活動日:2011.12.20
報告者:田中真人
午後より、五右衛門ヶ原・テニスコートで編みもの教室が予定されていましたが予定が変更に。
紫会館より、結露用の水滴ワイパーとヒートテックを含めた衣類を頂いたので、お届けしたのですが、仕分けとお届けをしていたら、かなりの時間がかかり、終わってからそのままお茶会になったのです。 紫会館では、届いた物資を必要な所に届けたいと、積極的に物資を集め分配しており私達もその物資をお預かりし必要な所へ届けているのです。
(住民の)女性陣5名で全32世帯にそれぞれの品が届くように仕分けをし、袋詰めし始めます。そのパワーと来たら、、、、、 自治会長さんと自分はあっけに取られていました。
その中で、自治会長さんは、「今後、自治会として何か企画していかないといけないなぁ、、、、できれば来年1月中に何かやりたい、、、」と話して下さいました。
先日、震災時の辛い経験を話してくださった皆さんですが、この生き生きとした様子を見て心が温かくなります。
明日は、自殺予防総合対策センターによる勉強会が気仙沼教会で開催されます。仮設住宅で自殺とは無縁に思えるような、皆さんのお世話をしている明るく見え、リーダーシップのある方等が、自殺に追い込まれるといったケースも増えてきていると聞きます。しっかりと勉強させて頂きたいと思います。
以上
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清水幹生氏からの報告です。
午前中:岩手県一関市千厩町小梨に、お米・冬物衣類・毛布等を搬送。
ここは、奥原先生の奥様の友達の方で、お母さんと、御夫婦の三人暮らしで、「早く気仙沼に帰りたい」と、言っておられた。気仙沼の潮見町に住んでいた時に、この震災で大津波出くわし、家は流された。
大津波から逃げ出す為に、近くの防災センターに、逃げ込んだ。しかし津波は三階まで押し寄せて来たので、「もはやこれまで」と、覚悟した。その時、子供を含め200名の人が居た。さらに高いところに逃げ込んだが、波にさらわれた人も居たという。
助かった人達は、逃げ込んだ部屋が火事になり、再度死を覚悟したそうです。それでも、助かった。
私は、このような話しは、この8ヶ月間、幾度となく聞いてきた。しかし、その苦しみを全部、我がごとのように、理解も出来ないし、慰める言葉もない。
それが辛い。
ただ、「つらいなあ」と、肩を抱きしめるぐらいしかない。
辛い目に出くわした千厩の人から出た言葉は、「人を助ける働きが出来る状況にならねばね」と、つぶやいた。
「自分達が大変なのに」と、思いつつ、私は何の言葉も出なかった。
以上