報告者:田中真人
五右衛門ヶ原・運動場と、反松公園住宅で音楽ライブが開催されました。
来てくださったのは、気仙沼は3度目の藤戸さん達をはじめとする下記の方々です。仮設住宅等の生活支援として継続的支援をしてくださいます。
「音楽ライブ」
ライブは、Abe-Kobaを中心に結成されたジプシー・ジャズ・ユニットのジャンゴリズムからと歌手の「みけ」さんを合わせた5名で構成され、カメラ担当の女性一名の合計6名で来て下さいました。
・ジャンゴリズム
・mique(みけ)
■五右衛門ヶ原の運動場 / 14時~15時
今日も、寒さがこたえます。寒さを通りこえて痛い。仮設住宅では、部屋に閉じこもってしまう事が問題とされていますが、この寒さではなおさらです。そんな中、音楽ライブを聞きに50名ほどの方達が集まってくれました。
「ジャンゴリズム」 美しくも軽快な音が心に響きます
みけさん登場
■反松公園住宅 / 18時~19時
年配の男性が一番乗りで会場に現れました。ほわっとした空気の持ち主で優しげです。しばらく話をしていると、内ポケットから小さなアルバムを取り出し見せてくれます。和服を着て傘をさしている綺麗な女性を見せてくれました、娘さんだと言うのです。「ええ!娘さんですか!と清水氏と一緒に声を上げてしまいました。それぐらい綺麗でした。男性は話を続けます。「幸町でやられてしまってね」さらさらっと話を続けます。 私達は、声を出すことができませんでした。ただ首をゆっくりと縦にふりながら話を聞きます。話を聞いていると、妊娠して4ヶ月検診に行った帰りに津波の被害にあい、戻らぬ人となってしまったのだという事が分かりました。他の写真も亡くなった身内の写真。。。 目を濡らしてしまった私に優しそうに、話を続ける男性。 話を聞いて欲しい、写真を見せたい、大切な家族が生きていた事を感じて欲しい、分かち合いたい。そんな気持ちを伝えたいのだと感じました。ただそこにいて、話をじっと聞き気持ちや時間を共有する。そんな事も大切なのだと思います。
ライブには35名ほどの方達が集まりました。初めてくる音楽のインベントを大いに楽しんでいるようでした。小学生からボーカルのみけさんに花束贈呈!
Abe-Kobaのオリジナルで「美の巨人たち」のエンディングテーマ曲として使われた情熱は、心を躍動させ、住民の方達からの拍手喝采がすごかった。
小学生からボーカルのみけさんに花束贈呈!
次回は3月に来てくださる予定です。
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本日、紫会館にきていた37名の学生ボランティアは、町の掃除をしたりと大活躍。仮設住宅の訪問に行ったチームもありました。週に一回ではありますが、今後も継続して学生ボランティアの受け入れを継続するという紫会館の方達。市の避難所指定は外されても、ボランティアを受け入れ、復興へ導く拠点としてありつづけるのだと言います。ボランティアが減り続けている今日ですが、ここのパワー、凄いです。
(本日、紫会館で開催予定だった「どんと祭」は強風の為中止になりました)