2011/08/28

現地報告

下記の内容は、2011.08.21の現地報告です。

報告日:2011.08.28
報告者:田中真人
天 候:曇りのち雨

本日は、「気仙沼はまらいんや祭り」の運営をお手伝いするボランティア活動に参加させて頂きました。会場は、お教会の坂の上にある気仙沼小学校です。支援機構からは16名でお手伝いで参加させて頂きました。 

※昨日(20日)は、17時から気仙沼小学校で25張りのテント設営のお手伝いをしました。広い小学校の校庭の中央に舞台が設置されており、それをぐるっと囲むように4面にテントを設置し巨大なイベントスペースが出来上がりました。人数は40名程いたと思うのですが、2時間以上かかりました。

21日のお祭り当日朝7時前から、お教会の奥様先生と、早島のI氏、銀座のZさん(最初の200個迄)、東京のHさん(400個迄は参加)、東セ・西山先生(前半と後半の計400個に参加)は、合計600個のおにぎり作りのお手伝い。
私は、学生寮のK氏、そして南町青年会のSさんと、Oさんのお二人と一緒に岡本製氷に行き、高さ1mの氷柱を20本トラックに積み、そして小学校のテントの前に下ろして行きました。(暑さ対策と雰囲気作り)はさみと呼ばれる氷を挟む工具を貸してもらいましたが、なんせ重量がありますから、苦労しました。一個目の氷を下ろしたときは、みんなで「おぉ〜〜〜!っという歓声と拍手がおこりました。

このお祭りの主催は、気仙沼南町柏崎商店、弁天連、気楽会、仲町商店街、活性集団「絆」、頑張れ宮城実行隊/Good Medicine Japan(GMJ)です。

祭りの目的は
1,気仙沼の子供たち、被災者を元気にする
2,気仙沼商店街、地場産業の復興を支援する。
3,東京からの若者を被災地へ連れていき、今後の支援活動への意気高揚につなげる

会場にはコロッケの移動販売車や、もつ煮、おにぎり、巻き寿司、フランクフルト、流しそうめんその他、大勢の屋台が出ました。南町から出店されたお店については、無料でお配りするのですが、出た分の料金をカウントして、その金額をGMJから、その店舗に提供する形式が取られていました。
GMJの呼びかけで、東京からのボランティアは125名。(貸し切りのバスで朝6時に気仙沼へ到着し、夕方4時には東京へ出発)彼らは、このお祭りの企画運営に大きく関わっているグループです。

当日は、インカムを使って、会場のコントロールをしていました。そして、遊び場の提供をし、水風船、ヨーヨー、凧作成、絵画、射的、写真(プロのカメラマンが撮影し、その場でお渡し)コーナーが設置されました。
子供達の笑顔がまぶしかった。しかし、それと同じぐらい大人達の笑顔がありました。私達、金光教ボランティアは、南町のテントに入り、紫会館のCさんから配られたはっぴを着せて頂きました。

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お祭りのイベント詳細
1,はまらいんや踊り
(毎年、気仙沼みなと祭りでは定番の踊り。例年は、各団体、企業チームが事前から練習して参加。今回は、祭りのメインとクライマックスで。)
2,弁天連神輿
(気仙沼小学校から出発して、商店街、被災地を練り歩き、再び小学校に戻る)
3,八幡太鼓
(神輿の前に、演奏を開始。その後も、小学校校庭で演奏を継続)
4,その他、(歌手による歌や、ギター演奏など、、、、、)
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設営準備と撤収では大いに力を発揮させて頂いたと思うのですが、お祭りの最中は、割と自由に動く事ができて、南町のみなさんと一緒に行動させて頂きました。はまらいんや踊りを校庭に円を作ってみなさんと踊った事、そして紫会館避難所のリーダーCさんの勧めでかつがせて頂いた神輿の重さ、迫力も忘れる事ができない記憶となるでしょう。

お祭りもクライマックス近くなってきた時に再びはまらいんや踊り、涼しい気候でしたが、しっかりと汗をかきながら踊っていました、すると避難所リーダーのCさんが自分達を手招きして呼んでいます。紫会館の方達と、われわれ金光教で一緒に記念撮影を撮ろうと言うのです。プロのカメラマンに撮影して頂きました。出来上がりを見るのが楽しみです。

紫会館を始め、南町の方達と、どんどん距離が近くなっていく。それをはっきりと感じました。避難所、仮設住宅に住まわれている方、在宅で生活されている方達の間で溝があると言われますが、本日はその方達が時を共有できた一日となったように思います。今後も、こういった出会いを大切にしていきたいと思います。

※自治会長のSさんから伺った話です。「金光さんは、ボランティアをよくやってるなぁって思ってたけど、まさかここまでとは思わなかった。」会長さんは、笑顔でしたが少し興奮したような話しぶりで何度か繰り返しお話されていました。