報告者:田中真人
できますゼッケン
社会福祉協議会に顔を出しました。できますゼッケンをお届けするためです。気仙沼教会の真子さんがデザインしたスペシャルバージョンで震災後、社協に提供し使って頂いておりました。社協から追加で欲しいのだと相談されていました。前回同様に、真子さんの友人が4,000部を印刷し提供してくださいました。
社協に入ると、まず座ってと促され、生活相談員のS氏と30分ほど、お話させて頂きました。S氏は私が担当していた北地区のチーフを引き継いで活動している地元の方です。仮設でのイベントを開催していたりしたが、人出が足りず今月はまったくできないというお話でした。仮設住宅の支援は、困難を極めそろそろ失業保険が切れ、自殺のリスクが増える事が考えられ対策を講じなくてはと頭を抱え落ち込んでいます。今月は、仮設住宅のお宅訪問を徹底的に行うのだといいますが、毎日の活動に追われどこへ向かっているのか、頭が混乱するほどだと言います。話ができて少し気持ちが軽くなったと言ってくださり、帰る時は、他の職員とともに席を立ち、見送られました。あまりの手厚い対応に驚きました。 私達でお役に立てる事は精一杯させて頂きたいと思います。
*現在は、私と、清水氏で長期ボランティア活動をさせてもらっていますが、他に長期滞在者がいて下さると、助かります。「人を助けるのが、人間である。人を助けて我が身が助かる。」休学制度を使って、海外へいく大学生も多いと思いますが、海外へ行くのでは無く、被災地で長期的にボランティア活動をするのは、その人にとって大切な時間となるでしょう。また定年退職された方等、人の役に立つことによって、自分が助かっていく、そんな道がここにはあります。
皆さまからの応募を心よりお待ち致しています。
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清水氏からの報告です↓
宇部東の清水幹生です。
新年明けましておめでとうございます。
昨年は、大変お世話になりました。今年も宜しくお願いいたします。
1、1月10日の活動は、午前中、東京教会のDさんを送り出してそのまま、階上(はしかみ)地区へ布団を届けに行った。
この階上には、紫会館に避難されていた方の親戚のお宅を、片付けに行った事のある場所で、海岸の近い場所は、全滅で全ての家は流されていた。
布団は紫会館の坂本さんお世話で、陸前高田まで行き頂いてきた。届け先は、美紀子先生のお友達からの情報で、「家を流されて布団を欲しがっているが、何とかならないか」という事で、お世話させて頂きました。
美紀子先生と清水で搬送しました。まだまだ、私達が知らない、人の助けが必要な個所は沢山あると思われる。ボランティア活動は、まだまだ必要です。
皆さん、ぜひ現地に来てください。
2、被災地では、なかなか雇用先がなく、もうじき1年になり、失業保険も打ち切られ、収入源が無くなってしまう。お米等、食料品・日用品等の支援が必要になって来ると、思われる。その様な事情もあり、お米を一所帯あたり3Kg支給というつもりで、20袋準備した。
3、午後は、気仙沼教会の月例祭に参拝後、17日に予定されている起喜来(おきらい)での餅つきについて、気仙沼教会の信者さん4人と打ち合わせした。起喜来の信者さん達と、ご近所の方達の融和が目的で、餅つきはあくまで起爆剤です。
餅つきの量は、5升と決まった。きなこ餅・あんこ餅・雑煮が予定されています。地元の信者さん達が動き始め、人が人を助ける働きが進んで来る勢いが、出て来たように思います。有り難い事です。
以上