下記の内容は、2011.08.06の現地報告です。
報告日:2011.08.07
報告者:田中真人
天候/晴れ 暑い(太陽の日差しが強い)
S氏(宇部東)は奥原教会長を大船渡と釜石の中間にある千才の信者さん宅にお連れし、集まられた信者さんと御祈念をされました。
私は、学生寮のHさん・Hさん・Kさん、Nさん、S師(亀有教会)の6名で、午前中と、午後で一箇所づつ仮設住宅を訪ね、物資の配布をしてきました。物資は、軽トラックの荷台に新聞紙を広げ、その上に物資を広げたトラック市形式で行いました。
軽トラックとステップワゴンに乗せていった山のようにあった物資は、小さいお子様用の下着などがごく少量残っただけでした。午前中に行った仮設住宅は、気仙沼教会へ避難されていたSさんが引っ越された仮設です。住民の方同士は、挨拶もせず通り過ぎて行く人や、挨拶程度しかしないような状態であるとお話を伺ったりしました。そんな方達がトラック市の前で足を止める事によって、偶然とお知り合いの方を発見され「あれっ、ここにいたの!」などといった展開もありました。
そして、我々ボランティアにも話しかけてきて被災された時の話や、現状を話して下さる方もいました。一緒に行った学生寮の方達とS師も、感じる事が強烈にあったようでした。後に、「お役に立たせて頂く活動の中、今までで一番心が躍動した」、「今までに聞いた事無い話を聞かせて頂いた」、「欲しい物の話になったときに、ダイレクトに“話し相手”」と言われた。その他、たくさんの事を感じ、思いを共有させて頂きました。共通して言えたのは、物資をお渡しすると言うことも大切ですが、その活動を通して、住民の方々同士のコミュニケーションが生まれたり、間接的な働き、そういった事が大切なんだと気づかせて頂いたことのように思います。
私は、活動後に、気仙沼のNPO法人オレンジネットワークでの会合に出席させて頂きました。SVAを始め、社協やその他、大勢のNPO/NGO・ボランティア代表者が出席されていました。今後、孤独死の問題や多くの事が表にでてくる事が懸念されています。8日にあらためて、町づくり推進化主催で会合があります。組織としてどのような事に心を配らなくてはいけないかなど、具体的に話し合われる事になっています。