2011/10/31

現地報告


活動日:2011.10.28
報告者:田中真人

本日は、明日(29日)、明後日(30日)と11月5日に行われる五右衛門ヶ原の仮設で行われるイベントのチラシ配布にいきました。五右衛門ヶ原の3箇所全てに配布(テニスコート・運動場・野球場)。 配布をしながら住民の方達と交流出来る事がありがたく思います。

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10月29日:金光大阪による吹奏楽コンサートとお茶会
10月30日:合唱団と声楽家による音楽会&お茶会
11月05日:映画上映会、屋台&フリーマーケット
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配布の前にテニスコートの談話室で、会長さんのO氏と書記のS氏と話をさせて頂きました。数ヶ月前にこの仮設にきた学生寮のK氏は、彼らに会い、前に進もうとしている彼らの雰囲気に素直に「喜びを感じる」とコメント。

午後は、NPO・NGO・ボランティア連絡会に出席させて頂きました。
金光大阪による吹奏楽演奏&お茶会のチラシ(芝教会のM・I氏作)

現地報告


活動日:2011.10.27
報告者:田中真人
天 候:晴れ

唐桑の公民館体育館で写真救済プロジェクトに6名が活動。
参加者は以下の様に報告されました。

■宇部東の清水氏
活動の経験者が多くなってきて、活動の安定感を感じるようになってきた。

■大崎の南保氏
前回来たときに提供したシスコのネットワーク・ストレージ・システムの運用チェックをしてから、スキャン等の活動に参加。 

■スペインからボランティアに参加のH氏
「すごい丁寧な作業で感動した。少しでも多くの人に写真を見つけて帰って欲しい」

■ニューヨークから参加のT氏
7割の写真は、唐桑では無く、東京や大阪、ここから離れた場所で洗浄されたもの達。多くの人が関わっている事に驚きと感動を覚える。なにか、温かい感じがした。

■藤沢のH氏
年配の夫婦が息子さんの写真を見つけて持って帰っていかれた。すごい喜びようで、こちらが嬉しくなった。

奥原先生と私は、釜石の天神町仮設で一人暮らししている年配の女性を訪ね、お米と、ご本部からのお見舞い金を渡しました。仮設で一人ぐらいしていると聞き、心配な事もありますが、気仙沼の仮設と違い、断熱材がしっかりと入っており、入り口が二重サッシになっている事に感心し、少しホッとしました。
ご本部からのお見舞い金を信者さんにお持ちした奥原先生
仮設住宅の風景
その後、大船渡市三陸町にある信者さんのお宅を訪ねて、今度、信奉者及び、そのお知り合い向けに物資の配布をしようという話になりました。ここは震災があってからしばらく近所の方達にお風呂の提供をしたお宅です。
以上

現地報告


活動日:2011.10.22~24
報告者:田中真人(テルミーの先生方より)

10月22日〜24日までの3日間でイトオテルミー(温熱刺激療法)のボランティアをしてくださった先生方の報告をご紹介させて頂きます。
テルミーの先生である池袋教会のT氏と受付を担当された中野教会の方達
池袋のT氏と仮設の子供達
みなさん、とても気持ちよさそう
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◆10月22日(土) 夕方到着し、夕食後に紫会館でこれからお世話になる方々にテルミーさせていただきました。
気仙沼教会の方、今日東京から私達を乗せて車を運転して来て下さった方、ボランティアに来た方、ボランティアの方々を支えて下さっている方々にもテルミーさせていただきました。 
△22日 テルミー体験者 9人

◆10月23日(日) 五右衛門ヶ原仮設住宅の運動場とテニスコートでテルミーさせていただきました。
テルミー療術師は東京6名、松本1名、一ノ関から応援5名の12名。
受付に中野教会の方6名が手伝ってくださり、テルミーの説明やチラシを配って勧誘してくださり、大変助かりました。
運動場の集会所では開始の9時半前から体験希望の方がいらしていて、順番に全身テルミーを体験していただきました。
洋服を脱いで施術させていただくので、お天気がよく気温26度のあたたかい日でよかったです。
テルミーは初めて体験する方がほとんどで、施術前はこれから何をされるのか不安な様子でしたが、終わった後は皆さん表情が和らいで「全身が温かく、軽くなり、気持ちよかった。楽になった。」という感想をいただきました。
・88歳のおばあちゃまからこんな言葉を頂きました。
「神様に会えました」
私の方こそ、沢山の宝物を頂きました。本当にありがとうございました。
日曜日で集会所に遊びに来ていた小学生、幼稚園の男の子たち、おばあちゃんと一緒に来た4歳の双子の女の子、小学2年生のお姉ちゃんと従姉たちもテルミーに興味深々で、部分的に手、足、頭など体験してもらいました。 △子供9人
△23日テルミー体験者 運動場 42人  テニスコート 5人 気仙沼教会 3人 合計50人

◆10月24日(月) 紫会館(療術師3名)と五右衛門ヶ原仮設住宅の野球場(6名)とテニスコート(2名)の3か所でテルミーさせていただきました。
○紫会館では教会でお世話になった方々や近所の方が来てくださいました。
・イトオテルミーに関して言えば、おおよそ喜んで頂けたと思います。
何回か足を運んで下さった方もいらっしゃり、身体と一緒に心も緩んだと言って下さった方もいらっしゃったのは大きな喜びでした。
また呼んで頂けるよう、私たちも切磋琢磨して行きたいと思います。
○野球場の集会所では昨日初めてテルミーを体験し、「大変気持ちがよくてよかったので」と2回目来てくださった方もいました。
・テルミーをすると、ポカポカ体が温かくなり、身体がゆるむと心もゆるみ、心を開いてお話してくれます。
心と体が軽くなり、楽になっていたたければ、うれしいです。
夜眠れない方がぐっすり眠れますようにと念じながら、テルミーさせていただきました。
○テニスコートの二日間
・人数は多くなかったのですがその中に9月に施術させていただいた方が3名いらしたことはとても嬉しく、仲良しに再会したように感じました。その一人が前回の施術で自分の体の冷え・感覚の普通でないことに気付き病院に行ったところポリープが発見され手術してよくなったことを話してくださいました。
体の隅々まで触るテルミー(冷温器)の素晴らしさを再確認しました。
比較的時間の余裕がありましたので、いろいろな身の上話や思いの交換ができてよかったです。
美味しいガンズケもいただきました。

△24日東京に帰る日で午前9時半から午後2時までさせていただきました。
テルミー体験者 紫会館 13人 野球場 17人  テニスコート 3人 合計33人
今回の気仙沼では、3日間で総勢 92人(延人員)の方にテルミー体験していただきました。
・仮設住宅の鍵が市役所の社会福祉課から住宅課に移っていて、鍵の受け取りで少し慌ててしまいましたが、無事今回も気仙沼でのテルミーボランティアを終えることができ、ホッとしています。
これも皆様の協力あってのこと、本当に感謝しております。
・洋服を脱ぎ、直接肌に施術させていただくテルミー、突然伺っても、誰も躊躇して施術させていただくことはできなかったと思います。
でも、テルミーのことをポスターで伝えて下さった方、私たちのために、仮設住宅の集会所や市役所方面の手続きをすべて行ってくださった方、朝食や夕食だけでなく、お昼のおにぎりや、お疲れ様会まで準備してくださった皆さん、本当に、すべての皆さんのお力を頂いて、私達はここでテルミーをさせていただけるんだと心から感謝しました。
・ 私たちのテルミーボランティアは 私たちだけでは 成り立たないことが よくわかりました。宿泊、食事、集会所への送迎、みな教会の方々の好意でしていただきました。ありがたいことでした。自分の甘さを恥じます。
被災者に直接お会いしてよかった。気の毒な方々というステレオタイプのイメージには、とんでもない差別視があるのではないかと気づいたこと。
仮設住宅を実際に見れたこと。確かに一時の住まいだから仕方ないとは思うが、冷たく侘びしく悲しい家ですね。いろいろ考えさせられました。
人は人を助ける、あいよかけよ 、思い出しています。
一期一会、多くの出会いを感謝しています。
・気仙沼の被災状態は凄まじく私達の仕事もちっぽけなものだとは思いますが、自分の中では素晴らしい達成感です。
本当に有り難うございました。
以上

2011/10/30

現地報告


活動日:2011.10.22~26
報告者:田中真人

10月22日(土)
活動:写真救済プロジェクトのお手伝い。
場所:唐桑公民館体育館
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10月23日(日)
活動:テルミー(温熱療法)
場所:五右衛門ヶ原 テニスコート(仮設)住宅
〃    運動場仮設

※長期スタッフ・宇部東のS氏が気仙沼に戻ってこられました。
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10月24日(月)
活動:テルミー(温熱療法)
場所:五右衛門ヶ原 テニスコート(仮設)住宅
〃    野球場仮設

※仮設住宅は自治会が出来ると、仮設が取れ、住宅と呼ばれるようになります。
例 テニスコート仮設住宅 → テニスコート住宅
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10月25日(火)
活動:食器の洗浄、部屋の掃除(ハエ)、空気の入れ換え。
場所:ホテル一景閣
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10月26日(水)
活動:写真救済プロジェクトのお手伝い
場所:唐桑公民館体育館

※私、大崎の田中が気仙沼に戻ってきました。
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以上

2011/10/28

現地報告


活動日:2011.10.19, 23
報告者:田中真人

私、田中真人は、10月18日に気仙沼を離れ、昨日26日に戻ってきました。
19日に高知大学教育学部でボランティアに関するプレゼンテーションの為、足を運びました。以前、支援機構で来ていたボランティアの推薦があり、教育学部長様よりご依頼を頂きました。高知では、南海地震が来ると言われており、その時の事を考え、今、東北で起こっている事を、他人事ですますのでは無く、自分達の事として考え行動し経験とさせてもらわないと「申し訳ない」。そして、四国に何かあった時にはすぐに行動を起こせるようにボランティアセンターを高知大学に作りたいという思いもありボランティアセンターで内部スタッフとして活動していた自分に声がかかったのです。お話に共感してくれた人達から、ぜひ気仙沼に行きたいという声も上がり、単発かもしれませんが、今後、協力して活動することも出てくると思います。

23日に大崎教会の御大祭で「気仙沼に学ぶ」というタイトルのお話をさせて頂きました。後に「ボランティアに来たい」という人がたくさんいる事が分かりました。「何かをしたい」しかし、「具体的に何をしてよいか分からない」という人達がたくさんいると聞きます。具体的に何が出来るかを直接話して、共有する事も大切なのだと改め感じました。

2011/10/22

現地報告


活動日:2011.10.17
報告者:田中真人

午前中に、テニスコート仮設住宅に入れる暖房機具の残り2世帯分を買いに行くも在庫が無く、取り寄せになりました。20日か21日頃に仮設住宅に直接届けるよう手配。
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浦和教会の松本先生の奥様から連絡が入り、浦和教会のチャリティーバザー(10/22)で、気仙沼の物を販売したいとの事でした。「はまらいん」という地元雑誌の特別版で3種類(300円が2種類と、1,000円が一種類)震災前と、震災後の気仙沼を感じ取ることができます。この雑誌と、酒(気仙沼教会の娘、真子さんがデザインしたラベルが貼られたお酒が2種類と「なんとかなる」のラベルが貼られたお酒3種類)を浦和教会に発送するよう手配しました。

私が知るところでは、大崎教会で9月17日、芝教会で9月23日に東日本復興支援チャリティーバザーが開催され、気仙沼の物産展が開かれました。教会の輪を越えて、他教会からも人が集まってくださいました。

「浦和教会にて、バザーが開催されます」
☆10月22日(土)午前10時〜14時
http://shutoken.konko.jp/kyokai/urawa.htm

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私は、高知大学教育学部主催の報告会で、ボランティアに関するプレゼンテーションをして欲しいと依頼があり、明日(18日)高知へ向かいます。パワーポイントを使ってのプレゼンですが、まだ完成しておらず午後は、こちらの作業を中心的に行う事となりました。
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夜、日本橋教会の畑先生から連絡が入り、新米を30kg×5箱送ってくださる事となりました。一ヶ月ほど前にも畑先生が手配して下さった事があり、その時も、同数の5箱を送付して下さいました。(2箱を石巻へ、3箱を気仙沼へ)
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宇部東のK氏と、気仙沼教会信者さんのS氏が教会の裏を草刈り器と釜で刈りました。二人とも凄いパワーです。
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熱田教会のKさんの報告です。↓

午前中は唐桑体育館で写真洗浄のお手伝いに武蔵小杉のS氏、熱田のS氏と自分の3名で行かせて頂きました。

お昼には教会へ戻り、午後1時過ぎからサウナに使う薪を小野寺さん、社長、上3名で取りに行きました。場所は古町の方にある山の頂上なんですが、名前が思い出せません。軽トラで積んで2往復しました。太くて大きな杉?の木を息を合わせて積みました。午後3時30分から商工会議所で復興会議を見させていただきました。午後5時30分に武蔵小杉のS氏を駅へ送りました。
以上

現地報告


活動日:2011.10.16
報告者:田中真人

本日は、生神金光大神大祭が仕えられました。大勢の方が参拝されました。ボランティアからは、大崎の田中(自分)、宇部東のK氏、中野のS氏、熱田のK氏とS氏、日本橋のK氏、武蔵小杉のS氏の7名が参拝。南町の自治会長CさんとSさんが初めて参拝しました。Cさんは、紫会館避難所のリーダーです。教話は、本中野教会の浅野先生でした。非常に思慮深く、熱く、深く、被災地に住むみなさんの心に、そして私達一人一人に響くお話でした。私の目頭も皆さん同様に熱くなりました。Cさんは、目をつむっていましたが深く頷きながら、Sさんは、目を見開いて、じぃーーーっと浅野先生の顔を見つめ吸い込まれるように話を聞いていました。

浅野先生の教話

教話を頂いている様子

お話が終わると、「フォーゲル倶楽部」が「復興商店街」に寄付する「幟」の贈呈式が行われました。フォーゲル倶楽部からの代表として中野のS氏が夜行バスで朝、到着されていました。

贈呈式の様子

お直会の席でCさんの挨拶がありましたが、震災があってから住民の方達と一致団結して生活してきたお話、それはもの凄い熱いものでした。そして、金光教のボランティアへの感謝の気持ちを、力いっぱいに表現されていました。「田中君は、もう気仙沼に住民票を移しますから」と言うCさん。まわりは一気にどっと沸きました。

自治会長Cさんのスピーチ

夕食時の事です。「いやぁ〜、今日はよかったねぇ。ありがとございました。あれから少し寝ちゃいましたよ」。時間も経っているので、酔いは冷めているようでした。しかし、何度も何度も、浅野先生のお話の事を話すのです。周りには、3つのボランティア団体の方を含め住民の方達がいました。「いい、お話だったなぁ、あーいうのは、いーもんだなぁ」嬉しそうに、何度も繰り返します。 私は「そうですねぇ」と、ただ、聞き通しましたが、本当にありがたく、嬉しく思いました。
以上

2011/10/18

現地報告


活動日:2011.10.15
報告者:田中真人

朝食が終わってからご大祭の準備の手伝い。談話室のテーブルをたたみ、お広前を掃除して、椅子のセッティング。

お広前の掃除

それから、五右衛門ヶ原の仮設住宅で午後から始まる音楽ライブのチラシ配り及び告知をしにいきました。

「音楽LIVE」
14時〜15時 / 野球場
17時〜18時 / 運動場仮設

ギター、ベース、ボーカルの3名ユニットです。野球場は107世帯ですが、入居率は低く半分も入っていないかもしれません。そんな中、子供数名を含む25名ほどの方が集まって下さいました。

野球場ライブ

野球場ライブ2
世田谷教会のO氏から提供して下さった、カルビーのポテトチップスと大崎からのお茶を用意してリラックスした雰囲気で音楽を楽しめるようセット。私達が9月下旬にジャズライブを企画してから、まだ誰も集会場を使っておらず、もっと来て欲しいという住民の方達。今月は、24日にテルミー(温熱療法)と29日には、金光大阪によるマーチングと吹奏楽の演奏がある事を告げると嬉しそうにしていました。 「チラシの配布する時はいつでも一緒にやるからね♪」とK氏。 この方は、野球場において間違い無くキーパーソンの一人となるでしょう。

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本日は、金光図書館からK師がお見えになりました。

14時からテニスコート住宅仮設の集まりがあり、14時半から時間を作ってもらっていたので、K師とおじゃまし、本のニーズなどについてお話を伺いました。結果、談話室に本を寄付してくださる事になりました。そして図書館機能を設ける事となったのです。ありがたいです。
理由:

1.気仙沼図書館が行っている移動図書館「あおぞら号」が仮設住宅を回って本を貸しているが、月に一度しかこない。気仙沼市には合計87箇所の仮設住宅があり、一日3箇所を回っても一回りするのに、1ヶ月近くかかるといった現状がある。

2.3箇所の仮設が集まっている五右衛門ヶ原にも関わらず1箇所「一番大きい運動場(170世帯)」にしかこない。そして、ここに集まるように言われている。3箇所の合計1,000名を越す人数が入る五右衛門エリアにはよいコンディションとは言えない。

3.あおぞら号にテニスコートにも来るようリクエストをしても一向に状況が変わらない。

4.本をただ、貸し借りするより、図書スペースを作る事により、住民がリラックスして集まれる時間を提供できる可能性がある。
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17時からのライブは、演奏が始まると、音に誘われるように、人数が徐々に増えていきます。女性ボーカルの声をソフトで、曲調は柔らかく、オーシャンゼリゼや、宮城県のご当地ソングなどを歌って下さいました。テーブルに用意された、ポテトチップスと、お茶を飲みながら、リラックスした一時。みなさん、それぞれの想いで聞いているのが伝わってきます。涙を流される人もいましたが、最後は、上を向いて歩こうを歌って、元気よく笑顔で終わりました。また来月か、再来月には、来るという演奏者に、拍手がおこりました。

運動場仮設ライブ
運動場仮設ライブ2
以上

2011/10/17

現地報告


活動日:2011.10.14
報告者:田中真人

午前中に唐桑の公民館体育館で写真救済プロジェクトの活動。
午後は、五右衛門ヶ原運動場で「お米、缶詰、スープの素」を配布。先日、物資の配布をしたときにアンケートを取っており、これらを希望された方達にお配りしたのです。

五右衛門ヶ原に従兄弟を訪ねにきたお婆さんが、表札もないし、誰に聞いても部屋が分からず困っていたそうです。熱田のK氏、S氏と日本橋のK氏、3名で部屋探しのお手伝いをするも見つからない。個人情報の関係で、行政は、どこに誰が住んでいるのかを一般公開しようとしません。以前から、住民同士でさえ誰が住んでいるのか分からないこの状態はまずいと問題提起してきたわけですが、現状としては、どうすることもできない。歯がゆく感じます。

そんな中、テニスコート仮設では、自分達用の住宅情報を作成し始めています。自治会があることの強みを感じます。
以上

現地報告


活動日:2011.10.13
報告者:田中真人

先日、暖房機具20世帯分を五右衛門ヶ原テニスコート仮設住宅(入居31世帯)にお渡ししましたが、本日は10世帯分「こたつ6セット・ファンヒーター2台・ホットカーペット2台」を購入しお渡ししました。熱田のK氏とS氏と私の3名で行動。

住民のみなさんには、車の所まで取りにきて頂いたのですが、一人暮らしの年配女性のお宅には、こたつをお持ちして、箱から出してテーブルのセットをさせてもらいました。この場所で一人暮らししている事が、、、、非常に心配でなりません。また、ふらっと足を運べるような関係になれたらなと思っています。ゆっくりとお話しながらさせて頂いたのですが、色々と話かけてくる事が嬉しく思いました。残り1世帯分の暖房器具は、まだ連絡が来ないので、確認後、お渡しすることになりました。

全てをお渡しすると、談話室によばれてお茶を頂きました。会長のO氏と、書記のS氏と談笑してきました。S氏は、自治会資料をせっせとコンピューターで作成しながらの参加。動き出した何かを感じます。会長さんは、感謝の言葉を何度も口にします。「ほんと、感謝してんだよ、ほんとーだよっ!」。


8月に物資の配布に来たことのある熱田のK氏は、明らかな空気の違いを感じ感動しているようでした。「自治会を感じる!」と。
車いっぱいの暖房器具
笑顔のみなさん
以上

2011/10/16

現地報告


活動日:2011.10.12
報告者:田中真人

朝、9時頃にトラックが神奈川から到着。
神奈川教会の福田光一先生が手配して下さった(多分)10トントラックです。
神奈川教会で預かって頂いていた冷蔵庫をピックアップし、その後、大崎教会、芝教会、東京センターでたくさんの物資を積んで、気仙沼に到着しました。 

物資の積み下ろしを、支援機構ボランティア2名, 気仙沼教会の信者さん3名, 南町青年会4名の総勢10名で行いました。物資が到着することを告げると、自然と集まり、みんなで一緒になって行動させてもらえる事が非常にありがたく思います。

南町青年会復興商店街で物資保管場所としているスペースをお借りしました。これらの物資は11月3日に紫会館、5日に五右衛門ヶ原仮設住宅で提供される事になっています。 

物資到着1
物資到着2

2011/10/15

現地報告

活動日:2011.10.11
報告者:田中真人


10月7日に出席した、NPO/NGO/ボランティア連絡会の議事録の作成を開始。
市役所へ提出する資料の作成。(支援機構が行っている活動についての報告)

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現在入っている、イベントの調整に時間を費やしました。
全部、調整しきれているわけではありませんが現在進行中のものも含めてご紹介致します。

日にち 時間         場所                                           内容
10/15  14:00~      五右衛門ヶ原 野球場集会場       音楽ライブ
10/15  17:00~      五右衛門ヶ原 運動場集会場       音楽ライブ
10/16  10:00~      五右衛門ヶ原 野球場                  八幡太鼓(雨天中止)
10/23  10:00~16:00 五右衛門ヶ原 運動場集会場       テルミー(温熱療法)
10/24  10:00~14:00 五右衛門ヶ原 テニスコート談話室 テルミー
10/24  10:00~14:00 五右衛門ヶ原 野球場集会場       テルミー
10/29  12:00~           五右衛門ヶ原 野球場駐車場         金光大阪吹奏楽による演奏とマーチング
10/30  10:00~12:00 五右衛門ヶ原 運動場集会場     お茶会+歌+腹話術
11/03  14:00~           紫会館 地域の方への物資配布(輪投げなどのゲーム)
11/05  09:30~17:00 五右衛門ヶ原 運動場集会場及びその周辺 映画上映+屋台+物資配布
11/06  09:30~14:00 紫会館                           映画上映+屋台+物資配布
11/12  17:00~19:00 五右衛門ヶ原 運動場              音楽ライブ
12/04  (時間未定) 五右衛門ヶ原 野球場と運動場      お茶会+おとなの塗り絵
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以上

2011/10/12

現地報告


活動日:2011.10.10
報告者:田中真人
天 候:晴れて暖かい 昼間は半袖で十分なぐらい

■五右衛門ヶ原テニスコート住宅・総会第1回目
午前10時より五右衛門ヶ原テニスコート住宅・総会第一回目が開催されました。
気仙沼教会、長女の真子さんと二人で会場へ。

会場に着くと、自治会長と、副会長に近くへ座るように促されました。私は、完全にオブザーバーのつもりでいたのですが、会長、副会長の挨拶後、次のように紹介されました。「何度も足を運んで頂き、総会の立ち上げに多大なる尽力を尽くして下さった田中さんを紹介します。」拍手で迎えて頂きまして、恐縮してしまいました。
総会の様子
自治会の発足に立ち会わせて頂く事ができて、本当にありがたく思います。住宅の中に、防災の資格を持った男性や、消防士として仕事をしている方がいる事も分かりました。今後、こーいった方達に「講習会を開いて頂くのもいいね。」と住民の方達の目が輝いていました。

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■冬の寒さで肺炎を起こして命を落とすことがあると言われる仮設住宅。特に、寒いと言われる五右衛門ヶ原。その中でも一番高い位置に作られたテニスコート住宅は深刻な状況になることが考えられました。

そんな中、芝教会・信徒会が芝教会のバザーの売上金から全31世帯に暖房器具の提供をして下さる事になりました。先日、アンケート用紙(ストーブ、ファンヒーター、こたつ、ホットカーペットのどれか一つを選択)を全世帯にお配りし、総会の時に持ってきて下さるようお願いしており、2世帯を除く、全世帯で回答を頂きました。

■総会が終わってから、先日、陸前高田から頂いてきた毛布を配布。車に積んである毛布を住民の皆さんと一緒に談話室に下ろしてから配布させて頂きました。と、いっても私は車にあるのを出しただけで、あとは、住民の方々が自分たちで運び、自分達で配布。
毛布を談話室へ運ぶ様子
談話室で毛布の配布中
■布団の配布に合わせて、世田谷のO氏の協力によりカルビーより提供して頂いたポテトチップスを配布させて頂きました。
カルビーさんよりポテトチップスの提供
■全ての配布が終わってから談話室でお茶会が自然と始まりました。しばし談笑してから解散。入居して1週間の人もいました。震災当日の話などを皆さんで共有したり、今後のアクティビティーの可能性などが話し合われていました。

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■全てが終わったお昼頃、昼食をとってから、真子さんと一緒に、3箇所のお店を行ったり来たりしながら、暖房器具の安いお店、全て同じ型で揃う店を検討し、ストーブ1台、ファンヒーター19台を購入しました。(残りは、後日の購入)
暖房機具を大量購入 

暖房器具配布の様子

そして、夕方にはテニスコート住宅に伺いお渡ししてきました。日に日に寒くなっていく毎日、少しでも早くお届けしたい、芝教会信徒会の願いでもあったかと思います。暖房器具の購入は15日の信徒会の議題に上げ承認を待つという話になっていたのですが、ご本部参拝の時の新幹線の車内で、臨時会議?が開かれたそうで、承認されたと芝のF氏より電話が入りました。阪神大震災の時には、寒さによる肺炎で亡くなった方が大勢いらしたと聞きます。このように早い対応してくださり感謝しています。
以上

2011/10/11

現地報告


活動日:2011.10.09
報告者:田中真人
天 候:晴 暖かい(最高気温は19度)

■15名で南町のバレンタインというBarで活動。地盤沈下しているこの地域。店の前は、潮が満ちてくると川のようになり、人が近づくことができませんでした。この店を手放して他へ移るかどうするか、長い事、考え悩んでおられたご主人のK氏。(通称長さん/紫会館に避難されていました)店の前の道路がかさ上げされ、潮が満ちた日でも歩くことができるようになりました。長さんは、ここで店の再起をかける事に決めます。大潮の時などは、一部水が入る部分もあるのですが、ポンプで外に流せるように工夫しています。

水が入ったときの電動式ポンプを見せてくれる長さん
店内のお掃除。いよいよオープン間近か
支援機構のボランティアでドロ出しや、壁壊しの活動も行ってきているので、思い入れの強い人達も大勢いることでしょう。

内装もほぼ終わり、後は、空調の取り付けや、電気工事などが残っているばかり。

私達は、店内のお掃除や、中に入れる棚の掃除と設置、音響機材を3階から店のある1階に下ろす作業のお手伝いをしました。「今月中旬には開店させたい」と長さん。長さんと関わり合うことができて、お手伝いさせてもう事ができて、本当にありがたかった。開店が待ち遠しいです。

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■「お茶会+足湯+塗り絵+写真の観覧+血圧測定」
午後は、五右衛門ヶ原運動場仮設集会場で、「お茶会+足湯+塗り絵+写真の観覧+血圧測定」のイベントを開催。
通常、足湯はロード・プロジェクトがボランティアを8名ほどつのり、その人達と一緒に、支援機構ボランティアが活動しているのですが、今回はリーダーのA氏しか来ないので、全て私達、支援機構ボランティアでさせて頂きました。実を言いますと、長さんのギターのお弟子さんT姉妹と、奥様先生のお知り合いのK氏も加わって下さったのですが。K氏は、津波で家を流されたのですが、「何か役に立ちたい」と参加してくださいました。

足湯の風景
□塗り絵
塗り絵は、関西と東京から来た有志ボランティアが入れてくれた企画なのですが、年配の方から、子供まで大勢の方が参加していました。こんなに人気があるとは思いませんでした。(12月3日に「大人の塗り絵」という企画をしていますが、需要があると言うことが分かりました)

塗り絵の様子

□血圧測定
キャンナスのK氏が血圧測定に来て下さいました。

□写真プロジェクト
気仙沼復興協会から、唐桑体育館の写真救済プロジェクトのリーダーT氏が日本社会報学会の災害情報支援チームM氏と直接お見えになりました。写真は、こころの準備が出来た人が見てくれればいいとT氏。写真は、スキャンされ、コンピューターの中に入れられた物と、アルバムの表紙が印刷された物があります。

パソコンに記録された写真を確認しているところ

アルバムの表紙をまとめたものを確認しているところ
南町から仮設に入られた方に、「あら、もうきて半年になるわねぇ、と声を掛けられました。」紫会館にいらした方です。このご婦人達が次から次へとアルバムの所有者を見つけられ、持ち主や、持ち主のご家族に電話連絡してくださいました。10件ぐらいは見つけられたと思います。亡くなっている方もあると、写真を指さしてお話される事もありました。

□お茶会のテーブルにも何人もの方が座ってくださいましたが、仮設に入って1ヶ月で娘さんと一緒に暮らしているが、他に知り合いがいないので、このような会にまた来たいと言っていました。
お茶っこの様子
今まで集会場に来られなかった住民の方達に大勢来て頂き、新しい可能性を感じた一日となりました。
以上

現地報告


活動日:2011.10.08
報告者:田中真人
天 候:晴れて暖かい

2~3日前は朝と晩は、凍えるような寒さでしたが、少し元に戻って暖かく感じます。

本日は、先週土曜に引き続き、復興商店街の正面にある側溝に詰まったドロを出す活動。支援機構から15名、紫会館に日帰りできた学生ボランティア12名、そしてボランティアセンターから10名の合計40名程で力を合わせての活動となりました。朝は8時半に、ボランティアセンターへ行き、頼んでおいたスコップや、一輪車などの必要な道具を借りました。そして9時前にスタート。

まずは、側溝の蓋を外す作業から始まり、開いた所から、ドロ出しにはいります。側溝の中からドロに埋もれたコップ、割れたガラスや歯ブラシなどのさまざまな物が出てきます。
みんなで協力し合い作業に当たります。何かしたい、させて頂きたいというその思いが反響していたように思います。

「側溝掃除は、まるで自分の心の掃除をしているような、、、、そんな気がするといった話も耳にしました。」 綺麗にしているのではない、させてもらっている、それをこんなにダイレクトに感じとれる。凄いと思います。

「復興商店街がオープンした時は、さぞ感動するだろうなぁ〜」と私達。壁はまだありますが、遠くにあった何かが、少しずつ、近くへやってきているのを感じます。

詰まっていた側溝は、見事に綺麗になりました。活動写真をアップしていますが、Before/Afterで撮影すれば良かったと、少し反省。でも当日の様子がしっかりと伝わる写真になっているような気がしています。

南町側溝のドロ出し No.1

南町側溝のドロ出し No.2
南町側溝のドロ出し No.3
「ミーティングでの報告」
■大崎のN氏「今回で7回目のボランティア、今回は、ボランティア経験者が多かったので、非常に活動しやすい面があった。震災は、起こって欲しくないが、いつか起こったときに、ここでの経験を生かさなくてはいけない時が来るのではないだろうか。しっかりと活動していきたい。」
■大崎のW氏「金光教・学生・ボラセンのボランティアが気がついたら、協力しあい、ごちゃ混ぜになって活動していた。気持ちが1つになっていた」。
■芝のW氏「新潟出身で中越地震を経験しています。その時に、何をどうしてよいかわらずアクションを起こすことができなかった。今回の震災でその時の記憶が思い出される。I氏の誘いで何か出来るかもしれないと、ボランティアに来ました。これからも何かしていきたい」
胸の奥底に溜まっていて、はき出させる事が出来なかった物が沸いてきたのだと思います。涙を流しながら報告されました。

※今回の震災でも同じような気持ちの方もいることでしょう。地元の方と一緒に活動していけるよう今度も声を掛け続けてみたいと思います。
■芝のI氏「被災者の痛みを感じること、そこに心を向ける事でもっと、お役に立てるようになる。お役に立てる事が自分の喜びとなる。その事をもっと多くの人と分かち合いたい」。

■大崎のN氏「6度目のボランティアになります。ここに来たことによって自分の世界が広がった。今回、会社を辞めてきたが、ここに来ていなかったら、このような決断をしたか分からない。ここでの人々との出会いや、活動での出来事は、自分に変化をもたらしてくれた。ここは、人の役に立てるだけでなく、自身が人間として成長できる所」

■他に
「側溝掃除の時に、通りかがりの人達が話しかけてくる、感謝の言葉もたくさん頂いた」
「今まで行動に移せなかったが、一歩を踏み出す機会をもらった。これからも行動していきたい」
以上

現地報告


活動日:2011.10.07
報告者:田中真人

南町柏崎青年会会長のS氏が毛布を提供してくれる方がおられるとお聞きし、テニスコート仮設分をいただきました。午前中に南保氏と、芝のY氏が引取先である陸前高田の薬局へ向かい毛布をピックアップ。午後は、唐桑の体育館で活動。毛布は、テニスコートの会長さんに連絡し、10日の総会後にお渡しすることになりました。

ボランティア2回目のY氏は、陸前高田に行った際、「前回来たときと違って、片づいているのが分かる」と報告。

自殺予防対策センター長のT氏とふるさとの会のS氏が午前10時59分に気仙沼駅到着。
先日、田中議長から「東京大学で行われた宗援連の発表会で金光教の活動を聞いた先生方が、ぜひ情報交換をしたいと連絡されてきた」と知らされていました。宮田先生が、日程の調整をしてくださり、この日が実現しました。

先生方には気仙沼教会へ来て頂き、奥原先生ご夫妻と、私を合わせて5名で1時間ほど情報交換させて頂きました。教会から車で30~40分離れた所にある、清涼院でボランティア連絡会が13時からあり、お二人+現地に直接こられた自殺予防総合対策センターK博士とS博士と参加させて頂きました。教会を出発。ここ(清涼院)は、シャンティ国際ボランティア本部が入っている場所です。

連絡会では、次のような事が話し合われました。
・各団体の1週間の活動報告
・各団体がどこの仮設に足を運んでいるのかを再確認
・来週は、懇談会として食事会をしよう。さつまいもが1トン来るので、どこか必要な団体があれば、連絡欲しいと市役所。(先日、別口でじゃがいもが数百キロの受け入れ先を探しているとの事でしたので、半分の量を支援機構で頂き、南町の方と分け合うことになっています)
・自殺予防自殺予防総合対策センターより(自殺のリスクを減らすには、コンタクトの回数、繋がりの回数を増やす事が大切である。支援からもれてしまった人達のリスクは高い)

・市役所のSさんより報告/子供のケアーや、生業支援、町づくりなどの分科会を分けて行っていきたい。メールで各団体に活動シートを送付するので、(今までに行ってきた/現在行っている/今後の)活動を入力し、送り返して欲しい.

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連絡会後、自殺予防センターの先生方を乗せて気仙沼エリアに戻りました。金光教の生活支援、自治会支援を聞いて、感銘を受けておられました。日程は、まだ決まっていませんが講演会をする等、色々と協力してくださることになりました。勉強させて頂けそうな機会も増えてくると思います。ありがたい出会いとなりました。
以上

現地報告


活動日:2011.10.06
報告者:田中真人

南保氏からの報告です。

ネットワークストレージ(NAS)の設定の続きで本日も朝から唐桑体育館へ。
昨日の晩にスタートしておいたこれまでの写真データが蓄積された外付けHDDからNASへのコピーは完了していました。
念のためにNAS側とHDD側でファイルの個数を比較してみるとちゃんと同じになっていて一安心。
これ以降はNASに写真データを蓄積していき、こちらがマスターのアーカイブとなります。
外付けHDDは今後はNASに蓄積されたデータのバックアップとして使うことになります。
そういうことで次に必要なのがNASから外付けHDDへのバックアップの設定。
まずは最初に一度NASのマスターアーカイブ全体を外付けHDDへバックアップを取ります。
バックアップの設定をして外付けHDDを接続し全体バックアップを開始しますが、昨日と同様260GBほどのデータ量ですから、これも長い時間がかかります。
お昼過ぎまで他の細かなことをやりながら時間を過ごしましたが、まだまだ時間はかかりそうなので一旦教会へ戻ります。

今日のお昼は、南町商店街で7月から営業を再開されている喫茶店ヴァンガードさんでランチ。ナポリタンやカレーライスにコーヒーも付いて500円なので安くておすすめです。味ももちろん。今日はカレーをいただき、食後のコーヒーをいただきながらマスターに震災前後のお店の話などをうかがいました。

3/11の大地震発生の時にはお店は昼休みで、お店の上の階の自宅にいらしたそうです。
地震が起きてこれは津波から避難しなければと一階に降りたもののひざ下くらいまで水がついていて長靴を取りに三階に戻り再び下に降りようとした時には水はすでに店の天井くらいの高さになっており外に避難するのをあきらめ建物三階のご自宅で津波をやり過ごしたそうです。

それ以降も避難所には行かずご自宅で震災後を凌がれたそうです。その間は支援物資等を受け取ることもしなかったそうです。あえて受け取らなかったのか支援物資が行き届かなかったのかはわかりません。

その後はお店の再建の話を伺いました。
知り合いの建築屋さんに再建工事を依頼されたそうですが、津波で流された木の壁や棚などをなるべくそのものを再利用する形で工事をされたそうです。そう言われて見てみると確かにお店全体にいい意味での古めかしさをちゃんと残されており、これが津波に浸かり破壊されたお店なのだということが信じられないくらい見事に当時ままに再建されているのだということをあらためて感じました。

これは破壊された後に新しく作り直すよりもある意味難しいことではないかと思うので、本当に見事な仕事をされたんだなと感心しきり。
そういった観点で見てみると本当に感心すること請け合いですので、こちらの喫茶店行かれてみることおすすめします。夜は10時までの営業です。

あと、このお店は元々ジャズ喫茶のような感じでこだわりの音響機器で音楽を流していたようですが津波に浸かった音響機器はさすがに復旧出来ず、今はラジカセでジャズを流しています。

私の趣味に通じる部分もありますので音響部分の復旧で何かお手伝い出来ないかな などとも思いました。
ちなみにラジカセから流れるジャズですがお店の空間がいいのでそれなりにいい雰囲気で聴こえます。

その後は教会の宿舎に戻って掃除をしたり、活動の記録を書いたりなど。

16時過ぎに唐桑体育館に戻ります。
バックアップの状態を見るとちゃんと完了になっていました。
ここからさらに、ここ三日間PCから外付けHDDに集約されていなかった写真データをNASにコピーし、それをさらにマスターアーカイブに統合します。
これをまた外付けHDDにバックアップを取りますが、先ほど完了したバックアップからの差分だけのバックアップがされるかを確認します。(差分のバックアップでないと毎回何時間もかかることになってしまいます)
ちゃんとうまく行くかちょっとドキドキしましたが、見事に20分程度でバックアップが完了し、ちゃんと差分バックアップになっていることを確認出来ました。
これで大事なデータを集約するファイルサーバーとして使うにあたって必要な設定はひととおり完了です。
明日からは通常業務にNASを組み入れての運用をしていただき、9日に家に帰るまでの間は出てきた課題について微調整をする感じになります。
このシステムが写真救済プロジェクトのさらなる前進に少しでも役に立ってくれることを願ってやみません。
以上

2011/10/07

現地報告


活動日:2011.10.05
報告者:田中真人

「南保氏の報告」
ひととおりの設定が完了した機材を持って朝から唐桑体育館へ。
ネットワークストレージ(NAS)とハブを設置し、8台のPCをLANケーブルで接続。
PCからNASにアクセス出来るように8台のPCの設定を実施。
午前中は会議で不在だったKRA(気仙沼復興協会)のT氏は午後からいらっしゃった。
これまでにスキャンした画像が蓄積された外付けハードディスクを持ってきていただいた。
このハードディスクからNASへデータをコピー。
膨大な数の画像ファイルは現時点ですでに約260ギガバイトの容量があり、晩になってもコピーが完了しなかったため、今夜はそのままにして夜の間にコピーを継続させて明日を待つことにして帰宅。

なお、「懸念であった仮設住宅でのパソコンでの写真閲覧イベントの実施は市から承認が得られた」と、Tさん。
設置されたNASとその周辺

設置されたNAS

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10月10日に開催されるテニスコート仮設の総会で使う資料と、呼びかけのチラシが出来上がったので、取りにきて欲しいと市役所のMさんから連絡が入る。支援機構がこの仮設と友好的な関係であり自治会の信頼を得ている事を市役所の中で認識されている事を感じます。自治会長さんに連絡をするも、仮設から役所まで距離がありますし、車がない自治会長さんはかなりご苦労されている事も知っているのでしょう。

ちょうど、昨日頂いたペットボトルの水を配布する予定でしたので、市役所に寄ってから、仮設へ向かいます。「総会が10日にありますから、ぜひ来て下さい」とチラシと水を自治会長さんと一緒になって住民の方にお渡しします。すると副会長や、婦人部長さんが出てきました。「お手伝いしたいけど、重い物は、持てないのでごめんなさい」と申し訳なさそうなみなさまでしたが、出てきた方々で井戸端会議が始まりました。そして配布が終了すると、談話室へ呼ばれます。「お茶を飲んで行きなさい」と、コーヒー、ヨーグルト、梨を出して下さいました。しばし談笑しましたが、仮設住宅での現状や、役所の対応等、裏の話を聞かせて下さいました。「10日の自治会には、田中さんも来るのよね?」と婦人部長さん。「自治会主体の会ですから、私は、来ない方が良いのでは?」とお話しするも、来て欲しいとの事ですので、参加させて頂く事になりました。
テニスコート仮設の談話室でお茶におよばれ

2011/10/05

現地報告


活動日:2011.10.04
報告者:田中真人
天 候:晴れて暖かい

登米にあるRQ市民災害救援センターへ南保氏、紫会館リーダーCさんと一緒に軽トラと、ノア(ワンボックスカー)2台で行きました。ペットボトルの水を1,000本分けて頂ける事になったのです。1.5リットルが1,000本ですから総重量は1.5トン分。バケツリレー方式で12本入りのパックを運びます。RQのスタッフにも手伝って頂きましたが、Cさん(67)があの重たいパックを運んでいたのに驚きと共に嬉しい気持ちにさせてもらいました。「何か力になりたい」、そんな想いがビンビンに伝わってきたのです。

大量のペットボトルによって、車のボディーがシャコタン仕様のように下がっていました。38キロの道のりをノロノロと運転しながらも、無事に帰ってくることができました。明日は、五右衛門ヶ原テニスコートで配布する予定です。


現地報告


活動日:2011.10.03
報告者:田中真人
天 候:晴れて暖かい

朝、晩とストーブが無いと辛いほど寒くなってきましたが、太陽がでると昼は暖かく、風がなければ半袖でも過ごせます。

紫会館にあるチェーンソーの刃を替えたいとのことでしたので、リーダーCさんに案内してもらい、交換しに行きました。先日の報告が書きましたが、フィンランド大使館から提供されたサウナが紫会館にあり、避難所では、寒いおもいをしている、全ての人にサウナに入りに来て欲しいと新聞や、TVでうったえています。避難所である市民会館から入りに来る人達が出てきました。チェーンソーは薪を切るために必要なのです。

本日、復興商店街の着工が始まりました。その様子を見に来られる住民の方達。みなさんの想いは想像しきれませんが、熱い思いが込み上げてきます。その様子をしばらく、みなさんと一緒に見入ってしまいました。 

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SVAの本部である清涼院に足を運びました。「ミャンマー(ビルマ)難民キャンプにおけるコミュニティー図書館事業」というタイトルのスライドを見せて頂きました。タイの難民キャンプ事業所で活動されている日本人の方と、タイ人二人が来日しており、現地での様子を説明してくださいました。陸前高田でも講演をしてきたとの事。

スライド上映の様子

ミャンマーからタイヘ脱出した人の数は膨大で、現在9つのキャンプがあり、14万人の難民が生活をしています。以前は、もっと規模が小さく数多くのキャンプがあったそうですが、現在は統合されて巨大化しており、大きいところでは2万人の規模になります。

もちろん、すべてミャンマーから来た人達では無く国内難民(タイ人)も。食料などの配給はありますが、キャンプでの生活はストレスが多く、高度な教育が受けられない為、仕事に就けないなどの問題がある。キャンプの周りは、囲われており、銃を持った兵士達が警戒しています。難民達は、キャンプから外にでる事ができません。現在では、17団体のNGOが支援活動をしており、その殆どは欧米からの物。

このキャンプから出るには、3つの解決策があると言います。
1.ミャンマーに帰る。(民主化の動きから)
2.タイヘ定住する(仕事を見つける必要有り)
3.第三国へ移住する(その多くは、アメリカだが、日本でも受け入れを開始した)

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「この話が果たしてどのようにして仮設住宅支援へと役立てることができるのかは分からないが、このような世界がある事を知って欲しい」と事業所の方達。世界には、多くの国、地域でさまざまな問題を抱えていることを改めて考えるきっかけとなったような気がしています。

現地報告


活動日:2011.10.02
報告者:田中真人

宇部東のS氏は、奥原先生と見舞金を渡しに大船渡へ。尚、その際に、現在必要な物を聞いてこられました。冬物の衣類や、毛布が欲しいとの声がありました。訪ねた信者さんのお宅は7件でそのうち5件は、お会いすることが出来ました。
仮設住宅に住まわれて居る方のお話では、なるべく節約した生活をしているので「みそ、醤油、米」が欲しいという声もあったと報告されました。今後、信奉者のお住まい近くの集会場などで、物資の配布をし、地域の方に集まって頂いたらどうだろうかという提案がありました。

私と、南保氏は、唐桑の公民館体育館へ。

会社からネットワークストレージ(NAS)の提供を受け、それを唐桑体育館の写真復活プロジェクトでの利用していただくことを提案しに。現在の状況を聞くと、6台のPCでスキャンした写真をそれぞれのPCに保存をし、それを管理者の方が一台一台順番に外付けハードディスクを繋げてまとめる作業をしているとのこと。
これを、LANを構築しスキャンしたファイルをPCからネットワークストレージに直接保存することで作業の効率化が図れそうということで使っていただけることになった。まずは機材(NAS・ハブ)のセットアップを宿舎で行い、後日設置にうかがうことになった。」と、南保氏。

スキャンされ、コンピューターに入れられた写真達。理由は、長期保存が利くという事と、写真の入ったコンピューターを仮設住宅に持って行き、住民のみなさんと一緒に写真を探す場所を作りたい。人が集まる場所の提供からコミュニティー支援をし、孤独死と自殺の予防に繋がれたとT氏。しかし、復興協会の方達だけで、86箇所の仮設住宅を担当するには無理があるようです。私達、支援機構はお茶会なども開催しておりますので、お手伝いする事も可能だと思います。ただ、本来、写真等は、取得物扱いになり管轄は警察にあります。込み入った事情から現在は市の災害対策本部へと移行されているそうですが、コンピューターに入れた画像を持ち出すには、災害対策本部の許可が必要で、まだ下りていないとの事。数日中に直接市役所へ足を運ぶとT氏。

その他、南町のS自治会長のお宅に伺い繋がらなかったインターネットの復旧を南保氏が担当。

以上

現地報告


活動日:2011.10.01
報告者:田中真人
天 候:晴れて温かい

本日は、午前9時より気仙沼復興商店街の地鎮祭がありました。
復興商店街のHP記事「地鎮祭」は、こちら





市役所や、商工会議所の方達が玉串を上げる中、金光教からもお願いしますと声をかけられました。

地鎮祭が終わってから、復興商店街周りの詰まってしまった側溝のドロや、瓦礫などを取り除く作業を行いました。東京大学の生徒が44名来ており、支援機構のボランティアも一緒になって活動しました。道具は、ボランティアセンターが貸して下さいました。活動は、紫会館リーダーのCさんも一緒だったので非常に心強かったです。

側溝は、瓦礫で詰まってしまい、大潮の影響からか水が溜まっており、黒く濁った水で底が見えず、かなり苦戦しました。




もう1つ大変だったのは、側溝の蓋がなかなか外れない事でした。地震の影響でしょうか、専用の工具を使ってもハードワークとなりましたが、みんなで力を合わせて活動させて頂きました。まだまだ、瓦礫が残っているので、来週の土曜日に再び側溝掃除する事になっています。(また学生が40名程来ます。)当支援機構も10名以上いますので参加させて頂く予定です。

作業中、ボランティアセンターのスタッフSさんが車で様子を見に来ていましたが、感謝の言葉をいくつも述べてくださいました。そのスタッフは、私の後任として生活支援班北地区のリーダーを担当された人で、今は復興支援コーディネーターを担当しています。
以上

2011/10/04

現地報告


活動日:2011.09.30
報告者:田中真人
天 候:晴れのち曇り

教会でボランティア連絡会

午前中は、宇部東のSさんとお教会の談話室やトイレの清掃。

午後1時より、NPO・NGO・ボランティア連絡会が金光教気仙沼教会で開催されました。市役所、市社協、県社協をはじめ、多くのボランティア団体、総勢30名程が集まりました。
NPO・NGO・ボランティア連絡会の様子

震災のあった直後のお教会に避難されていた方の事や紫会館との関係等のお話、復興商店街の話をさせて頂いてから、各団体より一週間の活動報告をし、今後の支援について話会われました。
団体同士の関係をより良い方向にもっていきたいという話から、10月14日の懇親会は、食事をしながらやってみようと提案があり、開催する方向です。

Sさんは、翌日行われる地鎮祭に必要な物のピックアップのお手伝い。
紫会館のCさんと一緒に行動されました。
以上

2011/10/01

現地報告


活動日:2011.09.29
報告者:田中真人
天 候:晴れ 最高気温・21度

昨日は、お米の袋詰めをしましたが15袋を追加で作りました。以前、運動場でアンケートを取ったときに、お米を欲しいと書いてあった運動場仮設の分です。
そして、大分から来ていた熱田の二人が帰るので気仙沼駅でまで送りました。Oさんは、駅まで泣いていました。色々な思いが重なり合ったようでした。この滞在期間に大きく変わっていった二人、それを二人とも自覚しているようでした。あまり細かくは書けませんが、特別な空間なのだとあらためて思わされました。ボランティアが帰る直前に書いもらっているボランティア一言帳にも、それが現れていたように思います。

それから五右衛門ヶ原のテニスコートでお米、缶詰、スープ類の袋詰めを全32世帯に配布。仮設の副会長さんと婦人副部長さんがお手伝いしてくれました。配布していると、パジャマのズボンをはいたままの男性や、足の悪そうな一人ぐらしの年配女性もおり、気を配っていかないといけないとあらためて感じました。盛岡の信者さんの訃報が入りましたので、テニスコートでの配布が終わり次第、他の仮設の分は延期しお教会へ引き上げました。

熱田のSさんが夕方に気仙沼を離れました。私事ですが、小学生の時にいったフォーゲルのサマーキャンプで班のリーダーをして下さった方でした。何か、不思議な縁を感じました。

気仙沼でEM散布を続けてきたグループが本日をもって解散となりました。大勢が紫会館に集まり、プロジェクト終了を祝います。
気仙沼まるごとEM浄化大作戦
※EMについては、こちら

現地報告


活動日:2011.09.28
報告者:田中真人
天 候:天気も良く温かい

日本橋のH師の手配で届いた90kgのお米を仮設住宅の方達にお届けする為に、ビニール袋への封入を行いました。五右衛門ヶ原テニスコート用の32世帯分です。


そして、五右衛門ヶ原の住民達がボランティアに話してきた内容をまとめた資料(通称つぶやきシート)を読み、どのような事を住民達が語り、またそれに対してどのような支援をしていく必要があるのかを考えようと話し合いました。何が本当に適切な答えなのか、難しくはあるのですが、より多くの人達が考え行動して行くことが必要な事だと考えています。 

奥原教会長「人の命は数では数えられない。1,000人亡くなったといって、その1,000という数字は意味を持たない。一人一人の命、それを見つめて行かなくてはならない」。

明日、帰る熱田のOさんは、つぶやきシートを読み「やることがまだまだある、仮設の中でスタンプラリーのような企画をやってみたりしてはどうだろうか」と提案もありました。「ここでの滞在は心が穏やかでは無かった。非現実的な世界にいるような感じさえする。でも、ここには現実に生活している人達がいて、長期ボランティアもいる。苦しいだろうなと胸が痛みます。私も出来る事をしていきたい」と語ってくれました。

午後は、一景閣での食器の洗浄と、市役所に足を運び、今後の仮設支援についての手続きをしました。(集会場の予約など)
以上