2011/07/09

現地報告

下記の内容は、2011.07.04~08の現地報告です。


報告日:2011.07.09
報告者:東セ西山
場 所:気仙沼市



7月
4日(月)・・・この日は曇り。湿度が高いのを除けば比較的快適な陽気。
ボランティアの方々は紫会館避難所からの要請で、地元・南町商店街の店舗の清掃作業に従事。当方は教会研修室の清掃他。今朝から参加のOさん(O教会保証の未信奉者)は朝の到着時から御祈念に参加。この日に御祈念に出ていない参加者は皆無。皆朝から熱心に教会長先生のお話に耳を傾けていた。私が滞在の期間中ボランティア参加者は誰も欠参されなかった。

5日(火)・・・この日の天気も曇り。のち所により雨。ボランティアの方々はボラセン依頼のの作業に従事。現地スタッフ(ボランティアのコーディネート担当)となっている安部さんはこの日、休養兼気仙沼教会御用に従事。
当方は御祈念のさなかに教会を出発して駅前6時40分発のバスにて仙台へ。その後仙台港に到着のE師と合流の後、午前11時半頃仙台教会に参拝。その後、高速道路を移動して石巻教会に午後2時半頃参拝。石巻教会長生からは震災当日のことやここまで4ヶ月の間のことなどお話を伺った。また参拝お届け帳代わりとなった襖にE師と共に記帳。ここで少年少女会連合本部派遣の甘木教会・Y師とお会いしご挨拶。石巻では隣接家屋を借りて食堂兼休憩所に。また隣接の病院(既に廃業して10年を経過)を借りて、ボランティアの寝室代わりに活用されているとのこと。その後教会長先生からお聞きして石巻市「日和山公園」から石巻市内に向かい御祈念。その後南三陸町(防災庁舎前で慰霊御祈念)を経由して18時過ぎ教会帰着。

6日(水)・・・この日の天気は曇りのち晴れ。
この日気仙沼教会長からのご要望により、支援機構のボランティア、教師等3名の方々と共にホテル「一景閣」での1階石膏ボードはがし、2階床の糊・ヘドロ落としの作業を実施。午前9時より午後3時頃迄行う。帰り際、ホテルのオーナーさんがご挨拶に見えた。このオーナーさんは気仙沼教会の役員をされておられる。また地元の気仙沼観光協会の会長であり、さらには市の商工会議所副会頭もされている。このホテルが早期に復興再開されれば地域の復興にもつながるのではないかと教会長先生は話された。
それからボランティア参加者2名(OさんとSさん)が気仙沼教会長の案内(運転はE師)により陸前高田市・大船渡市・南三陸町を視察。
なおこの日の昼頃、4月23〜6月23迄長期ボランティア参加されたSさん(ボランティアのコーディネートもしてくださっていた方)が教会に到着された。心強い。
一方ボランティアのコーディネートを担ってきた安部さん(6/1に現地入)は10日に帰途につかれる(おつかれさまでした)。また4日朝より現地入りしていたOさんが夜行バスにて帰京。

7日(木)・・・この日の天気は晴れのち曇り。夜から雨。
ボランティア参加者は南町一帯への防虫剤散布に参加。
当方は説明・案内役を兼ねて、約10名の参加者と共に慰霊巡拝。
①鹿折唐桑駅(慰霊御祈念)
②陸前高田市役所(慰霊御祈念)
③キャピタルホテル1000(千昌夫さん経営のホテル)及び高田の松原の様子(数千本の松が津波により流され、1本しか残っていない)
④大船渡市役所(参加者の一人が「土葬された被災者があれば、その土葬されたところで御祈念をしたい」との意向で市役所の方に聞くと「大船渡市では全員火葬した」との返事)
⑤大船渡市陸前赤崎駅(慰霊御祈念)
⑥陸前高田市の5階建てアパート前(ここは4階まで津波の被害を受けていた。5階はほぼ無事だった模様。後ろの5階建てアパートは4階まで津波が押し寄せたが、前の建物のおかげでベランダの手すりはほとんど残っていた)を経て、南に70キロ離れた
⑦南三陸町の防災庁舎前にて(慰霊御祈念。ここは最後まで住民に「逃げてください」と放送した女性職員が居たところ。周辺の建物は土台を残しほとんど流失)、その後、気仙沼市内に戻り
⑧気仙沼港・魚市場(慰霊御祈念。ここは先日復旧して市場を再開したところ)を経て、18時前に教会へ帰着。
この日は教会長先生ご夫妻、ご信徒の方々による「餃子」や様々な料理が振る舞われた。おいしかった。

8日(金)・・・この日の天気は曇り。
早朝5時教会を出発し、気仙沼教会長のご提案により、気仙沼市内を一望できる安波山山頂近くの展望台より慰霊御祈念。5日より参加していた10名の教師集団は3台の車に分乗し朝8時頃より順次教会を離れ帰途についた(私と2日からボランティア入りしていたSさんも帰京)。

期間中を通じて、東京ほどの暑さはなく過ごすことができた。でもここからは夏本番。
奥様先生に伺うと8月中旬以降からだんだん涼しくなるとのこと。
なお8月11〜13日には地元の「気仙沼みなとまつり」の代替えで慰霊と復興を願うイベント(気仙沼魚市場のカツオを食べるイベントや花火大会等)が予定されている。

以上