2012/10/29

現地報告(10/29)


活動日:2012.10.29
報告者:嶋田 洋
 
10月29日(月)
Y氏(芝教会)清水氏と私の3名で、避難の最中に74名の児童、10名の教師が津波の犠牲になった石巻市立大川小学校を訪問しました。
 

大川小学校(石巻)の祭壇

未だに4名の児童の遺体は見つかっていないそうです。小学校は、北上川の河口にあり、高い堤防でさえぎってはありますが、水面とほぼ同じ高さに校舎は建っていて、水が堤防を超えたらひとたまりもない現場でした。
 

避難所の橋へ向かう途中に・・・(大川小学校校庭より撮影)

 
写真で見てもらえば分かりますが、校庭のすぐ後ろに小高い山があり、なぜ学校を建てるときについでに削って、簡易避難所を作らなかったのかと思わされました。
 
大川小学校校庭の裏山

以上
 
 

2012/10/26

現地報告(10/19-27)

活動日:2012.10.19-27
報告者:嶋田 洋
 
19
 午前中、大祭の買い物。午後、NPO/NGO連絡会に出席しました。また清水氏は、支援物資の水を仮設住宅へ届けながら、石巻まで足を伸ばし視察して来られました。

20
 大祭準備の手伝いを行いました。

21
 気仙沼教会において生神金光大神大祭が仕えられました。被災された信者さんの顔も多く見られ、奥原教会長も「精神的に余裕ができてきたのかなぁ」と喜ばれていました。一方、被災された信者さんからは「毎月、先生が持ってきてくれる米や水には助かっている」という声も聞かれました。若者は別にして、年配者は新しい仕事にはつけず、地域にもよりますが瓦礫で海にも出れず、塩害で田畑の仕事もできないとなると・・・。

 
22日からの週初め
 ドリームキャンプ参加者と保護者へ、写真データーが入ったDVDと感想文が掲載された「ひかり」新聞に、来年もキャンプをやる予定なので参加してくださいという文書を添えて郵送しました。

24日 写真救済プロジェクト

25日 cadocco清掃

26日 NPO/NGO連絡会出席

27
 紫市場イベント用ステージの設置と撤収を、南町青年会のメンバー及び今朝到着されたY氏(芝教会)と一緒に行いました。
 今日のイベントは、早稲田大学の男子合唱団によるコーラスでしたが、引率されていた先生とたまたま昼食のフリーダムでお会いし、名刺交換を行いました。平山郁夫記念ボランティアセンターコーディネーターの肩書きで、今後もいろんな生徒を連れて足を運ばれるそうで、内容によっては仮設住宅でもやりたいので、その時は、是非協力して欲しいと頼まれました。


2012/10/18

現地報告(10/15-18)

活動日:2012.10.15-18
報告者:嶋田 洋

15日(月)
 奥原教会長と清水氏、私の3人で、支援物資の米を担いで大島へ行きました。仮設住宅住まいの信者さん他数名を訪問し、米をお渡しつつその後の様子を伺いました。
また途中、山に入り、玉串用の榊を大量に採って帰宅しました。午後、お餅つき会のために借りていた臼と杵を返しに行きました。

16日(火)
 A氏(松永教会)を連れて、清水氏、私の3人で、大槌町まで、途中被害が大きかった所に立ち寄りながら、被災地視察に行きました。

17日(水)
 午前中は3人で、写真救済プロジェクトに参加しました。
 午後は私だけ抜け、3時からの「市長・副市長との懇談会」の事前打ち合わせ及び設営のため、1時に集合がかかり、そこに参加しました。早めに集合したのは、財務大臣の訪市が急遽入り、市長が応対するため懇談会には45分しか出席できなくなったことを受けて、何処に焦点を絞って市長と話すか、事前に打ち合わせするためでした。
 そこで用意された資料は、以前項目だけご報告し、その後まとめられた仮設分科会のものも含まれていました。今後の支援機構のボランティア活動をどうするかの判断材料になるので、数枚をピックアップして東京センターへ18日送付しました。詳細は、来月の会議で報告します。

18日(木)
 cadoccoの清掃を、A氏(松永教会)、S氏(気仙沼教会)と清水氏、私の4人で行いました。
以上

2012/10/14

現地報告(10/12-14)

活動日:2012.10.12-14
報告者:嶋田 洋
 
12日(金)
 14日に小泉中学校グランド仮設住宅において開催する餅つきイベント(前日11日にチラシのポスティング完了)の買い出しを美紀子先生と清水氏で行いました。私は午後1時から「NPO/NGO連絡会議」に、3時から「市長・副市長との懇談会」のための打合せに出席しました。

13日(土)
 14日の餅つきイベントの仕込みを信者さん2名が手伝ってくださり、追加での買い出しや弁当の注文を行いました。

14日(日)
 イベントは10時開会予定でしたが、小泉小学校の学芸会が午前中開催されているということで、多少開会を遅らせ開催しました。
 
 
お住まいの方がお餅つき(BGMはバグパイプ演奏)
 
つきあがったら皆で丸めます、食べます
 
お住まいの方がお誘い合わせてお越しくださいました
 
六大学応援団のエールを受けて、つきあげます
 
バグパイプの演奏を聞くために畑仕事を止めてきたというご婦人もおられました。4臼の餅が足らないくらいで、その後の輪投げも長蛇の列ができて、スタッフ用のお茶を慌てて景品にしたようなことでした。天気にも恵まれ、好評のうちに終了しました。
 
集会所前で演奏
 
ドイツ国旗はためくのはドラムの方が独文科出身だから
 
 
投げる人を皆で応援です

以上
 
 

現地報告・番外編

活動日:2012.10.14
報告者:清水 幹生
 
現地レポート番外編

1014日小泉中学校グランド仮設住宅での餅つきイベントについて、協力して頂いた東長崎機関について記してみます。(バグパイプ演奏などの活動をしているグループ。東北に足しげく通っておられます。集合場所が豊島区の東長崎駅近辺とのことです)
 
 
お子さん興味津々(実は大人も)
バグパイプ練り歩き

 

①清水から東長崎機関の代表加藤さんへのメール
加藤さんへ
おはようございます。昨日は有難うございました。
バグパイプがバックミュージックとなり、餅つきイベント大成功でした。諏訪さんの歌、被災者の方にかなり感動を与えたと思います。
諏訪淳子さん最後の歌、泣きながらの歌う姿、「御自分の人生に何か有ったのかな?」と思いつつ、彼女の歌う姿を見ていました。
加藤さん、色々な人を取り込んで此からも、人の心を癒やしてあげて下さい。お手伝い出来る事が有れば、何時でもお手伝いします。
諏訪さん、ローズさんのような歌手の方は、被災者には必要な方達です。此からも宜しくお願いします。

すわじゅんこ さん
 
ポップスから演歌まで・・・


その場の雰囲気に合わせて歌ってくれました
②加藤さんから清水へのメール
清水さま
無事、予定通り、帰宅できました。
こちらこそ、いつも、ありがとうございます。
諏訪さんは、「今までと同じ気持ちで東京での生活はできないかも」というほど、初めての被災地体験で、彼女のほうも感じたところが大きいようです。
私たちが、初めて被災地へ連れて行った人たちは、現地を見て被災者の方々から生の話を聞いて、いろいろと思うところが多いようで、そのようにして被災者たちの現実を知ることにも大切な意味があると感じていて、感謝しています。
8月に暗い歌を歌った高田君も、現場を体験して、かなり感じるところが大きかったようで、「また、行く」と言っています。彼は、被災地との接し方の心構えが変わることでしょう。
現場を体験することは、それまであまり意識していなかった人の心を大きく変えるようです。被災地のことをそれほど意識していなかった人ほど、感じるものが大きいようで、そういう人を連れて行くことに大きな意味があるようにも感じるようになりました。
また、「1年半以上もたっているのにこの状況」というものを見ることによって、去年の時点で被災地を見た人よりも、深いものを感じる人が多いようです。
テレビ等で観て、あるていどわかっているつもりだった自分の甘さを感じるようで、帰りの車で無口になってしまう人もいます。
今後とも、また、よろしく、お願いいたします。
とりあえず、次は、11月9日に南三陸に泊まり、11月10日~11日に気仙沼の予定でいます。10日の宿は、金港館を予約しました。いけみさんは大鍋屋です。
加藤健二郎

*文中のいけみさんは、絵描き屋さん、諏訪淳子さんは、シンガーソングライターです。高田さん、ローズさんも同じく歌手です。
東長崎機関の人達とは、南町紫市場で出会い、被災者の心を癒やしてあげる活動をしていく事で、協力して行くようになりました。
この東長崎機関は、赤い羽根「中央共同募金会」の助成を受けて活動しています。 

私としては、被災者の心を癒やす方法として音楽が一番だと感じています。我々のイベントの中に東長崎機関の人達の力を借りて、此からも活動して行きたく思っています。

 現地スタッフ:清水幹生


お餅つき、お住まいの方がメインです
よくつきあがったねー
そうよー
振り上げなくてもつけるんだよー


 

 
お住まいの方と一緒に、こねます




 

つきたておもち、大人気 会話も弾みます


輪投げゲームも大好評


バグパイプ、歌のおねえさんといっしょに(真ん中は臼です)
 

2012/10/08

現地報告(10/5-8)


活動日:2012.10.05-08
報告者:嶋田 洋
 
5日(金) 
 週末のボランティア受け入れ準備、午後はNPO/NGO連絡会議がシャンティ国際ボランティア会事務所で開催され出席しました。約一ヶ月ぶりの参加でしたが、気仙沼市の地元団体を除くと、8団体の出席しかなく、小じんまりとした会合でした。各団体からの活動報告と予定の他は、10/3に開催された「副市長との懇談」の内容が報告されました。それは10/7に開催される「市長、副市長との懇談会」の前座で、具体的な持ち方、テーマ等については、次回12日のNPO/NGO連絡会議で協議することになりました。
個人的な感想ですが、私にはアドボカシー活動の経験がなく、他団体の活発な意見交換に気後れしています。地域福祉や集団移転、市役所の各課へのアプローチの仕方等など・・・。

 三陸映画祭in気仙沼が57日、気仙沼Tシャツアート展が68日で開催され、市内のあちこちでイベントが行われました。当ボランティアは、南町坂本氏の依頼を受け、南町の事務局スタッフとして臨機応変に対応しました。
 
 







 
6日(土)
 紫市場復興商店街でのTシャツアートの飾り付けを手伝い、その後高知県黒潮町から来た高校生20名を含む団体のブースを、設営から仕込み、配布、片付けまで手伝いました。ここでは、高校生が考案したカツオたたきバーガー100個(即品切れ)とカツオのわら焼きたたきが無料配布されました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
<高校生のマグロ解体とわら焼き実演>
 
ここからポイントですよ!

ぐいっと!

ゆがんどるぜよ!
 

女の子もがんばります。

出来上がり!
 
カツオたたきスタッフの皆さんと


7日(日)
 盛岡教会大祭へ奥原教会長は昨日から、美紀子先生は信者さんと朝出発されましたので、私は一日教会の留守番でした。
 夕刻帰宅されて、市民会館でクロージング作品として上映された、園子温監督の映画「希望の国」を鑑賞してきました。東日本大震災後に半年かけて取材され、事実を元に作られた作品で、原発問題を大きく取り上げられ、涙なしには見れない作品でした。津波による被災地のシーンは、気仙沼市です。10/20(土)封切り。

<この日の南町紫市場イベント(一部)>


Tシャツのデザイン中
 
子ども達に大人気!スーパーボールすくい

太鼓の競演

太鼓の競演
 
 
 
 




 
 
 
8日(祝)
 午前中、紫市場ひろばの片付けに行きましたが、ステージもテントも濡れていたため、日が当たるところへ移動し、cadoccoにイベントの閉会式で市長が来られるということで、cadoccoの掃除を岡山大学から来ていた女性二人と共にやりました。
その後、S氏(大崎教会)は帰路に、D氏(東京教会)とI氏(日本橋教会)は清水氏の案内で被災地視察に、奥原教会長と私は、本部のご神米を届けに越喜来地区の信者さん宅二件、また千歳(せんざい)地区の各信者さん宅へ米を届けに行きました。
以上

2012/10/03

現地報告(10/1-3)

活動日:2012.10.01-03
報告者:嶋田 洋

1日(月)
 午前中、美紀子先生と清水氏、私の三人で、陸前高田市長部(おさべ)仮設住宅へ米と水を、また要谷(ようがい)仮設住宅には米のみを配布してきました。
 午後は霊神祭に参拝して、祭典後、明日配布する米を小分けしました。

2日(火)
 奥原教会長と清水氏、私の三人で、気仙沼市から釜石市までに点在されている気仙沼教会在籍信者さん宅約30軒を訪問し、米を届けながらその後の様子を伺ってきました。

3日(水)
 清水氏は写真救済プロジェクトに参加し、私は東北教務センターで開催された明年度のドリームキャンプ打合せに出席しました。
 会議では、今年度のキャンプの総括と明年度の持ち方について協議しました。出席者は、東北教務センター所長、次長、所員二名と、橋長ドリームキャンプ実行委員長(岩代郡山教会)、藤原フォーゲルクラブ代表(芝教会)と私の7名でした。
 気仙沼行き最終バス1740分に間に合わず、東北教務センター所長の好意に甘え、ホテル泊しました。
以上

2012/10/01

現地報告(号外編その2)


号外編(活動日2012.09.30, 10.01)
報告者:清水 幹生
 
続号外1: 「人は言い知れぬ辛く悲しい事に出会った時、『どうして』と問わずにはおれない」

930日(日)
大船渡の信者Nさんのご長男の葬儀に、奥原先生のお供をして参列した。
28才で亡くなったご長男は、人望が厚かったのか、広い葬儀場は参列者で一杯だった。ご親族の心中は悔しさで一杯でしょう。
このように悲しく悔しさが深いとき、「どうして」という思いを抱きます。信心していればいるほど、「どうして」と、心から消え去らない。
私は幼い時、両親を亡くした経験がありますが、悔しさ・辛さ・悲しみは結婚するまでの長い期間続いた。
皆さん方の中には、同じような経験をされた方もあるでしょう。
どのようにして、その悔しさ・悲しみ・辛さを、乗り越えられましたか?

930日、101日は何かしら悔しさと悲しみで、気持ちが暗くなった。
遠く山口県の宇部から気仙沼に来て、このような葬儀に参列するような状況に出会った事に対して、「どうして」と問わずにはいられない。

神様の思いは何だろう!!

続号外2 :気仙沼南町の街が水浸し

930日から101日にかけ、気仙沼は大潮・満潮・台風の影響を受け、海面の水位は上がり、港に停泊中の船は陸に乗り上げるのではないか?と思うほどだった。港から南町は排水溝から海水が逆流して来て、水浸しとなった。
道路上まで水は上がって来た。
バレンタインは、お店のカウンターの台所まで浸水したが、水中ポンプを設置していたので、大事には至らなかった。でも長さんは、一睡も出来なかった。
その反面、南町紫市場は異常なしで、各お店は開いていました。
台風の影響が無くなったら、道路のかさ上げ工事を急ぐようである。
だが、排水溝の工事をしない限り、浸水の根本的な解決にはならない。本当に新しい街づくりは何時になるのであろうか?

 


終わります