下記の内容は、2011.08.18の現地報告です。
報告日:2011.08.18
報告者:田中真人
天 候:雲のち雨 少し肌寒い
本日は、ボランティアセンターと一景閣、の2グループに別れて活動させて頂きました。
ボランティアセンターへは、私の友人のM氏、中野のS氏、所沢のH氏、熱田のS氏の計4名が行きました。民家に派遣され床板剥がしをし、中に溜まった泥カキをしたとの事ですが、泥は堅くなっていたようでありました。行かれた方達は、休憩の時に民家の方達といろいろと話ができ、その交流を大変喜んでいました。
一景閣グループは、辻井先生、宇部東のSさん、学生寮のKさん、銀座のZ氏、鶴見のN氏と私の6名で活動。洗浄機を使い、床の洗浄や、3階、4階のお部屋の清掃。
宇部東のS氏がホテルの会長と話された内容ですと、電気が入るのは、1ヶ月後である為、信徒部が来る今月末の宿泊は難しいかもしれない(後日、交渉する)、ホテルは食事のサービスを行わないビジネスホテルになるかもしれないそうです。
私は、一景閣で洗浄機を使った活動を昼までさせて頂き、お昼のおにぎりを頂いてから唐桑公民館・体育館に行きました。昨日、一景閣で見つかった遺灰と写真をお持ちしました。この体育館では、個人宅やその他さまざまな場所で見つかった写真や、遺灰を洗浄、保管している所なのです。当支援機構としても、何度も活動させて頂いている場所です。
かつて体育館には、床に写真や見つかった物達が、ずらぁ〜〜〜〜っとならんでいましたが、現在は、写真をおくスペースに工夫を凝らしてあり、見つかった地域ごとに保管スペースをわけていたり、ラックに貼り付けてあったりと、とても見やすくなっています。
それから、変わったことは、以前は、なくした物を探しにきた方は、勝手に探していたのですが、今は、ボランティアスタッフが付き、会話をしながら一緒に探しています。
これは、先日、集会場に伺ったときの話ですが、ご紹介させて頂きます。
無くした物を探しにくるには、集約されるこの場所に来なくてはならず、遠方で足を運べない方も大勢します。
今、新しい流れがあります。かつては、支所が担当した活動でしたが、今は、唐桑で活躍しているKRA(気仙沼復興協会)が中心となって活動しています。洗浄した写真をスキャニング、遺灰などを撮影してコンピューターの中に保管するのです。そしてネットワークを繋いで配信し、それを探す事ができるようになります。コンピューターを避難所や、仮設住宅に提供し、そこで探す事ができる。それも、勝手にコンピューターを使って検索してもらうのでは無く、一緒に検索する要員を置きたいと担当者の方は、話されていました。一緒に、探していく内にコミュニケーションも生まれてくるという、心の支援を考えておられる事に感動致しました。この新しい活動によってより多くの方達が無くしたものを見つける事ができるようになるかもしれない。
しかし、見つからない事の方が多いかもしれない、でも、きっとその活動を通して何かを見つけていかれる人達も多いことでしょう
私達は、気がついてきたように思います。どんな活動もそれは心の支援に繋がっていくのだと。そうなのではないかと。作業的に物を渡したり、行動したりするのでは、なく、その先には、常に人がいる。胸を痛め苦しんでおられる方達が大勢いる。私達は、何ができるだろうか。お互いに、常に考え続けて行く必要があるのではないでしょうか。
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それから唐桑小学校仮設の自治会長さんにお会いし、冬の暖房についてお話を伺ってきました。他の自治会長さんや、住民の方にお話を伺ってから情報を共有できたらと思います。
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最後に、明日のかき氷企画で使う、シロップや、スプーンストロー、カップなどを購入しました。明日は、支援機構としては初の仮設集会場を使っての活動「氷企画」、どんな一日になるでしょうか。どうか住民の方達と心を通い合わせる事ができますように。