2011/06/13

現地報告

下記の内容は、2011.06.13の現地報告です。

報告日:2011.06.13
報告者:辻井篤生
場 所:気仙沼市

皆様には、それぞれの御用、誠にありがたいことに存じます。皆様方の御祈念、お祈り添えを賜り、東京学生寮寮生7名は今朝3時に無事に帰寮しました。ありがとうございました。
昨日は、夜のミーティング中、停電になり、皆様地震直後のことを思い出しておりました。
さて、今日はSさんと地元の方は、Hさん方の室内高圧洗浄を1日かけて行いました。私と気仙沼教会長ご長男、出崎教会安部君、Tさんのご友人4名は、Hさん方の二軒隣りのAさん方の片付けを手伝いました。Aさんの母屋は残念ながら流されてしまいましたが、はなれが一階の炊事場、お風呂、二階は物置になっており、そこの食器、家財道具、衣類等をご主人と一緒に運び出しました。
午前中は、1階の食器を運び出し、床に溜まったへドロを掬い土嚢袋に詰め、一輪車で運びました。Tさんのご友人は、へドロのついた食器を洗いました。
午後からは、嶋田先生も加わり、二階の物を運び出しましたが、海水にやられているので、非常に重たく、苦労しました。母屋のあった敷地一面に並ぶほどの物が出てきました。
そして最後4つの衣装ケースを出そうとすると動きません。中に海水が溜まっており、開けた瞬間、もう腐ったような硫黄の臭いが強烈で、部屋の中にいることができず、みんな外に避難しました。
これをそのまま出すのは無理と判断し、ご主人と相談して海水を下に流しました。一階に流れ落ちましたが、その臭いが四方にひろがり、ご主人もこんな強烈なのははじめてと仰ってました。
この臭いを伝えられないのが残念ですが、写真の撮影と金光教関係の出版物への掲載の許可は頂いています。
休憩時間に、Aさんから色々とお話を聞き、非常に充実したボランティア活動になりました。ありがとうございました。