2011/11/03

現地報告(10/30)


活動日:2011.10.30
報告者:田中真人

午前中10時〜正午
五右衛門ヶ原・運動場仮設集会場で「お茶っこ音楽会」と称して歌とお茶会を開催しました。有志のコーラス部と、声楽家2名に来て頂き、住民の方達と一緒に歌を歌いました。50名程が集まり、温かい一時を過ごすことができました。声を出すという事は、大切なことなのだと改めて思い知らされたような気がします。
お茶っこ音楽会の様子。みんな楽しそう。
みんなで歌を歌います。声を出すって気持ちいい☆
音楽会を外から楽しむ、南保氏と子供達
午後から、花壇の作成がテニスコート住宅で入っており、その準備している様子を見に行きました。気仙沼市労働福祉協議会の方が大根と蕪菁(かぶら)を持ってきており、配布したいとの事。たまたま運動場集会場にテニスコートの自治会長、運動場のリーダー、野球場のキーパーソンが来られていたので繋げる事に。運動場の前に戻ってくると、ちょうどお茶っこ音楽会が終了した所でした。絶妙なタイミングです。鳥肌が立つような事が続く毎日。このような話は1つや、2つではありません。神様のお計らいと、、、、感じずにはおれないと支援機構のみんなでこれらの体験を共有しています。
さぁー、はじめましょう。(before)
準備中(学生寮の皆さん)
大根を持っての記念写真
学生寮の近藤晃君からの報告です。
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午後から五右衛門ヶ原仮設住宅(テニスコート)の入り口に花壇をつくらせて頂きました。

津波の被害が生々しく残る被災地の中で、震災から数ヶ月後には芽を出しひたむきに咲くお花。また、色とりどりのお花が人々にもたらす癒し。被災地を見て回る中で、普段は意識することのなかった花の力、生命の力を感じさせて頂きました。また一景閣の清掃活動で、入り口部分を綺麗にした後に雰囲気が一気に明るくなり、入り口部分の美しさが人々に与える影響などを考えさせられ、これらのことが今回の企画に繋がりました。

お花の提供は、支援物資とは異なり早急に必要とされる類のものではありません。しかし今回の未曾有の災害のように、ボランティアにマニュアルなどはなく、「目にはっきりと映るニーズばかり追いかけていてはいけないのではないか?普段あまり意識していない、人々の心のケアにつながるような活動も必要なのではないか?」という意見がありました。一方で「お花は本当に今必要とされているのか?」「お花の提供はボランティアとして出しゃばりすぎているのではないか?」という慎重な意見もありました。そんな中、テニスコート仮設の自治会の方から「花壇の件はどうなったの?」と聞いて下さり、それからは迷うことなく企画を進めていきました。

作業には住人の方が15名ほど参加されました。テニスコートだけでなく、野球場・運動場の仮設に住まわれている方々も参加して下さいました。普段、お茶会にはあまり顔を見せない男性の方々も参加されていたのは大きな変化です。私たちボランティアはサポートにまわり、住人の方々が主体となって花壇をつくりました。ノウハウのある方々ばかりで作業はスムーズに進み、会話を弾ませながら活き活きと作業に取り組まれている姿は美しいものでした。ある男性が「本当に綺麗になったなあ」と呟かれたり、野球場・運動場の住人の方々からも「うちにつくってくれないの?」という声がありました。

夜暗く寂しい仮設住宅が、少しでも明るくなるようソーラーライトも設けました。日が暮れてからライトがどのような様子か見に行ってみると、花壇の企画を一緒に練った自治会長のOさんがちょうど花壇を見ておられ、ライトもしっかり点灯し、笑みがこぼれていました。

この花壇が、仮設の住人の方々に癒しや元気を届けられるような存在になることを願っています。

Before 
見よ、この女性達のパワーを☆
もうすぐ完成
完成☆ ソーラー・ライトが光るのも楽しみです
男性陣も負けてられません
やっぱり女性パワーは凄い
完成です☆(after)
以上
近藤晃
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花壇が出来上がると、自発的にその周りの草刈りや掃除を始める住民の方達。エネルギーに満ち溢れ、自分達で歩いていく、自発的に動いていく、そのきっかけになったのだなぁ、と私達は、その様子にただただ感動していました。  
草むしりと草刈りの様子。どんどん花壇の周りが綺麗に。

最後に記念撮影☆
以上