2014/08/06

現地報告(7/25ー27)その1

活動日:2014.7.25-7.27
報告者:奥原幹雄 

「第3回東北ドリームキャンプ」(1日目)


725日(金)

 
 いよいよ、ドリームキャンプがはじまる。全国各地からリーダーやスタッフがドリームキャンプで、こども達のキラキラした笑顔に出会うために、岩手県盛岡市「都南つどいの森」に集まった。気仙沼では前泊組の田中先生夫妻(大崎)、Kさん(熱田)、Mさん(芝)、Sさん(熱田)の5名は、前日の24日20時頃気仙沼教会に到着。明朝、Cadoccoでの受付や、資材の積み込みについて打ち合わせを行なった。その後、長旅の疲れを癒すべく5人は銭湯へ向かった。宿泊は紫会館にお願いしていた。金光会館がリフォーム中のためである。
ドリームキャンプ出発当日の25日早朝には、Bさん(大谷)の車で、Iさん(成城)、東京学生寮からはHさん(八女)、Kさん(合楽)、Yさん(大谷)が到着され、朝食を一緒に頂かれた。久しぶりの大人数の朝食となった。
 
 
 
 
 
8時からCadoccoにて受付がはじまった。当初受付開始は8時半を予定していたが、事前に行なった保護者説明会で、ある保護者から仕事が8時半からはじまるので、その前に受付を済ませて子供を預けたいという方がいたので、受付を8時から開始した。Cadoccoに到着して、受付の机などを並べて、配布する名札や帽を準備していると、徐々にこども達が集まりはじめた。あっという間に、Cadoccoはこども達と保護者達でいっぱいになり、収まりきらなくなっていた。70名の参加者に加えて、同じ数の保護者が来ているのであるから、およそ140名近くの人達が集まっていたことになる。事前には想像がつかなかった。
リーダー達は、早速こども達をトイレに誘導したり、順番にバスに乗せたりと大忙し。その裏側では、大型バスのトランクに資材を積み込んだり、こどもの荷物を積み込んだりと、忙しく動いてくれた。
こども達は大型バスと中型バスの2台に分かれて乗り込み、リーダー達も補助席に乗り込み、準備完了。いざ、キャンプ場へ出発である。こども達は、バスの窓から見送りに来ている親達に精一杯手を振っていた。小学1年生などは、はじめて親と離れての宿泊となるこどももいて、不安を隠せない表情の子が何人かいた。中には少し涙ぐむ子いて、こどもにとっては大冒険のはじまりなのである。
 

 

 


 
  9:30頃、予定より少し遅れてバスは目的地の「都南つどいの森」に向けて、南町紫市場を後にした。しばらく走ってからバスの中では用意していたおやつを配り、今回のキャンプについての説明を行なった。バスの中で一番盛り上げっていたのは、流行りのアニメソングが流れた時だった。大型バスに同乗してくれた、Kさん(東京寮)がスマホを使って音楽を流してくれて、それをバスのマイクで車内全体に聞こえるように流してくれた。こども達は、一気に盛り上がり音楽に合わせて合唱がはじまった。「アナと雪の女王」の主題歌や「妖怪ウォッチ」の主題歌など、次々にこども達の好きな音楽を流してくれて、バスの中は大盛り上がり。音楽の力って凄いな~と感心しつつ、来年は音楽も用意しなければと、早速来年に向けての反省点が見つかった。楽しいバスの旅もあっという間の2時間半だったのではないだろうか。
 


 
 
キャンプ場には、12:45頃に到着し、隊員たちはバスを降りて、自分の荷物を抱えて、各隊のサイトへと移動し、昼食を頂いた。
 
 
ここからは、各隊の活動となる。
私はネスト隊の隊長のお役を頂いての参加であったので、ネスト隊中心の報告となってしまうことをお許し頂きたい。今回の隊編成は、参加者の割合の関係で、エッグ隊(小1~3)、ネスト隊(小4~5)、ジュニア隊(小6~中3)という隊構成とした。詳細は下記の通り。ジュニア隊は小学6年生の女子と中学3年生の男子の隊となり、うまく纏まることが出来るのか不安もあったが、結果的には良いチームワークが生まれたと聞いている。
 
<エッグ隊>
小1:男子7名、女子1名
小2:男子1名、女子4名
小3:男子12名、女子9名
保護者:女子1名
計35名
 
<ネスト隊>
小4:男子10名、女子6名
小5:男子2名、女子6名
計24名
 
<ジュニア隊>
小6:女子7名
中3:男子4名
計11名
 
 
昼食後から開会式までの時間は、隊ごとにリーダーと共に過ごした。
  
 
14:00 開会式
参加した隊員70名に加え、初日から参加しているスタッフ約40名が開会式に臨んだ。
 


 

14:30 各隊オリエンテーション、隊活動
各隊に分かれて、隊活動がはじまった。オリエンテーションの後、エッグ隊・ネスト隊はサイト探検をしながら、アスレチックや芝生広場で遊んだ。ジュニア隊は、テント設営にとりかかった。おそらくはじめてのテント設営である隊員たちは、試行錯誤しながら、立派にテントを立てていた。
 



 
 



 
 
18:00 夕食
キャンプ場、はじめての食事は、スープハンバーグとごはん。みんなよく食べた。
 

 



 
 
20:00 きも試し(ネスト・ジュニア)
ジュニア隊とネスト隊は、きも試しを行なった。ネスト隊がきも試しを体験、ジュニア隊は脅かし役となった。まずネスト隊は事前に、ジュニア隊の大江隊長から怖~い話を聞かされた。キャンプ場がある「都南(となん)」にまつわる昔話。「昔々、都南村で起こった殺人事件の話し。そして、このキャンプ場には、その犠牲者の遺体が埋まっているという噂がある・・・と。(実は、隊長の作り話?)」「コースの何処かに犠牲者の御霊を祀る祠があるので、そこにある懐中電灯をつけて、犠牲者の御霊を追悼して下さい」とお願いした。実はこれが脅かしの仕掛けのひとつ。
隊員たちは、この話を聞いて早くも怖がっていた。つづいて、各班で1本だけ懐中電灯を持って、こども達だけできも試しのコースを歩いた。コースは雑木林の中にある散策路。街灯は全くなく辺りは真っ暗闇。コースにはサイリウムで点々と目印を設け、その間をこども達が歩いた。ジュニア隊は、いくつかのチームに分かれて、脅かし役となって暗闇に潜んでいた。ネスト隊は、ひと班づつ5分の間隔をあけて、きも試しコースを歩いた。次々に暗闇から叫び声や悲鳴が響いてきて、ゴールに辿りついたこども達は、泣いたり、笑ったり、強がったりと、反応は十人十色だったがしっかりと記憶に残ったきも試しになったことは間違いない。
 



 
 
 
(2日目につづく)