報告者:奥原幹雄
12月19日(金):松崎柳沢住宅 「餅つきイベント」
今回は私はイベントに参加することが出来ませんでしたが、清水さんが17日から23日の間、気仙沼に滞在されており、清水さんにお願いし餅つきイベントを行いました。
松崎柳沢住宅は、最近はあまり顔をだしていなかったところでもあるので、今回餅つきイベントが出来て本当に良かったと思います。今回はボランティアスタッフが乙女の会からMさん、Fさん、それに清水さんと母の4名で行ないました。住民の方も10名程参加してくださり、男性も数名参加してくださって、餅つきにも参加してくださいました。
餅つきには男性も参加してくれるので、貴重な活動です。
12月21日(日):東新城コミニティ住宅 「餅つきイベント」
乙女の会のFさんが住んでいる東新城コミニティ住宅での餅つきイベントでした。今回は、自治会主催の忘年会に我々金光ボランティアが参加するというかたちでの餅つきイベントでした。
ボランティアスタッフは、乙女の会からは、Mさん、Kさん。関東方面からは前日から来られていたBさん(大谷教会)、Kさん姉弟(松戸教会)、早朝に到着されたSさん(中野教会)。それに音楽ではバグパイプの加藤さん、今回初東北ではじめてバグパイプとコンビを組んだキターリストの虎太郎さん。それに、清水さんと母と私、それに私の息子たち(2名)を含めて、総勢12名での参加となりました。
この仮設住宅がある東新城地区は、比較的平坦な土地があったこともあり震災後に多くの住宅が建って、病院やドラックストア、ユニクロ、葬祭会館などもでき、近々にはボーリング場もできるなど、新しい建物がどんどんできている地域でです。震災後に地価も高騰しているそうです。
そんな、住宅街の中にある仮設住宅でですが、もともとは仮設住宅の周りは畑か空地か砂利を敷いた駐車場だったところに、ここ1~2年の間に新興住宅街となってしまったている。
周囲を新築住宅に囲まれての仮設住宅生活は、どんな心もちなのだろうか、想像もつかない・・・。
仮設の住民さんたちは、元気に忘年会の準備を進められていました。女性陣は集会所のなかで豚汁づくりとお餅の準備、男性陣は外でもち米を蒸かす火の番をしていました。お餅は3臼ついて、いつものようにあんこ、きな粉、大根おろしの3種類を用意しました。
その他、自治会の方で豪華なお料理を用意してくださり、テーブルに乗り切らないほどの御馳走となりました。狭い集会所に、たくさん人が集い、温かいお餅や豚汁や人の体温で、カメラのレンズもくもるほどの熱気でした。最後には、ビンゴゲームで大盛り上がり、ボランティアスタッフの皆さんも参加して、景品を頂きました。
今年一年の感謝と、こうして餅つきを通して多くの方との交流が生まれたこと、美味しい食事を頂けること、いろんなことへの感謝にあふれた忘年会でした。
今回、Kさん(松戸教会)は高校3年生の弟さんを連れての活動参加でした。Kさんは、気仙沼の震災の爪あとが消えてしまう前に、弟に見せてあげたいとの思いから、弟さんを連れてこられたとのことでした。弟さんは大学進学が決まっているので、時間もあったことが幸いだったようです。Kさんの弟に気仙沼を見せてあげたいという思いが、ありがたいと思いました。なかなか出来ることではないと思います。1泊2日の短時間でしたが、気仙沼のいまを感じて頂けたのではないかと思います。Kさん、ありがとうございました。
12月23日(火・祝):南町紫市場3周年記念「餅つきイベント」
昨年の南町紫市場2周年の時にも餅つきをさせて頂き、今でもその時のことは鮮明に記憶にあります。たくさんの方がボランティアに来てくださり、餅つきをさせていただきました。
商店街の方々にも、来場のお客さんにも大変喜んでいただいて、達成感のある充実した活動ができたという感じがありました。
あれからもう一年が経過したのかと、改めて時の流れの速さを感じます。今年も南町紫市場3周年イベントで餅つきをさせて頂きました。今回ボランティアスタッフとして参加して下さったのは、乙女の会のMさん、Kさん、気仙沼教会のOさん、商店街の床屋さんの奥さん、まるきんさんのご夫婦、関東方面からは21日から引き続きBさん(大谷教会)、Sさん(中野教会)、そして清水さんと母と私の11名での餅つきイベントとなりました。バグパイプ加藤さんとギタリストの虎太郎さんもステージ出演の予定が入っています。
前日深夜から雪が降りだし、朝には2~3㎝の積雪があり、気温が低く道路は凍結していました。
紫市場のイベント広場も日当たりが悪いところでは、地面が凍結してツルツル滑るような状態。
風もあり体感温度はかなり低かったのではないでしょうか。それにもかかわらず、人の出足は上々。商店街は大変な賑わいとなりました。
餅つきイベントは、13:00らお餅を配れるように、12:00には準備が整い、12:30頃には餅つきがはじまりました。あっという間に行列が出来て、13:00からのお餅配布を前に、たくさんのお客さんが列をつくっていました。瞬く間に5臼をつき終えて、時計を見るとまだ14:00。1時間で5臼の餅をついて配り終えていました。
お餅つきには、子どもたちやサンタさん?も参加してくれて、楽しいイベントとなりました。今年も、無事に紫市場での餅つき振る舞いが終わり、ほっと一安心いたしました。商店街の人達や来場したお客さんにも喜んでいいただけて、本当に有り難いことで御座いました。
南町紫市場商店街も、仮設の商店街から本設の商店街建設に向けて着々と計画が進められているようです。平成28年3月の本設『新・南町紫市場』としてリニューアルOPENを目指して進められているそうです。私たち金光ボランティアも、商店街の4周年、新設オープンと、今後も継続して関わりを持ち続けて行きたいと思います。
餅つきが終わり、臼や杵、ガスコンロやボンベなど、資材を軽トラに積んで教会に戻ったところで、名古屋からIさん(日本橋教会)が到着されました。なんとIさんはこの日の朝、名古屋を出て来られて14:00頃気仙沼に到着し、2時間ほど滞在して16:00にはまた名古屋へ帰っていかれました。
残念ながら餅つきには間に合いませんでしたが、後片付けをしっかり手伝って下さいました。お土産にクリスマスケーキを持参してくださり、餅つきを終えたみなさんは寒い中での餅つきだったので、熱いコーヒーとケーキで一息つくことが出来ました。Iさん、本当にいつも行き届いたこころ配り、ありがとうございます。遠路のところ、お越しくださりありがとうございました。
【本年の最後に】
23日の南町紫市場商店街3周年イベントでの餅つきをもって、2014年の活動は終了となります。今年も、多くの方々からのご支援をいただき、また多くの方が気仙沼を訪れてボランティア活動に参加して下さり、全国皆さまからお祈り添えご祈念を頂きましたこと、心より御礼申し上げます。
また来年も引き続き、支援活動に取り組んで参りますので、ご支援、お祈り添えを賜わりますよう、
宜しくお願い申し上げます。
最後になりますが、各地域で発生した災害で被災された方々の立ち行きと、
お亡くなられた方の御霊様のお道立てと、残されたご遺族の方々の安心立ち行きを、心よりお祈り申し上げます。
来年も皆さまにとって、良い年に成りますよう祈念いたします。
ありがとうございました。