2012/01/09

現地報告(1/8)

活動日:2012.1.8
報告者:田中真人


本日は、「みんなの誕生会」というイベントが五右衛門ヶ原の運動場集会場で開催されました。昨年、運動場集会場で「みんなの歌」という集まりをしてくださった方達が中心になって開催されました。

私たち、(奥原教会長の奥様先生、東京教会のD氏と私)は、昨日活躍してくれた青年2名と、このイベントにスープの提供及び参加といった形で足を運ばせて頂きました。

小学生も火の番のお手伝い


団体のリーダーの方は、誕生会というのは、いま、私達がここに生かされていると言うことを祝おうといった意味が込められているといいます。ですから、今日は、ここにいる全員の誕生を祝いましょうと。歌の歌詞や読み聞かせで、内容的に少しディープ過ぎないか心配する面もありましたが、最後には輪を作り全員で「今日の日はさようなら」を合唱。




ボランティアは一人一品、食事を持ってくるようになっており、歌の後に食事を頂きました。炊き出しで提供させてもらったスープは大好評。住民の方達と談笑していると、突然、携帯電話に保存してある写真を私に見せたいと言うのです。「ん?今日の写真?」と副会長さん。写真は、被災した自分の家の写真でした。「3階まで波が来たんですよ!」と近くの高台から撮影したすさまじい津波の写真でした。そして次に、「これが波が過ぎ去ったあと」と見せてくれました。普通の会話をしていたのに、突然、写真を見せたいと言う女性。「分かってほしい、感じてほしい」という思いをはっきりと感じました。炊き出しや、歌のボランティアでも、こういった所でみなさんと接点をもち、思いを分かち合う事ができるのです。

このような方達が大勢いる、この被災地。この地へ来て少しでもこの方達の思いを感じてくださる人達が増える事を祈っています。どうか、無関心でいないでほしい、忘れないでいてほしい、この痛みを感じてほしい。人は、喜びを分かち合うと倍になり、悲しみを分かち合うと半分になるといいます。

怖がらなくていい、来るだけでもいい。ここでは人の絆、人間の素晴らしさを感じる体験をする事になります。どうぞ、ふるって支援機構のボランティアに参加してください。

(ボランティアニュース8号を読みました。金光大阪が仮設住宅で吹奏楽の演奏とお茶会をしたあのイベント、来る前は怖がっていた彼ら。その時の事を書いているのです。「行ってよかった」という感動の思いがつづられていました。近いうちに、Webで見れるようになるので、アップされましたら紹介させて頂きたいと思います)


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紫会館のS氏のネットワークで布団が頂ける事になり、お昼過ぎに清水氏、D氏と奥様先生で、陸前高田に取りにいきました。布団が無くて困っている地域を見つけたのです。
途中、被災した市役所を訪れ、その被害を目の当たりにしたD氏は、被災した人達へ思いと祈りが強くなっていくと語っておられました。


以上