下記の内容は、2011.09.23の現地報告です。
報告日:2011.09.27
報告者:田中真人
天 候:天気/晴れ
2名は、唐桑の写真救済ボランティアで終日の活動。それ以外は、朝9時から荷物の搬入のお手伝い。中古の棚や、シンクなどが4トントラックで運びこまれました。支援機構からの9名+東大生25名が一緒にお手伝い。搬入が終わってから、教会にあった談話室の物資を紫会館にあるテントの中に大移動。人手があったのでスムーズに事が運びました。それから、紫会館にある山のようにあった切られた木々を北野神社の裏山に移動。(許可取得済み)
軽トラック3往復分の量で、お昼までかかりましが、またも軽トラが大活躍。
午後は13時〜16時で五右衛門ヶ原テニスコート仮設で足湯+お茶会。
17時から五右衛門ヶ原運動場でジャズライブのボランティア。私達は、同日までのイベントコーディネイトと、当日の準備と運営を担当させて頂きました。五右衛門ヶ原にいるテニスコート・野球場・運動場全ての仮設に呼びかけをし、総勢80名を越える方が来て下さいました。仙台から来られた4名のジャズ・バンドで気仙沼のスウィングドルフィンズ/子供達のバンドと、年に一度セッションをしている方達です。(ちょうど、この夜にTVの特集で扱われていました)このバントと、スウィングドルフィンズのプレゼント交換など、心温まるシーンもありました。 ふたを開ける前は、人集まるかな、、、、などと思っていたスタッフもいたようですが、大盛況で住民の方達は思い思いに演奏を楽しんでいるようでした。 演奏が終わってから、生き生きとした表情で会場を去るみなさん。
ジャズライブの様子 |
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19時から20時まで同じバントが紫会館で演奏。演奏途中でボランティアにメッセージを下さいました。「ここまで来れたのは、ボランティアのおかげなんです、ありがとう」15分程のスピーチだったでしょうか、時間は覚えてませんが、心打たれるお話でした。私の右斜め前に座っていた避難所リーダーのCさんが涙を流していました。私は、次の曲があまりにもスピーチのイメージとかけ離れるような明るい曲の演奏で、そのギャップで涙がこみ上げてきてしばらく止まることがありませんでした。このような明るい曲で涙を流す経験は生まれて初めてでした。呼吸も苦しくなりました。さらに次の曲は、落ち着いたムードのある曲で呼吸も少しづつ落ち着いてきました。涙を流すと言うことは大切な事なのだと聞くことがありますが、音楽の心への作用、パワーというものを大きく感じる事となりました。
仮設でのライブを思い出します。目を明るくキラキラさせながら聞いている人達、目を閉じて何かを感じるように聞く人達、涙を流す人達。同じ空間に引き寄せられています。音楽ボランティアはさまざまな場所でお役に立てるでしょう。音楽業界の方でこのレポートを読んでいる人もいるかと思いますが、そのような方達からのボランティア相談も歓迎したいと思います。