活動日:2011.10.08
報告者:田中真人
天 候:晴れて暖かい
2~3日前は朝と晩は、凍えるような寒さでしたが、少し元に戻って暖かく感じます。
本日は、先週土曜に引き続き、復興商店街の正面にある側溝に詰まったドロを出す活動。支援機構から15名、紫会館に日帰りできた学生ボランティア12名、そしてボランティアセンターから10名の合計40名程で力を合わせての活動となりました。朝は8時半に、ボランティアセンターへ行き、頼んでおいたスコップや、一輪車などの必要な道具を借りました。そして9時前にスタート。
まずは、側溝の蓋を外す作業から始まり、開いた所から、ドロ出しにはいります。側溝の中からドロに埋もれたコップ、割れたガラスや歯ブラシなどのさまざまな物が出てきます。
みんなで協力し合い作業に当たります。何かしたい、させて頂きたいというその思いが反響していたように思います。
「側溝掃除は、まるで自分の心の掃除をしているような、、、、そんな気がするといった話も耳にしました。」 綺麗にしているのではない、させてもらっている、それをこんなにダイレクトに感じとれる。凄いと思います。
「復興商店街がオープンした時は、さぞ感動するだろうなぁ〜」と私達。壁はまだありますが、遠くにあった何かが、少しずつ、近くへやってきているのを感じます。
詰まっていた側溝は、見事に綺麗になりました。活動写真をアップしていますが、Before/Afterで撮影すれば良かったと、少し反省。でも当日の様子がしっかりと伝わる写真になっているような気がしています。
南町側溝のドロ出し No.1 |
|
|
■大崎のN氏「今回で7回目のボランティア、今回は、ボランティア経験者が多かったので、非常に活動しやすい面があった。震災は、起こって欲しくないが、いつか起こったときに、ここでの経験を生かさなくてはいけない時が来るのではないだろうか。しっかりと活動していきたい。」
■大崎のW氏「金光教・学生・ボラセンのボランティアが気がついたら、協力しあい、ごちゃ混ぜになって活動していた。気持ちが1つになっていた」。
■芝のW氏「新潟出身で中越地震を経験しています。その時に、何をどうしてよいかわらずアクションを起こすことができなかった。今回の震災でその時の記憶が思い出される。I氏の誘いで何か出来るかもしれないと、ボランティアに来ました。これからも何かしていきたい」
胸の奥底に溜まっていて、はき出させる事が出来なかった物が沸いてきたのだと思います。涙を流しながら報告されました。
※今回の震災でも同じような気持ちの方もいることでしょう。地元の方と一緒に活動していけるよう今度も声を掛け続けてみたいと思います。
■芝のI氏「被災者の痛みを感じること、そこに心を向ける事でもっと、お役に立てるようになる。お役に立てる事が自分の喜びとなる。その事をもっと多くの人と分かち合いたい」。
■大崎のN氏「6度目のボランティアになります。ここに来たことによって自分の世界が広がった。今回、会社を辞めてきたが、ここに来ていなかったら、このような決断をしたか分からない。ここでの人々との出会いや、活動での出来事は、自分に変化をもたらしてくれた。ここは、人の役に立てるだけでなく、自身が人間として成長できる所」
■他に
「側溝掃除の時に、通りかがりの人達が話しかけてくる、感謝の言葉もたくさん頂いた」
「今まで行動に移せなかったが、一歩を踏み出す機会をもらった。これからも行動していきたい」
以上