報告者:清水 幹生
1月10日の活動状況
* ある信者さんからの冬物衣類の支援物資を西八幡仮設住宅に届け、必要な物だけを持って帰ってもらうようにと、置いて帰りました。
* 手土産にお米とお水を持って、東新城仮設住宅のFさん宅を訪問した。津波と火事で家など全てを失い、命が奇跡的に助かりながら、以前手術した脳腫瘍が悪くなり、再度手術する事になった。「私、この家に帰ってこれるかなあ!」と、不安で弱気になっておられたので、見舞いと元気付けるために訪問した。
話し始めると暗い話ばかりが飛び出してくる。
「いかんいかん、明るくなるような話しをしましょうね」と、話題を明るいものに変えた。
2時間ちかく話し、「元気を出すのですよ、きっとここに帰れるから。子供さん・お母さん・ご主人の為にも、ここに帰ってくるんだという強い心を持って下さい」と、言って別れました。
辛い事が重なると人間は、段々と弱気になって来る。こんな時こそ、暖かい思いやりが必要となる。
神様、助けてやって下さい!!
* 午後1時30分からは、気仙沼教会の月例祭に参拝した。
* 月例祭後、大船渡市三陸町の越喜来に行き、杉下仮設住宅を訪問し、新年の挨拶をした。
「何か必要な物はありますか?」と言いましたら、「衣類等はいらないけれど、楽しくなるような音楽とかゲーム等が良いですね」と、答えがありました。もう、物資の支援は手土産程度にして、皆さん方を明るくさせるイベントが必要のようである。杉下仮設住宅の帰りに、信者さんが経営される嘉宝荘により、新年の挨拶をした。津波で失った民宿を再建中だったが、ほぼ完成していた。オープンは3月15日を予定にしているとの事でした。嘉宝荘があるこの商店街は、道路が建設され商店街は無くなるようです。
1月11日の活動状況
* 西八幡仮設住宅から冬物衣類の物資を引き取り、松崎松沢仮設住宅に持って行って引き取って頂いた。西八幡仮設住宅では、あまり必要性がなかったようである。
* 午後1時からNPO及びNGO連絡会議があり、嶋田先生が出席した。JVC及びシャンティーの2つボランティア団体が今年から向こう3年間=2015年まで活動をする事を宣言したそうです。他の団体もこの3月で、様子が変わって来るようです。
* 17時に市民会館から椅子45脚借りて、軽トラで五右衛門ヶ原運動場の集会所に運んだ。これは、新年会を13日に行う為に必要であり、会長から頼まれたものです。
1月12日の活動状況
* 9時に古町コミニューティセンターから机13台借りて、五右衛門ヶ原運動場仮設住宅の集会所へ運んだ。これも新年会用である。
* 小泉小学校仮設住宅・外尾仮設住宅・蔵内仮設住宅へお水2リットル入りペットボトル120本配布した。
[番外編]
被災地の市役所に他の市役所から応援に来ていた職員が、自殺した報道があったようである。ひとりは上司に、「私は何かお役に立っているのでしょうか?」と、レターが届いていたようです。無残な被災地をみたり、職場の中で被災された方々の苦情を聞く内に、自分の果たす役目に行き詰まりを感じたのではないでしょうか?
私自身、何時も被災された方のお話を聞いていると、切なくやりきれん気持ちになります。
気仙沼の復興が進まない現状を何時も目の前にしているだけに、ついつい、「俺、何か役に立っているのか」と、自分を責めます。「神様が見守っていて下さる」という、神様を信頼する絶対的な心と自分を支えてくれている人が居なかったら、恐らく私も潰れていたでしょう。
この活動に、のめり込む程、自分を責める度合いは強くなります。
皆さんの支援が大きな力となります。
暖かい励ましと、皆さんの愛情を私達に下さい。
それが被災された方々を助ける力の素となります。
以上です。