活動日:2011.11.21
報告者:田中真人
天 候:曇り時々雪 (最低気温 -2° 最高気温7°)
テニスコート仮設の副会長によばれまして演歌舞踊の先生とお会いしました。階上地区で被災をした方なのですが、五右衛門ヶ原の運動場で演歌舞踊を見てもらい仮設のみなさんに楽しんで頂きたいとの思いです。運動場仮設で12月1日に開催させてもらうよう調整させて頂きました。2時間ほどお話させてもらったのですが、副会長さんは、避難したときの話をすると、非常に興奮した口調で目に涙を溜め、次のように語りました。「あの船は、空を飛んできたようにみえたのよ!」、津波で上がった海面の上にある船は空を飛んでいるように見えたと言います。「あの船が、バリバリィ~!っと家をなぎ倒しながらやってきたんだから!あの船なんか見たくない! あそこには、もう怖くて戻れないんだから! 近くにいっただけで、震えが止まらないのよ!」。
最近、TVで報道されていました。被災を忘れないためのモニュメントとして残すべきではないのかと。それに対して賛否両論があるわけです。私は、いずれ片づいたら、みんな忘れてしまうので、答えは分からないが出来るのなら残した方が良いのでは? と口にしていました。 私は、生の被災した声をダイレクトに触れる事により、胸が引き裂かれるような思いになりました。今の私には、何も言うことができません。
午後は、復興商店街の会合に参加させて頂きました。気仙沼復興商店街紫市場は、12月24日のクリスマスイブに正式にオープンする事が決定しました。24日と25日は、イベントが開催されます。ファイト新聞のレプリカの贈呈式や、くじ引き等が行われる事となります。待ちにまった仮設商店街のオープン! 待ち遠しいです☆
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熱田教会のK氏、U氏の2名は、復興商店街の塗装のお手伝い。
宇部東の清水氏、学生寮のK氏とT氏、元学生寮のS氏、大崎のN氏は、一景閣へ。
一階に下ろされた円卓の洗浄と、食器洗いをしました。
夕方に、藤沢教会のH氏が未信奉者の方達を4名つれて教会に到着。平均年齢70才です。今月中は、一景閣で人が必要だと現地レポートで知り、仲間に声をかけて駆けつけたとH氏。気仙沼に来るには4度目の70才です。初めてきた方達は、来る途中目にした被災地を見て、次のように話されました。「8ヶ月経って、これなのか? 前の状態が想像できない。」、「悲しいニュースはありますが、それでも少しづつ前に進んでいるのだと思います。そのお手伝いを少しでもさせて頂きたい」。
ご本部より、石巻と、気仙沼の被災した信者さん宛に毛布が贈られる事になりました。この毛布は、被災地の南三陸町で購入され届けられる事になります。