報告者:田中真人
嶋田現地代表より5月4~6日の現地報告がアップされていますが、久しぶりに気仙沼に戻った私からもアップさせて頂くことを了解頂きました。一つづつアップさせて頂きます。
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気仙沼での現地代表を嶋田先生にバトンしてから久しぶりに気仙沼に戻って来ました。懐かしいという感覚よりも、すっとその空間にはまり込み、まるで空白の時間が無かったような自然な感覚。しかし、新しくできた信号機や底上げされた道路をみて、「おおっ!」っと声を上げている自分がいた。少しでも変化を感じることができる喜び。
昼時に気仙沼教会に到着し。奥原教会長ご夫妻を始め、ご家族で温かく迎えてくださりました。お参りをし挨拶してから復興商店街へ昼を食べに行きました。
ゴールデンウィークということでイベントが開催されています。大勢の人が集まり活気がある。会う人、会う人、「いつ戻ってきたんだ!? どれぐらいいれるんだ!?」と温かく迎えてくれます。ありがたいです。青年会会長の坂本さんは、あちらへ、こちらへと忙しそうです。 フリーダムで新メニューのミニ牛丼を頂いてきました。店の千葉さん家族も元気そうです。相変わらずの千葉さんトークを楽しませてもらいました。
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昼食事を食べてから、支援機構の6名で一景閣・イスの洗浄とさび磨きをしました。
・嶋田先生の報告
プレオープンの15日まであと少し☆
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その後、田中公園住宅に足を運んで、会長さんご夫妻と話をしてから、被災した大工さんを尋ねました。
・1月12日に初めてお会いしたときの報告
大工さんの部屋をノックするも反応がありません。
声をかけても反応はない、一緒にいったI氏が手を合わせて神様に祈ります。すると、嘘のように仮設の裏から現れるではないですか!おおっ!っと声をあげて挨拶すると、「なんだっ、どこ行ってたんだぁ」と大工さん。顔の表情が穏やかです。 明日、友人の葬儀があると言います。そして、それが過ぎたら仕事を探すことにしたと言います! どこかで仕事の情報があるのかを尋ねると、「なんとかなる!見つけるよ!」と言葉に力がありました。前を向こうとしている彼、私は「神様、ありがとうございます」とお礼の気持ちでいっぱいになりました。ありがとうございます! 何か、よいお仕事の話を聞きましたら、お節介にならないよう気をつけながら接してくださるとありがたいです。
○それから、社協のボランティアセンターに顔を出し、少し話を伺ってきました。4月16日より気仙沼教会の美紀子先生が社協の相談員に復帰された事を大変喜んでいました。難しいことがたくさんありますが、継続的に関わっていくことが大切なのだなぁと改めて思いまいた。
昨日は、大雨で町の至るところが水害にあい、一部では避難所が開設されたと聞きました。それらはすべて解消し落ち着いた事を聞いてほっとしましたが、側溝が詰まっているところがあったり地盤沈下の影響の為に水被害にあいやすいのが心配です。(今回は、塩が潮が満ちている時間帯と大雨が重なってしまったことも被害の原因となっています)
清水さんの報告でもありましたが、バレンタインの長さんから清水さんにSOSの連絡があったと聞きました。
・清水さんの報告
ボランティアや支援は、直接的に何かをしていくことも大切ですが、次のような事も大切です。「本当に困ったことが起こったとき、助けが必要となった時に声をかけてもらえる存在になること」
その働きがあったことをありがたく思いました。
以上