2012/01/26

現地報告(1/26)

活動日:2012.1.26
報告者:田中真人



市民会館からテーブル24台と椅子を72脚をお借りしました。1月29日に五右衛門ヶ原・運動場で新年会があり、手伝って欲しいと、自治会長のN氏から依頼されたのです。現在、気仙沼教会には、私と清水氏の2人なので、他の団体に声をかけ、ルーテル教会、気仙沼復興協会から手伝いに来て頂き、7名で搬出。 復興協会さんは、時間の都合上、車に積む作業だけ手伝って頂き、運動場で入れる作業は、住民の方達と共に、行いました。 皆さんの、生き生きとした顔が印象的でした。





 先日は、テニスコートで新年会がありましたが、運動場でも自治会主催の新年会。ありがたいことです。

新年会の翌30日は、市民会館が休館日なので、31日の9時に運動場からテーブルと椅子を引き取り、市民会館に返却する形となります。(私は、今夜の夜行で気仙沼を離れ北九州へ向かいますので、この時期に気仙沼にいらっしゃる方達にお願いする事になります。どうぞ、よろしくお願い致します。現在、社協の生活指導相談員さんにお手伝いのお願いをし返答待ちです。必要な場合は、また他の団体に声かけさせてもらおうと思っています。(他団体と繋がって行く事も大切な事です)

それから、田中公園仮設へ足を運び、昨日届いたみかん(芝の藤原氏の弟さんからの提供)15箱のうち4箱をお持ちして仮設のキーパーソンO氏と共にお配りしてきました。仮設には、美紀子先生と、清水氏と一緒に伺いました。O氏は、元々南町に住んでいた方ですので、美紀子先生の事も知っています。



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15時から「気仙沼教会」で「自殺予防総合対策センター」のK氏と、S氏による勉強会が開催されました。参加者は、気仙沼復興協会のT氏と、SVAのS氏、M氏、NICCOのY氏、清水幹生氏、美紀子先生、そしてセンターの方達が連れてきた、福岡の日本赤十字のM氏(お母さんが、金光教の信奉者)と遠野で活動しているNPOふるさとの会と私を合わせた12名。



話し合われたのは;

・自殺予防の目標(その人が地域で、自尊心をもって生きていくことへの支援を行う)
・自殺念慮をもつ(孤立無縁感、非合理的判断、多重な問題)=最も支援の難しい人、あるいは難しいケースに関わる方法、システム、ハードなどの問題。
・自殺リスクへの対応(関係をつくる、アセスメントする、安全を確保する)
  ☆支援者へのトレーニング(研修、支援者支援の仕組みづくり)
・生きる為の支援(自殺手段の管理、危険因子の除去・管理、保護因子の強化)
  ☆関連する支援者、専門家、機関のネットワークの育成と維持

*(被災地の)自殺予防で重視される二つの領域
1,医療・保険領域での支援
 自殺ハイリスク者への対応/ポストベンションの理解
 自殺の背景にあるメンタルヘルスの問題
 ☆関係者の役割整理と必要な研修

2,生活支援・関係づくり
 仮設住宅での互助づくり
 就労支援、地域での仕事情報、雇用づくり(特に成人男性)
 ☆就労支援の為のネットワーク形成
 ☆互助育成の為のミィーティング


・いかに地元住民の力を引き出すか
・いずれは、気仙沼で自立していけることが目標
 (NGOがいるうちは良いが、、、、、その先、いなくなった時に倒れてしまっては、、、、地元で回るように考えていかないと。
・たくさんある情報をまとめる事ができるか、そのまとめる先は保健所となるべき
・震災前からサロン活動をしていた地区は、震災後もいち早くサロン活動や、自立的な行動を行ってきた。
・自治会長で、仮設住宅の見回りを行っている人もいる。住民の苦悩を受け止めきれずに苦しんでいるとき、保健所へ相談可能な事を知っているだろうか? (答、知らないだろう/ 知らせる必要があるかもしれない)
・自殺予防総合対策センター長は、気仙沼の保健所と、市役所からアドバイザーとして情報の一本化などについて依頼されることになった。明日は、市役所と、保健所の会合を開く。

次回は、2月下旬で予定されています。

今回の勉強会は、何かが動き出しそうな感じを受けました。

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しばし気仙沼を離れますが、清水幹生氏、現在の予定でボランティアに来られる日本橋の井上氏(28~29日)、宮田次長、本所のM氏(28日~31日)、そして大崎のN氏(31日~10日間の予定)その他の後方支援してくださる方たち、

どうぞよろしくお願い致します。


以上