシの電話が有り出てみましたら、以前数回、高知からボランティア活動に来た学生のIさんからでした。「 今は気仙沼の大島に居ますが、明日は気仙沼教会に宿泊したい」という事でした。教会に電話して「ボランティア活動では有りませんがIさんが宿泊を希望していますので、先生の方でお計らい宜しくお願いいたします」と、伝言しておきました。気仙沼教会のお計らいがあり宿泊したようで、私にIさんからお礼の電話が有りました。


 

7、2月24日(月)の活動状況
 

* 朝起きてみたら、やはり声はつぶれたままで、かすれ声しか出ない。やや熱も有るのに食欲は旺盛で朝食もしっかり頂いた。

*支援機構の田中元雄先生にフォーゲルの総会の事等報告するつもりであったが、声も出ないままではかえってご苦労を与えてしまうと思い、訪問は取りやめることにした。

*ホテルのチェックアウト時間ぎりぎりまで休養させて頂き、東京駅まで行き気仙沼へ帰り着いた。幹雄先生のお出迎えが有り、本当に助かりました。声が潰れていてお礼の言葉も満足に出来ずに失礼いたしました。