2013/01/31

現地報告(1/28-31)

活動日:2013.01.28-31
報告者:清水 幹生
 
1月28日(月)
① 田中前記念公園仮設住宅での音楽コンサート
* 830分頃、今日の活動場所の田中前記念公園仮設住宅に私一人で向かった。
自治会会長のご主人が今日、大腸ポリープを取り除く手術をされるので、気にかかっていましたので、音楽コンサートを行う前に様子を伺うために、奥さんに会いに行きました。

「清水さん大丈夫ですよ、主人ちょっと心配みたいですけど。今は、病院で麻酔だろうと思いますが、時間をかけて薬を飲んでいます。手術は昼からですから、私もコンサートには参加しますから」と言われ、本当に大変な時なのにと思い、感謝の気持ちで一杯になりました。我々の方がボランティアしてもらっています。

* 945分頃美紀子先生を含めて6名で、田中前記念公園仮設住宅へ向かいました。
集会所に入ったら、すでに暖房は入っていた。
会長に挨拶し、呼び込みを始めましたが、参加者はありません。そのうち会長が自ら3名の方を連れて来られた。この仮設住宅の人々は、なかなか部屋から出ようとされない。
何とか工夫して、イベントに参加して頂き楽しんでもらいたい。
最終的には7名の方が参加され、1時間30分の音楽コンサートを終える事が出来ました。

ある男性のご老人が、気仙沼町歌を歌って下さった。「気仙沼に町歌があったのか」と、地元の人達さえ知らない貴重な歌でした。

ビンゴゲームをするつもりでしたが、途中で帰られた人もあり、中止して賞品は残っていた人には好きな物を持って帰って頂きました。途中で帰られた方には会長から渡して頂くようにしました。
少ない人数だったけれど参加された方々は、楽しみ明るい顔されていました。

② 越喜来杉下仮設住宅での音楽コンサート
* 昼食を済ませて美紀子先生・銀座教会のYさんご夫婦・鎌倉教会のMさん・嶋田先生・清水の6人で越喜来に向かいました。鎌倉教会のMさんは、陸前高田方面は初めてなので被災地巡りをしながら越喜来に向かった。
高田市役所・ホテル キャピタル1000もいよいよ取り壊しが始まった。




* 杉下仮設住宅では330分まで絵手紙教室が行われていた。
4時から音楽コンサートが始まるのですが、集会所内には10名ぐらいの方が残っておられ、絵手紙教室を終えて帰られらそうな4名の方も、集会所へ引き返して下さった。
そうこうするうちに、参加者は37名となった。
私たちボランティアを含めると43名となり、大変な賑わいとなりました。

 
 
 
 
 
 

5分間休憩後、ビンゴゲームを行いました。

賞品は目玉にお米3kgを準備した。他の賞品は、数件の教会から賞品用として支援して下さった物を、使わせて頂きました。参加者全員に何かは当たりました。お米は最初に全て無くなりました。

ビンゴで盛り上がったところで、音楽コンサートの第2部に入りました。最高の盛り上がりとなり、演歌に入るとリクエストが多くなり、「これは何時までも経っても終わりそうもないなあ」と、嬉しい悲鳴を感じました。
1時間30分で終わらせましたが、参加者全員、本当に楽しく明るい顔になり帰って行かれました。
キーボードの演奏者のYさん嬉しそうでした。
皆さんありがとう!!

* 音楽コンサートを終えて、信者のKさんが経営する嘉宝荘で夕食をした。
しかしながら、Kさんは前日に妹さんのご主人のお父さんを亡くされ、音楽コンサートの今日の夕方6時からお通夜だった。「清水さんからの頼みだから引き受けたけれど、他の人だったら断ったよ」と、言われた時は本当に申し訳なく、「有難う、本当に大変な時なのにごめんなさい」としか言えなかった。
私は初めてKさんご夫婦に会った時から、何かしら親しみを感じ離れがたく思っています。
「この人達が本当に立ち上がるまで、絶えず顔を見せて、元気付けて行こう」と、思いました。

* 越喜来から教会に帰ってからの談話は、今日の音楽コンサートについて喜びの話しに尽きました。談話を終えてYさんご夫婦を一景閣に送り部屋に帰り、ちょっと現地レポートの編集をして、今日1日の活動を終えた。
皆さん有難うございました。

1月29日(火)
* 朝食後、一景閣にYさんご夫婦を迎えに行き、教会にお連れした。
* 東新城仮設住宅に行き、Fさんの手術後の経過の状況と、Fさんのお母さんの様子を探りに訪問した。
Fさんは個室から普通病棟へ歩いて移動したと聞き一安心しました。
お母さんも83才なのに、仮設住宅で娘さんの帰りを一人で待って居られる姿に、「親は有り難いなあ、どうか元気で過ごして下さいよ」と、心の中で祈っていました。

* 田中前記念公園仮設住宅に会長のOさんを訪ねたが、入院しておられるご主人の所に行っておられるのでしょう。
手術の結果を知りたかった。
インフルエンザが流行しているので、見舞いにも行けない。
* 1110分の列車で帰られる銀座教会のYさんご夫婦と鎌倉教会のMさんを気仙沼駅まで送った。
ご三人ご苦労様でした。
* 午後は、フォーゲル倶楽部からの依頼である気仙沼物産品のカタログを作成の為に、土産物屋に行き、物産品の値段と写真を撮りに行った。
全国の皆さん、このカタログを見て気仙沼の土産品を注文して下さい。これもボランティア活動になりますので、よろしくお願いします。 

1月30日(水)
* 午前中、東新城の仮設住宅にFさんのお母さんを訪ねた。
元気そうだった。良かった。
* 田中前記念公園仮設住宅にOさんを訪ねたが留守だった。
* 午後から越喜来に嘉宝荘を訪れた。昨日の音楽コンサート後の夕食のお礼に、土産物持ってKさんに会いに行った。
妹さんの、ご主人のお父さんのお通夜に、Kさんを参列させられなかったお詫びを言いたかった。
本当に有難うKさん!!

1月31日(木)
* 午前中は明日の月例祭と現地ボランティア用の買い物をした。
* 午後は、奥原教会長先生のお供をして釜石方面で被災された信者さん宅を手土産のお米を持って訪れた。
7所帯を訪れたが、気仙沼からかなりな距離を、よくここまで布教されたものだと、頭が下がる思いで一杯でした。
* 奥原先生は、「震災後一度も行っていない信者さんの所を訪ねたい」と、言われて越喜来から海岸線を走り、岩手県大船渡市三陸町綾里白浜まで訪ねた。
白浜についてあるお店に入りKさん宅を教えて貰ったら、そのお店が訪ねたいお宅だった。
家も家族も無事で津波の被害はなかったようである。本当にお会い出来て良かった。
嶋田先生と清水がお供しました。

こうして、1月も無事に活動を終える事が出来ました。

以上です。