2011/11/28

現地報告(11/22)

活動日:2011.11.22
報告者:田中真人


東京学生寮の近藤晃氏からの現地レポートです。

11月22日(火)
熱田教会の三人は気仙沼復興商店街の塗装の活動。
「単純に作業をしてしまった自分がいた。ここに住む人々のことを考えながら活動に取り組まななければ」「ボランティアは入れ替わりが激しいので、引き継ぎが難しい。スムーズに引き継ぐためにも、ガイドラインがあればいいように思う」と報告されました。

宇部東の清水氏、藤沢教会の五名、東京学生寮の二名で一景閣の食器洗いとテーブルの高圧洗浄の活動をしました。

藤沢から来られた方々は、
「お皿を洗ってきれいになると達成感があった。」「今回気仙沼に来て自分たちの記憶の中だけにおさめるだけでなく、帰って仲間たちが集まる会合で気仙沼で感じたことを伝えたい」とおっしゃっていました。

元・東京学生寮のS氏は仮設住宅の自治会の方々と唐桑の写真洗浄活動の代表の方を取材されました。
「記者として被災された方々の記憶を文字という記号でどう伝えていけるのか?その様々な記憶と私はどう向き合っていけばいいのか?」と取材を通して震災の困難、人の温かさや強さを感じたようです。
東京学生寮の2人は、仮設住宅に花壇のソーラーライトを届け、S氏の取材にも立ち会いました。
取材中、仮設住宅の方は、「物資などをもらえるのは本当に嬉しい、だけれども実際物は足りてきている、精神面で元気になるような支援が今は必要だと思う。本音を言うとお金をもらえるのが一番助かる、物資であると人によってニーズや好みが違ってきてしまうけれどもお金であると好きなことに使える。しかしお金をもらい続けてしまうと特に職がない人は自立の意識が薄れてしまう。一番は気仙沼が復興すること、そうすれば雇用もうまれ、自立できる。」とおっしゃっていました。

この取材を終え、東京学生寮のT氏は、「改めて復興の意味を再認識した。復興が多くの方々の助かりにつながるカギである。一景閣がオープンに向けて動き出したことは、雇用がうまれたり、一景閣の周辺の人々に刺激や勇気を与える力を持っている。復興のために少しでもお役に立てれば」と報告されました。

以上