下記の内容は、2011.08.06の現地報告です。
報告日:2011.08.07
報告者:田中真人
8月6日(土) 天候:晴/暑 (日差し強)さらに日に焼ける
昨日は、学生寮のKさん、亀有教会のS師はボランティアセンターから民家での清掃活動。
6月末にこちらで活動経験のあるS師は、「あの時と比べ活動内容が、泥カキの肉体作業から、生活支援や、ヘルパー的な要素のある物に変わってきているのを感じます」と言っておられました。
私と、学生寮のHさん・Hさん・鶴見教会のNさんの計4名は、午前中に唐桑地区の仮設住宅を2箇所と、公民館体育館を周り、午後は、気仙沼の仮設でごく少量ですが、物資の配布をさせ頂きました。学生寮のお二人は、今朝出発の支援機構便にて東京へ発たれました。お二人は、次のように言っていました。「学生会に出席される為に帰らなくてはいけないが、学生会が無ければ、もっとこちらにいたかった」。お二人には、ここでの経験を多くの方達と共有してくださる事を願います。
夜、偶然に、被災されたあるBarのご主人と会いました。以前は、紫会館に避難されていたのですが、今は、被災したBarの2階と、3階に戻られました。道路の前は、潮が満ちてくると冠水し、今の状態ではオープンする事ができません。こちらのBarはこれまでに支援機構のボランティアが何度も活動させて頂いている場所です。お店の音楽機材は、全て水でやられてしまいました。途方にくれているご主人。宇部東のSさんは、ご主人の気分が上がったり、下がったりするのを感じ長い事心配されていました。ご主人は、「やっと電気が通った、アンプ、ウーハーその他の機材を購入したので、今夜辺り、こいやっ」っと言われるので、大崎教会からドライバーで来ていた二人と一緒に行くことにしまいた。ドライバーのS氏は、ゴールデンウィークに1週間ボランティアに来ており、このBarで活動したのです。N氏は、これで3度目のボランティア(ドライバー2回、前回滞在2週間)。ご主人のご自慢されていた通り、そこから流れてくる音は、胸を弾ませ、心を躍動させる、もの凄いものでした。目をつむっていて涙が流れてくる。ずぅ〜〜っとこのサウンドを聞いていたくなる、そんな空間になっていました。今朝、ご主人とお会いしたら、アンプは、調子が少し悪いようで、たまに音のパワーが小さくなってしまうので、「修理しないと・・・」と少し下を向いておられました。(ご主人のお店は、仮設店舗に入る予定になっているのですが、Barでは無く、カフェとして入る事になるようで、音の関係もありアンプシステムを使う事ができないのです。ですから、彼は、なんとかこの場所でお店を開けるようにしたい!と胸の内をあけて下さいました。) ご主人の立ちゆきを心から祈らせて頂きたい、そんな夜でした。