2013/01/24

「現地報告(1/22-24)」


活動日:2013.01.22-24
報告者:清水 幹生
 
1月22日(火)
* 美紀子先生を生活相談室に送る途中、東新城仮設住宅のFさん宅にむかった。Fさんの脳腫瘍手術の結果を聞く為に、留守番しておられるお母さんを訪れた。
9時から夜の1130分まで掛かる大手術だったが、手術は大成功だった。
本当に良かった。
届けたご神米を懐に入れて手術に臨まれたようで、神様のお計らいと、皆様のお祈りぞえに感謝しています。
皆様方有難うございました。
* 午後から現地レポートの作成に取り掛かった。
空いた時間を利用して、作成に集中する。被災者の顔を思い浮かべながら書き始めるが、時間が経つのは早い。
* 嶋田先生は午後からNPO,NGO連絡会議に出席された。
* 清水は夕方から、仮設住宅の人達用に編集された「わわ新聞」を、田中前記念公園仮設住宅と松崎松沢仮設住宅に配布した。 

1月23日(水)
* 9時過ぎに東新城仮設住宅で一人ぼっちで、娘さんの回復を待っておられるFさんのお母さんを訪ねた。
今日は多少、顔に笑みがあった。
1時間ぐらい、お母さんの愚痴や生きて来られた人生を聞かせて頂いた。
* 午前1030分頃、嶋田先生と2人で小泉小学校・外尾・蔵内仮設住宅に、わわ新聞を配布した。 

* アルジェリアの事件が気にかかっていた。定年退職前の3年間日揮の本社で働いた私は、「一緒に働いた仲間が犠牲になったのではなかろうか」と、心配していた。
日揮の知り合いに連絡したが、未だに音沙汰が無い。私も同じ業種のプラント建設で、建設現場の監督及びプラント試運転指導の業務に携わっていた。
発展途上国でのプラント事業は常に危険が伴う。
同じプラント事業の他社では、犠牲者は出るのは覚悟の上か、棺桶は常時準備していたようである。
定年退職後、友人でもある現役時代の会社の副社長から電話があり、「おい清水、アルジェリアに行かないか」と、誘われた。治安の悪さは知れ渡っていましたが、行きたい気持ちもあった。
身震いもするような緊張感の中で、しかも何もない砂漠の中に新設されるプラント建設の仕事は男として魅力があり、やりがいがある。
危険は覚悟の上だが、死までは考えてはいない。
今回の事は本当に残念な気持ちで一杯である、ただ今は知り合いからの連絡を待っている。

気仙沼でのボランティア活動とアルジェリアの事件が私に取って何を意味しているのか、計り知れないでいる。

1月24日(木)
* 午前中はcadocooの掃除。
嶋田先生と清水の2人で2時間掛かったが、水が冷たかった。
* 午後からお米150kg購入し、一袋3kgづつ50袋に小分けした。美紀子先生・嶋田先生・清水の3人で作業した。
このお米は高田市の小友新田地区と要谷仮設住宅へ配布する。

[あとがき]
現地レポートの作成には、時間が掛かる。もともと文章力がない自分、何をどのように表現したら良いか工夫もせず、頭に浮かんだ事を指が勝手にキーボードを押してくれる。
読んで下さる皆様方に読みづらい思いをさせて、本当にすみません。
写真を取り込んで読みやすい内容にしようとおもっていますが、活動が終わたあと、夜にしている作業なので、ついつい思いどおりにはいかないこともあります。
それでも被災者の気持ちや被災地の真実は、飾りげ無く書いているつもりです。
もっともっと楽しく有意義な現地レポートにしていきたく思っていますので、これからもご支援下さい。

以上