2013/12/26

現地報告(12/20-26)

活動日:2013.12.20-26
報告者:清水 幹生

1、12月20日(金)の活動状況
*21日(日)の松崎柳沢仮設住宅での餅つきイベントの準備
*関東方面からM/Sご夫婦が12時過ぎに到着。
*14時ごろバグパイプ演奏の加藤健次郎さんが到着。
*21日の餅つきイベント用のもち米を洗いバケツに水で浸した。

2、12月21日(土)の活動状況
*午前10時から12時30分まで松崎柳沢仮設住宅で餅つきイベントを行った。
*美紀子先生、幹雄先生、M/Sご夫婦、気仙沼教会の信者Oさん、バグパイプ演奏の加藤健次郎さんと清水6人で松崎柳沢仮設住宅へ向かった。
松崎柳沢仮設住宅に入る前で、横から飛び出してきた車と間一髪で衝突を免れた。「お蔭を頂いた」と、誰もが思い神様の御加護に感謝した。
*この松崎柳沢仮設住宅は建物30所帯のうち現在24所帯がお住まいで、餅つきイベントに参加された方は18名でした。
今回は幹雄先生が焼イモを行われて、お餅と焼イモが住民のお腹を満腹にした。関東方面から来られたM/Sご夫婦のご主人のMさんは、餅つきの姿が様になって来ました。
*ビンゴゲームではM/Sさんご夫婦に担当して頂きましたが、やはり新婚さんです。ビンゴを回す度に出るカードの番号はIばかりである。「皆さんM/Sさんは新婚ですよ、Iばかり出るのは愛が強いからでーす」と、云ったら爆笑でした。場が一段と高まった感がありました。
*ジャンケンゲームではM/Sさんご夫婦の奥様に担当して頂き、住民の方達可愛らしい若奥様とのゲームを楽しまれていた。
*バグパイプ演奏の加藤健次郎さん、餅つきをしている間中、演奏をして下さった。餅つきの雰囲気を一段と高める事となり、住民の方達を楽しませてあげる事となりました。
*餅つきの終わりごろ小雨模様となりましたが、餅つきイベントに支障が出るほどの事は無かった。
*餅つきが終わり、14時過ぎに関東方面からIさん(男性)が到着された。
*22日の南町紫市場での餅つきイベントの用のもち米を、洗いバケツに水で浸した。
*夕食は久しぶりにボランティアは5名となり、賑やかな夕食となりました。
3、12月22日(日)の活動状況
*朝の御祈念後に関東方面から車でBさん、Sさん、Iさん(女性)、Kさん(女性)の4名が到着された。*朝食を済ませて9時30分にBさん、Sさん、Iさん(女性)、Kさん(女性)、M/Sさんご夫婦、Iさん(男性)と気仙沼教会の信者Oさん、美紀子先生、幹雄先生と清水の11名で南町紫市場の広場に行き、餅つきイベントの準備を行った。



*南町紫市場開設2周年行事の一環として、餅つきイベントを行う事となった。
昨年の1周年に引き続き行うのであるが、人通りは昨年に比べて人出が少ない。それでも5臼(約17.5kg)ついたお餅はたちまち無くなり、食べられない人も居た。食器(紙皿)の残りからすると約300人分がふるまわれた事になる。

Mさん、Bさん、南町のSさんの3人の声を掛け合いながらの餅コネ、なかなか見ごたえがあった。また紫会館避難所に居られたSさんご夫婦の餅つきは、絵になるほどの見事な餅つき、皆で南町紫市場の開設2周年を盛り上げる事が出来た。












*10時30分からつき始めた餅つきも、無事12時には終える事が出来た。
蒸器を2台準備したお蔭で遊び時間を無くし、スムースに餅つきが出来た。また、バブパイプ演奏の加藤健次郎さんが、絶えず演奏を続けられたので見物客を魅了させたことと思う。バブパイプ演奏は餅つきイベントにマッチしている。






*ボランティア全員、南町紫市場で昼食を済ませて、午後1時30分からの気仙沼教会の月例祭に参拝した。
*バグパイプの加藤健次郎さんは次のイベント先、東松島へと向かわれた。
お世話になり有難う御座いました。
*今回ボランティアに来られた方達は、震災直後から今回まで度々気仙沼に来られている方達である。夕食時には、気仙沼教会教会長先生ご夫婦と幹雄先生を加えて色々な場面でのボランティア活動や、これからのボランティアの有り方の話も出ていた。
南町紫市場のSさんOさんも短い時間で有ったが、教会に来られて久しぶりに賑やかに色々な話が出来て、素晴らしい懇談が出来た。
皆さん有難う!!

*関東方面から来られた人たちは、紫会館に行かれて南町紫市場の開設2周年を応援する他のボランティアの方達との交流を深められた。

4、12月23日(月 祭日)の活動状況
*朝食後、M/Sさんご夫婦は気仙沼を出発されました。ご苦労様でした。
*朝8時30分、Bさん、Sさん、Iさん(女性)、Kさん(女性)、Iさん(男性)、美紀子先生、幹雄先生、気仙沼教会の信者Oさん(女性)に加えて東新城仮設住宅のFさん(女性)、小泉中学校グラウンド仮設住宅に居られたKさん(女性)、西八幡前仮設住宅のKん(女性)、気仙沼公園仮設住宅のOさん(女性)と清水の13名で越喜来(おきらい)杉下仮設住宅へ向かいました。
*餅つきイベントの材料や用具及びビンゴゲームの景品などを車に詰め込みますので、軽トラを含めて車3台に13名のボランティアが乗り込みました。かなり冷え込んではいましたが、まだ雪は降りませんでした。
*現地につき早速準備に入りました。
餅つきのと焼イモの準備があり、今までとは違い作業は増えますが人数が多いので困る事は無かったです。この仮設住宅は約100所帯あります。あわせて隣接の老人ホームの方にも声を掛けてみました。気仙沼教会の信者さんが数所帯入られていまして、イベントのお手伝いをして下さり、大変助かりました。



また、気仙沼の羽田太鼓保存青年会の方達が太鼓を演奏して下さるようになっていたのですが、地元でもお祭りが有り演奏が出来なくなりました。その分チョットおとなしいイベントとなりましたが、多くの人達が参加して下さり、今年最後の餅つきイベントを無事終える事が出来ました。
*餅つきの終わりごろに小雪がちらつき始めましたが、餅つきには支障はありませんでした。
簡易テントの中で炭火による焼イモ、女性の方が食べる人が多かったような気がします。 








*最後はビンゴゲームする予定でしたが、ビンゴゲーム一式を忘れて来てしまいました。それでも、ジャンケンゲームで何とか住民の方を楽しませる事はできました。


*全てが終わったのが、12時30分でした。お茶を頂き杉下仮設住宅を後にしました。
*気仙沼教会の信者さんが経営する嘉宝荘にお弁当を頼んでいたので、その弁当を13名の方々にお礼を込めて、お渡ししました。
杉下仮設住宅を後にして、嘉宝荘に寄りお礼とお弁当の支払いを済ませて気仙沼へ帰りました。
*東京へ車で帰られる3人(Bさん、Iさん(女性)、kさん(女性))は気仙沼に帰り買い物を済ませ、気仙沼教会にお礼参りをされて、午後3時前に帰られました。
ご苦労様です。有難う御座いました。
*新幹線で帰られるSさん(男性)、Iさん(男性)は午後3時37分の列車で気仙沼駅から帰られました。ご苦労様でした。有難う御座いました。
*皆、帰ってしまいました。全国から来るボランティアは、今年は今日で最後です。
皆さんに再会できるのは来年の1月12日以後となります。

5、12月24日(火)の活動状況
*蔵内、外尾地区からお水の支援の要請が有ったので、配付した。
外尾仮設住宅の元会長Oさん宅を訪れて、1時間近く談話した。Oさんの自宅は小高い所に有り、小泉の町が一望出来る。大津波で小泉の町が全て流されるのを目の前で見て居られる。まもなくして、大津波は自宅まで迫って来た。大慌てしてさらに高い所に逃げられて助かっておられる。
自宅の2階まで大津波は押し寄せ、一階のものは全て流されて、汚泥で一杯だったようである。それでも家が流されなかったので、時間は掛かったがリホームして住めるようになった。
この地区、水事情が悪いのかお水の支援を望まれている。
*金光会館の掃除とシーツ等の洗濯及び片付けをした。
*岩手県高田市小友町のFさん宅を訪れ、今年最後の挨拶をした。
*岩手県高田市気仙町気仙町裏仮設住宅のSさんを訪れて今年最後の挨拶をし、「来年こそ尺八と詩吟の共演が実現されるように頑張るから」と、約束してお別れして来た。
*もう一件、お別れの挨拶をしておかねばと、東新城のFさん宅を訪問して、「宇部に行ってきます。来年の1月11日には帰って来ますから」と、挨拶を済ませた。
*夕食後、気仙沼教会教会長先生、幹雄先生と私の3人でドリームキャンプについて打合せをした。
以前、東北センター長の七尾先生から連絡が有り、「ドリームキャンプについて話し合おう」と、云う事になり来年の1月14日(月)に仙台の東北センターで打ち合わせる事になった。
その為に、気仙沼教会教会長先生、幹雄先生と私の3人で、「事前に話し合う為の内容について話し合って準備しておこう」という事になり、今回の打合せをした。
何とか東北キャンプとドリームキャンプが目的を一つにして一緒に、被災地の子供達を大自然の中で遊ばさせ楽しいキャンプにしたい。
いい方向に進ませて頂きたい!!神様、お導き下さい。

6、12月25日(水)の活動状況
*今年最後のイベントとなった乙女の会を、岩手県一ノ関市千厩(せんまや)で行った。
「お風呂に入ってお寿司を食べに行こう、今年最後だから」と、いう声が有り皆が大賛成だったので実行した。7名の参加者だった。
千厩の三嶋の湯は大変熱い湯で板一枚で男女の湯は遮られていた。乙女達の賑やかな声が聞こえてくる。「清水さーん、御指名はだれにしますか?背中を流しますよ」と、声が掛かってきた。「若い乙女の方が良いなあ」と、思ったが返事はしなかった。
男女とも貸切の状況でした。
寿司屋さんは気仙沼教会の信者さんのお姉さんが嫁いでいる寿司屋さんで、「もみじ寿司」と、いうお店だった。
帰りは猊鼻渓(げいびきょう)に立ち寄り、コヒーを頂き、お土産を買い教会に午後3時30分に帰り着いた。
*金光会館の整理と洗濯物を整理した後、12月度の会計報告をまとめて、会計担当のT生に送った。
*今年最後の現地レポートの仕上げを急ぎ、何とか出来上がった。
  
【御礼・お願い】
*25日で今年のボランティア活動は無事終わりました。
今日までの10ヵ月、皆様のご支援のお蔭で被災地の人々を元気付ける働きができたと思っています。
本当に有難う御座いました。
来年のボランティア活動開始は1月12日(日)からです。来年もご支援宜しくお願いいたします。
*現地レポートの校正・更新を今日までの2年間お世話して下さった日本橋教会の井上さん、有難うございました。
井上さんはお仕事が夜遅くまである忙しい中、帰宅後の校正・更新作業をされていました。多分、夜が明ける事も多かったと思っています。
これ以上、ご負担を掛けられませんので、「現地の事は現地でさせて頂こう」と、幹雄先生に相談して、来年からは現地で現地レポートの作成・校正・更新をする事になりました。
井上さん長い間本当に有難う御座いました。
幹雄先生、来年から校正・更新宜しくお願いいたします。
*来年、1月、2月、3月は寒さが厳しくなって来ますが、ボランティア活動されたい方は支援機構の本部及び現地代表の清水までご連絡ください。
音楽コンサート・マッサージ・被災者の方達とのおちゃっこ等何でも構いませんが、被災者の方達を元気付ける事を念頭に置かれて、是非現地においで下さい。
【活動の柱】
1、被災者の方達を元気付ける活動
被災された方々の生活基盤である住居が出来るまで2,3年掛かると思われます。その方達の気持ちは常に揺れ動いています。その方達を元気付ける活動をしていきます。
2、子ども達への働きかけ、活動リーダーの育成
東北はますます過疎化されていきます。もうどうしようもなく人口は都会へと流れています。この現象を食い止めるのは至難の業といえます。
そこで我々が出来る事は子供達への働きかけです。
生まれ育った故郷の大自然の有り難さを教えるにはドリームキャンプは必要な事と思います。その子供達を育てるリーダーの育成が必要になって来ます。
来年からは現地の青少年を対象にリーダー育成研修会を開いて行こうと思っています。
①ドリームキャンプの継続
②現地の青少年対象にリーダー育成研修会の開催
③定期的に野外活動(ハイキング等)を開催する
3、仮設住宅・みなし住宅への訪問を随時行います。
4、乙女の会
この会は、仮設住宅やみなし住宅の方達が、気仙沼教会の談話室に集まってそれぞれの思いを語ることで、色々なストレスの解消に繋がればと思って実行しているものです。
教会の施設での会合、いつかどうしようもない問題に遭遇した時、「金光さんに行って相談してみようかな」と、神様に心が向くことへの切っ掛けになるのではと思っています。
これは長く継続していきたく思っています。
以上の4つを大きな柱として活動していきたく思い、願い祈りしています。
以上です。

【つぶやき(番外編)】
日本橋(と、都連ボランティア室)井上です。みなさまいつも現地報告をご覧いただき、まことに有難うございます。最後に一言書くようにと清水さんからお話がありましたので、少しだけ・・・。
嶋田先生のときから2年弱、おかげさまで更新作業をさせていただきました。
そのご褒美なのかどうか、東京でもお見かけしない人に気仙沼でお会いできました。
「K-port」(http://www.k-port.org/)という渡辺謙さんのカフェが今年の11月25日にオープンしました。
気仙沼港のすぐ近くにあって、先日お邪魔しました。オーナー本人に出迎えてもらい、コーヒーを淹れていただきました(380円)。「独眼竜正宗」、「炎立つ」の名優の笑顔に気仙沼で会えます(イベント時)。そして、奥様にも会えるかも。お子さん向け「読み聞かせ」があります。みなさまのお子様とともにポケモン列車でお越しください。
http://www.jreast.co.jp/pokemon-train/timetable.html 企画列車。一ノ関11時半発、13時15分気仙沼着)
最後に、清水さん、お体に気をつけて引き続き現地報告よろしくお願いします。幹雄先生、ご多用とは存じますが、更新作業よろしくお願いいたします。
以上です。