2011/12/12

現地報告(12/10)

活動日:2011.12.10
報告者:田中真人


気仙沼を離れていた私田中は、大崎教会の「わさび会」メンバー6名と共に名古屋からマイクロバスを出してくれたO氏の車に乗り込み12月9日の夜、大崎教会を出発し10日早朝に気仙沼教会へ到着。O氏が、名古屋からマイクロバスを出し、大崎教会に集結した支援物資と東京センターに寄せられた物資のほとんど全部を積んできました。


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12月10日(土)

*「午前」
活動:お茶会&ゲーム+物資配布
場所:気仙沼中学校(仮設)住宅集会場
時間:午前10時~12時 

この仮設は、5月下旬に誕生した仮設住宅ですが、専用の集会場がありませんでした。すぐ近くにある市民公園仮設集会所を兼用で使えるようになっていたのですが、人の土地に足を運ぶような気がして気が引けると中学校仮設としての集まりは行われてきませんでした。自治会ができ、ついに敷地内に集会場が欲しいと言う声が行政に届き、今月頭に集会場が設置され鍵が引き渡されたのです。(教会から歩いて10~15分の距離)

集会場前に到着

子供達も、物資搬入のお手伝い☆

お渡しするお米です。銀座教会が240kg分提供して下さいました。
30kg入りの玄米を10袋寄付して頂き、それをお米屋さんで精米し、5kg詰めにして頂きました。

腰が入ります


参加された全員で自己紹介。被災した地域の事や、家族を亡くされた事をお話される方もおりました。

自己紹介中。マジックをマイク代わりにして回します。


ある女性はか細い声で次のように話されました。「今まで、このような集まりがなかったので、今日はとても嬉しいです。私は、気仙沼に嫁いできて1年ですし、誰も知り合いがいません。今後もこのような集まりがあると嬉しいです。どうか、みなさん、友達になってください。」若く小さな子供をもった女性でした。

ゲームをして当たった人が商品を獲得。ゲームをして景品と言う形で物資を獲得して頂きました。
輪投げで、お菓子などの景品を獲得☆

春が来た♪ を歌いながら、隣の人の肩たたき☆

子供の数が多くて、びっくりです。子供達の元気なこと! 仮設住宅と聞くと、年配の方ばかりが住んでいるイメージを持たれる場合があります。若いママさんも大勢参加してくださいました。笑いと笑顔が絶えないお茶会となりました。

*浦和のY氏は、ホテル一景閣でお手伝いをされました。

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*「午後」
活動:お茶会&編み物教室
場所:五右衛門ヶ原・野球場(仮設)集会場
時間:午前14時~16時30分 

横浜西のK氏が、以前、野球場仮設にチラシを配りに行ったときに、ひょんな事から、チラシを配るだけでなく、塗り絵を始める事になり、みなさんが何かをする喜びのようなものを感じて、資金を提供してくださり自治会として編み物教室を始める事となりました。先日、テニスコートで編み物教室が開催されましたが、同じタイミングでこのような企画が始まり、支援をしてくださる方が現れたのは、本当にありがたいことであり、神様のお計らいを感じます。(運動場については、他の団体が編み物をしています)これで、五右衛門ヶ原3箇所ともに編み物教室が行われている事になります。


まず、毛糸を選びます

時間内の参加者は16名。先生役はCさんです。
机を四角く囲んでCさんはその中に入って指導しています。

最初何にもできなかったお婆ちゃん、気がついたら編めるようになっていました。

自分達で何かをする喜び、人と集まれる喜び、そんな事を強く感じました。何十年ぶりに編み物をするといった方も何名かおりました。しかし、みなさん凄い集中力でお茶なんて飲んでいる場合じゃないといった感じでした。「週に1回やりたい、お願いします」という皆さん。 きっかけが出来たのは素敵なだと思います。 これが近い将来、自分(住民)達で動かしていくようになる、そう願い、またそう感じます。ありがたい集まりとなりました。


以上