2012/01/26

現地報告(1/23)

活動日:2012.1.23
報告者:田中真人



昨日、芝のS氏と田中公園の大工さんから受け取ったベンチを2台、五右衛門ヶ原・テニスコート住宅にお届けしました。それから、田中公園に戻り残りの2台を受け取りに行きました。

大工さんにお礼金を渡そうとするも、「いやいや」といった様子。「受け取って頂きたいのです、お願いします」と深く頭を下げてから差し出すと「うぅ~ん」と間を置いてから「じゃ、ありがたく」と受け取って下さいました。 

そしてダメもとで一緒にベンチを五右衛門ヶ原のテニスコートに渡しにいきませんか?と声をかけるも、いいよ、と部屋の中に戻っていきました。

仮設の裏に回ってベンチを引き取って試しに座ってみると、大工さんが現れ、「あんたが乗ったぐらいじゃ壊れないよ」と、冗談めかします。

先日のレポートで大工さんの事をW氏と書きましたが正しくは、O氏です。私の記憶違いです。ここにお詫び訂正させて頂きます。

自分「何人でお住まいですか?」
O氏「1人だよ」
自分「では、先日のお米も自分で炊かれるのですね」と少し間の抜けた質問をしてしまいました。
O氏「1人だから、しょうがいないだろう。おまえ、くるかっ?ハハハっ」っと女性であるS氏に冗談めかします。

そして、すぐ隣にあった木の上を指差し、「波は、この木の高さぐらいのが来たんだ。化けもんが来たんだと思って諦めるしかないな・・・・」

しばらく言葉を飲んでから、、、 「2人流されたけど、3日前に1人見つかったんだ。DNA鑑定でね、難しいよ、あれ」 

しばらく話を聞いてから、話題を変え質問してみます「先日、KRAのお茶会がありましたが、行ってみましたか?」

O氏「お茶会なんか、いかねぇよ、俺なんか行ったらみんな逃げちゃうよ。年寄りばっかだしな」


1人、見つかった事によってか、本職の大工仕事をして心に少しでも働きかけるものがあったのか、お陰を頂きました。言葉が、先日お会いした時よりもスムーズに出てきます。時折目も合わせてくれました。

O氏は少しの間、震災時の話をされ、「じゃ、気をつけて」と言葉をくれました。

お礼を受け取って欲しい、そして少しでも元気になっていて欲しい、前を向いていて欲しいと心から願い、お取り次ぎを頂いていた私は、お礼の気持ちでいっぱいです。しかし、O氏はもう1人見つかるまでは先の事は考えら得ないと言います。これからも、O氏の事を祈らせて頂きたい、そう強く感じたのでした。

昨日も書きましたが、今後、定期的に足を運び関わらせて頂きたいと思います。


*ありがたい気持ちを胸にテニスコート住宅にベンチを運びました。
これでついにテニスコート住宅にベンチが4台入りました。

 写真は、テニスコート自治会長と。


今度、カビ防止用の塗料を塗らせて頂きたいと思います。


以上

----------------------------------------------------
活動日:2012.1.23
報告者:清水幹生



今日の朝は、田中元雄先生と共に一景閣に行き、最階上の部屋から、亡くなられ方々の助かりを祈り、御祈念を上げた。

その後、掃除をする為に再度訪れた。
また、元雄先生とは、3月以後のボランティア活動にたいして、私の思いを話した。

夕方からは、いつもの通り、紫会館の千葉さんと夕食の食材の買い出しに行った。
その時、「千葉さん、音楽とか、色々なイベントは、確かに一時的にせよ、被災者の方々の心を癒やす事になりますよね」とおたずねしたら、「確かにその通りです。出来るだけ定期的に行って頂ければ、だんだん心が和んで来ます」と、話して下さった。
色々と聞き難い事も、最近は聞く事もありますが、快く話して下さるようになりました。


以上