2013/06/07

現地報告(6/7)

*皆さん御無沙汰しています。
6月6日の午前2時30分に宇部を出て、6日の夜遅く気仙沼に帰って来ました。

このたび宇部に帰りまして、まず感じたことは以前のような、「なんて平和なのであろうか、被災地の緊迫感と全然違う、皆さんは被災地の事を何も感じていないのでは?」と思った。
今回、宇部に入ると、「なんてこんなに懐かしいのであろうか?」と、懐かしい山や川、田んぼを見ながら思い、自分が癒されているのを感じた。
さらに家族に会い孫たちと会い、「ホット」している自分に気付いた。
被災者の方達の顔が浮かび、「あの人達にはホットするところが無いのだ。心が癒される所もなく、帰る家もない」と、思い、「これからの活動は、何とかして心が癒されるような事に力を入れて行かなければ、ホットする場を作るとか、ホットして頂ける自分にならなければ!!」と、思わされた。
一方、自分を支援してくれている人達が食事に誘ってくれて、「清水さん、もう皆、被災地の事に心を向ける人は居なくなって来たよ。寂しいがこれが人間社会なのかね!」と、語る人もいた。

一番仲の良い4人組の先輩達が、「おい、温泉に行って食事でもするか?」と、宇部を出発する前日に誘ってくれた。
その中の一人が、喉頭癌が発見されて体全体に癌が回っているのではないかと心配しいる。「もう俺の命も短いからなあ!」と、私に語り掛けて来る。既に数年前から糖尿病に掛かり、毎日食前にインシュリン注射をしている。私は、「弱気はダメですよ、いつもの元気はどこに行ったのですか?命のある限り前を向いて生きて行く事が大事ですよ」と、話したものの心の中は辛い。「また、友人を失うのかと!!」、別れる時、「これが最後になるのかなあ」と、ふと思い見えなくなるまで手を振って見送った。
いろいろと悩み苦しんでいたので、宇部に帰り心を癒す積りであった。確かに癒されたのではあるが、友人を失う辛さも受けた。
宇部東教会の朝の御祈念時が、自分にとっては心を静かにして自分の思いを神様に語り掛ける時が一番落ち着ける。「ああ、やはり俺には此処しか無いなあ!」と感じ、お届けすると和正先生は多くは語られませんが、自分が神様に心を向けている間、ずっと祈って居られた。「さあ此れから新しく始まるのだから!」と、話された言葉が胸に突き刺さっている。

6/7(金)
*朝8時過ぎに、幹雄さんと奥様と子供さんと美紀子先生は御本部に向かわれた。幹雄さんの教師辞令を受けられるのに、家族で向かわれたのです。教会長先生と清水が留守番です。
*現地会計を集約してT先生に送った。
*イベントのチラシを作成して岩手県大船渡市三陸町越喜来甫嶺(おきらい ほれい)仮設住宅に行き、各世帯へ配布した。
*ドリームキャンプの申込書とチラシを、幹雄さんが被災地用に手直ししてくれていたので見直している。

明日から本格的に活動して行きます。宜しくご支援ください。

以上です。