2011/09/04

現地報告


下記の内容は、2011.09.02の現地報告です。

報告日:2011.09.04
報告者:田中真人


ここ、しばらく間、五右衛門ヶ原の仮設住宅に足を運んで、物資の配布や、かき氷+足湯の提供などを続けています。いつもの報告で書いていますが、ここには現在25世帯(最大で32世帯)のテニスコートと呼ばれる仮設と、170世帯の運動場(もしくはグラウンド)と言われる仮設が完成しています。テニスコートの仮設でキーパーソンになるであろう、男性Oさんと話を続けていた中から、仮設住民を集めて話し合う場を作ろうという事になりました。以前から、話を持ちかけていたのですが、なかなか「うん」とは言えない心境だったようですが、ついにOさんが「やりましょう」とやる気を出してくださったのは本当に嬉しい限りです。集会は9月1日(月)朝10時からと決まりました。

■8月30日(火)
Oさんと一緒に集会のチラシを作成し市役所へ行く。今やろうとしている集会の報告と、その後のプランを相談する為です。社会福祉事務所と、町づくり推進化と絡んで行く必要がある事がわかりました。

チラシをプリントし帰る途中に、Oさんの食料品の買い物にお付き合いしました。通常は、自転車で買い物にでるそうですが、五右衛門ヶ原から市内に自転車で来るのは、かなりの体力を必要としますし、一度でたくさんの買い物をする事は出来ません。お買い物ボランティアや、シャトル便の運用などで行政をまきこんで行く必要がありそうです。

■9月1日(木)
五右衛門ヶ原仮設のテニスコートで、より住みやすくする為にみんなで集まって話し合いましょうと集会を開きました。社会福祉協議会にも声をかけ2名が参加。集まった住民の方は、20名程。部屋をぐるっと周りを囲むようにして座りました。
進行は私が努めさせて頂きましたが、うまくOさんにも絡んで頂けました。Oさんの熱い思いを伝える場面もあり、みなさん聞き入っておりましたかんたんなアイスブレークで隣の人と握手を交わしてもらい、スタート。

お互いの事をご存じですか?と聞くと、首をふる住民のみなさん。
それから、時計回りの自己紹介で「名前」と「どこの地区に住んでいたか」を紹介してもらいました。地区の話になると、「私も、○○に住んでいたのよ!」とか、そのような形で意気投合する場面も数多く見受けられました。そして、用意していった議題は「4つ+その他」という形で進めさせてもらいました。その中で今回のメインは、市が持っているこの談話室(サイズが小さいと談話室で、大きな物になると集会場とよばれます)の鍵、誰かが空けてくれないと決してあかない談話室。この鍵を「住民の方達で持ってはいかがだろうか?」という提案です。それには、この鍵を預かる代表の方が必要になります。毎朝、談話室の鍵が開けられ、夕方に閉められる。つまり毎日、人が集えて、自由に使える空間となるのです。最初は、みなさん、「ごくっ」っとつばを飲み込むようなシーーーーーンとした、、、そんな印象でしたが、「ぜひともそうしたい」と賛成されました。まずは、Oさんが鍵を預かる代表者になり、それをサポートする女性の方が必要だと投げかけます。しばらく黙り込むみなさん、話をふっても無理だと言われる方、、、、 しかし突然、自発的にやりましょう、でも女性は3人で協力しながらやりたいと言うので、挙手によるお伺いをして、全員の賛成をもって男女4名の方が担当者になると決まりました。他にも、色々な話が展開し想像以上に意義のある集会になりました。

最後に、持っていった物資を配布。

■9月2日(金)
本日は、唐桑公民館で写真の洗浄を行いました。一緒に行ったみなさんは終日でしたが、私は、市役所にいく用事と、午後からボランティア連絡会の会合がありましたので抜けさせてもらいました。会合に町づくり推進化のSさんが来ていたので、昨日の集会の話をして、鍵をもらう許可を頂き。明朝、Oさんと一緒に鍵を取りに行くことになりました。いよいよ、仮設の方が自由に談話室を空けることができるようになります。そして本格的な自治会作りについて「町づくり推進化」に入ってもらえるようお願いをし、結果、今月9日に行政による集会が設けられることになりました。ありがたい!と叫びたくなりました。