2012/05/07

現地報告 (5/6 特別編)


活動日:2012.05.06
報告者:田中真人




○午前中は大島に真子さんを会わせた3名が大島へ。私と、I氏は陸前高田と鹿折を訪れご祈念してから南町のCadoccoへ。部屋に入ると、南野陽子さんが挨拶をしています。応援のエールを送ってからその場を去る南野さん。そして、ソウルシンガーのゴンザ先生によるゴスペルの練習会。なぜか混ざった私たち。何も知らなかった私たちですが、なんと午後2時からイベントの一つとして発表すると言うのです(汗) 飛び入りで参加する事に。発声練習から始まるのですが、練習を続けていくと、感動的なハーモニーになりプレッシャーはありましたがその時を迎えることが楽しみに。練習が終わってから発表まで解散。


11時~ 13時~しまじろうの縫いぐるみが舞台に登場

 田中公園(仮設)住宅のO氏がお子さんを連れているのを発見。その他大勢の親子が集まっていました。平和な空気です。


会場は親子ずれでいっぱい

○午後12時からはジャンゴリズムのメンバー4名とミケさんが気仙沼に戻ってきて演奏してくださいました。音に誘われて人々が集まってきます。フリーダムの千葉さんや、魚屋の鈴木さんが寄ってきて、「違うなぁ~」っと彼らの演奏に聴き入っていました。美の巨人でエンディングテーマで使われていたジャンゴリズムのオリジナル曲には変わらず心に迫ってくる迫力があり軽快な音の中にも何か涙腺を刺激するものがあります。


演奏終了後に青年会の会長・坂本さん、ジャンゴリズムの皆さん、ミケさんと集合写真


・感動をよんだ、114日の演奏
http://shutoken.konko.jp/support/fieldreport.html#/list/20120116


○時間前倒しで1350分ぐらいからゴスペルをスタート。雨が降っている中、大勢の方が集まって下さいました。商店街のみなさんを始め、地元の方達、気仙沼災害FMの方も聞きに駆けつけてくださいました。歌ったのは2

Anthem for Unity/心をつなぐ参加 ~We walk together
This Little Light Of Mine - Gospel Music - I'm Gonna Let It Shine 

最後は、拍手喝采。アンコールでAnthem for Unityをもう一度。会場には元気とウルウルした感じが混ざります。

最後に青年会会長の坂本正人さんの挨拶がありましたが、目頭が熱くなり声を詰まらせまらせています。 歌の力を改めて感じました。なんとも言えない一体感。歌った私たちは、素人であり、そんな私達でも心を一つにして一生懸命になれば、こんなにも喜んでもらえるものになるのかと、感動してしまいました。 


坂本さん、ゴンザ先生、歌ったみなさん、南野陽子さんと集合写真

歌を聞いてくださった方達の表情を忘れることができません。赤く涙でうるんだ目と笑顔。音楽の演奏をして帰っていったボランティア達が「感動して帰っていく」という様を何度も見てきましたが、その少しを体感させてもらう事となりました。歌い手や演奏者から「今までにこんなに温かい空間で演奏したことがない」と聞いていました。それをしっかりと感じることができました。この和を大きくしていけたらと思います。


合唱団や、音楽関係者の方達、ぜひ支援機構のボランティアに参加してくださればと思います。


○かどっこで八幡太鼓の演奏

 

16時から五右衛門ヶ原・テニスコートで音楽ライブ(ジャンゴリズム&ミケ)


雨の中、10数名の方が集まって下さいました。五右衛門ヶ原では大きな集会場での音楽イベントはあるのですが、談話室のような小さな場所で開催されることが少ないのです。5名での音楽ライブ。部屋は人でいっぱいに感じましたが、アットホームで温かさに満ちた時間となりました。音楽の力って本当に素晴らしい。また、彼らの気持ちが音にのっている事がみなさんの心に響いているのを感じ取ることができました。ミケさんの歌声は温かく優しく、「良い声してるねぇ~」っと通常は辛口の80代・副会長に褒められていました。


ジプシージャズの軽快な音が心に響いてきます


花束を贈呈されたミケさん



集まってくださった住民の方達から「今夜はここに泊まっていけ」と勧められましたが、また次回に取っておきたいと思います。 

3日間の滞在でしたが、あっという間に過ぎてしまいました。会いたい人たちがたくさんいたのですが、、、時間の都合上、全員というわけには行きませんでした。 心残りではありますが、また次の再会へと取っておくことにします。

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支援は、細く長く。一緒にいるだけでいい、寄り添うような関係の中から、生まれてくるもの、見えてくるものがあります。

・人を助けるのが、人間である。
・人を助けて己が助かる道


私達は、平和社会の実現に向けて、大きな役割を与えられたと思っています。
人の喜びが、自分の喜びとなる、痛みを分かち合い、幸せをより多くの人たちと共有しようではありませんか。

幸せは、人と分かち合うと倍になり、悲しみは人と分かち合うと半分になる。

ここでの事は、語りついで行かなくてはいけません。
忘れ去ってはいけない事なのです。

家族がいる、仕事場がある、生きている、当たり前だと思っていた事は当たり前ではないのです。当たり前が崩壊し、今、私達はこの当たり前だと思っていた事にもっと感謝する事ができます。

この東北で起こった歴史的な大震災を忘れ去ってはいけません。
次の世代にまで語りついでいきましょう。

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今月12日、13日とボランティアについてお話させて頂きます。


512日(土)14時~ 日本橋教会・金光大神月例祭
その後「気仙沼の今」1時間ほど

住所:東京都中央区日本橋室町4-1-17
http://www.h6.dion.ne.jp/~konko/nihonbashi.html

513() 14時~18時 SNS宗援連(宗教者災害支援連絡会)
会場:東京大学仏教青年会 ホールA・B 
 
 
 http://syuenren.opensnp.jp/bbs/bbs_list.php?root_key=555&bbs_id=9

仮設住宅の自治会はどのようにして発足したのか ~金光教首都圏災害ボランティア支援機構の取り組み~」
 30分ほど


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私は、514日より金光教学院に入寮、入学します。

これまで一年もの間、皆さまには大変にお世話になりました。支援機構のメーリングリストにお知らせとお礼のメッセージを残していたのですが、現地レポートでみなさまに声を届ける事ができていなかった事、お詫び致します。

気仙沼では、大勢の方達との出会いがありました。

気仙沼教会の奥原先生ご夫妻、ご家族、現地スタッフの清水幹生さん、先遣隊で入られた嶋田先生、三宅先生、支援機構のスタッフの皆さま、社協ボランティアセンターで共に活動した皆さま、NGO,NPOやボランティア団体の皆さま、市役所や保健所、生協の皆さま、一景閣の支援活動に足を運んでくださった少年少女会の皆さま、孤立集落に訪れてくださった大阪センターの皆さま、気仙沼でボランティア活動に励んだ皆さま、ボランティア活動でなくとも現地へ足を運んでくださった皆さま、現地に足を運ばれなくとも募金活動や、後方支援をして下さった皆さま、朝食と夕食を作って下さった、紫会館の、まるきんさん、社長、千葉さんをはじめとする皆さま、そしてその後に支援活動や、復興商店街のオープンに尽力を尽くされた紫会館の皆さま、支援活動を共にした気仙沼教会の信徒の皆さま、仮設住宅の住民の皆さま、南町の皆さま、、、、言い出すときりが無く、まだまだ続きそうです、、、

皆さまには、多大なるご支援とお祈り添えを頂き大変感謝しています。

この一年の間に語りつくせない程の事がありました。
気仙沼の方達と、共に涙し、笑い、励まし合いながらの一年でした。
 
これからは、現地代表に嶋田先生、清水幹生さんには引き続き現地スタッフとして、この二人の体制でお願いすることとなります。引き続き皆さまの支援とお祈り添えをお願い致します。

岡山の金光教学院で一年間、修行させて頂きますが、心は皆さんと共にあります。
今後とも、ご指導賜りますようよろしくお願い致します。

本当にありがとうございました!心から感謝しています。
そして今後ともよろしくお願い致します。

ありがとうございます。