2011/08/28

現地報告

下記の内容は、2011.08.24の現地報告です。

報告日:2011.08.28
報告者:田中真人

本日は、五右衛門ヶ原で物資の配布に行ってきました。
参加は、支援機構ボランティア14名です。

午前中は、五右衛門ヶ原 テニスコート仮設住宅(25世帯)で、
午 後は、五右衛門ヶ原 運動場仮設住宅(170世帯)での配布です。

軽トラック市形式での配布で、前回と同様にテーブルを2台持って行きました。そして前回の仮設での報告に書かせて頂いたパイプハンガーを送付してくださった方がおられましたので早速使わせて頂きました。より楽しく、お買い物を楽しむような感覚で必要な洋服を選んで頂けたと思います。ありがとうございました。




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「仮設住宅の支援」

避難所を出ると、今までに受けていた物資の配布や、食事の提供も無くなります。仮設に入ったときから、自分で生きて行かなくてはならなくなるのです。いずれは自立して歩いていかなくてはならないにしても、光熱費も支払わなくてはいけなくなります。若くて、仕事がある方達に比べ仕事がなかったり年配の方達にとって辛い環境となります。

仮設住宅には、いろいろな地区からの人達が集まり生活をされている所で誰も知り合いがおらず、誰とも話す事なく一日を終える、そんな方達が大勢います。阪神大震災の時のように孤独死の問題にどう働きかけていくか考え、行動する必要があります。


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「物資の配布の狙いと理由は大きく分けて、下記の理由があると思っています」

1.住民の方が足りない物資を手に入れる事ができる
津波で流されてしまって何ももっていない人達がたくさんいるのです。

2.外に出る
・物資の配布により、何もする事なく家に閉じこもっていた方達が部屋から出て外の空気を吸う。
・人が集まる事によって他の住民と接点ができ、知り合いが出来る。それにより問題点を話し合うようになったり、愚痴を言ったりし、自分達で何とかしようエネルギーが生まれてくる。(集会場を使ってのイベントと同じですがその中から自治会発足を促す)孤独死の防止に繋げる。
・我々ボランティアとの関わり合いから、誰にも言えなかった事を表に出す機会ができる。(津波での体験等を話される方もいらっしゃいます。辛いことを少しでも吸い取らせて頂くことができると信じたい。)

3.物資を提供する人達
・被災地におらずとも何かをしたいという人達が大勢います。遠くにいてもそれをさせてもらえる事が喜びへと繋がっていくでしょう。
・忘れてはならない
物資の配布で一歩目を踏み出し被災地と関わり合うことによって2歩目が出てくる事もある。次第に忘れ去れていくかもしれないと言われる東北。しかし、少しでも多くの方に関わってもらう事によって、被災地と心が繋がり続けていくのではないでしょうか。

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自治会発足に繋がるかもしれないような出来事もありました。
こちらは、また後日報告させて頂きます。