2012/01/26

現地報告(1/25)

活動日:2012.1.25
報告者:清水幹生

25日の早朝は、大雪で、教会へ通じる坂道は大変で、車が坂道を登る事が出来ません。
奥原先生と田中真人さん・清水の三人で、道路及び通学路の雪かきをしました。
やはり、東北の寒さの厳しさを感じました。

何時もの一景閣へのお参りで、ご霊前のお水の取り替えには、9時に出かけた。手足の指先は、感覚が無くなるほど、冷たくなる。
震災時の3月11日も雪が降っていた。被災者70名の方々は、暖房の無い中、よく辛抱されて生き残られた。

午後からは、陸前高田に布団を取りに行った。
紫会館の人の紹介で、10セットの布団を得る事が出来た。
提供先の家主のO氏は、大津波でご主人以外の家族全員を亡くされた。しかもご主人は、植物人間になってしまった。

凄いのは、そのような状況の中で、「私は生かされて生きていると、感じていますので、生き残られた私が、亡くなられた方々を供養するのは、当然の事です」と、語られ、私と手を取り合って泣きました。

信者さん以外の方から、「生かされて生きている」と、聞かされ事に驚かされた。
O氏の屋敷は、高田の海岸から7Kmも離れているのに、津波は押し寄せ、全てを流してしまった。O氏の屋敷の後ろは、10mぐらいの崖になっていて、この崖下に10数体のご遺体が発見され、O氏はそのご遺体の方々を弔ってておられる。
「これからも時々お会いしましょう」と言って、電話番号を交換して別れた。

頂いた布団は、小泉中学校仮設住宅・大谷中学校仮設住宅へ持って行った。
美紀子先生が主任相談師として、生活相談師の方々とお知り合いの関係で、「布団を提供して欲しい」という要望で、今回の支援活動に繋がった。
神様のお計らいを、感じて有り難く思っています。