報告者:奥原幹雄
いよいよ今日で3月も終わりです。
金光教首都圏災害ボランティア支援機構による気仙沼でのボランティア活動は、いよいよ終了となりました。
震災直後から多くの皆さまによる多大なるご支援とご協力をいただきながらここまで被災者支援の活動を続けてくることが出来ました。
長かったような、あっという間だったようなこの4年間でありますが、この現地レポートを読み返してみますと、そこにはたくさんの活動の記録があり、活動のひとつひとつにボランティアの方々の関わりが記録されております。
この4年間で4千人あまり(延べ人数)の方が、気仙沼でのボランティア活動に参加して下さっているそうです。
それと同時に、多くの方の真心のご支援の基に活動がなされて来たのだと改めて思わされております。
誠にありがたく尊いことであったと痛感いたしております。
本日をもって気仙沼における支援機構としての活動は一旦区切りをつけることになりますが、被災地ではまだまだ支援を必要としている被災者の方がたくさんおります。
また被災地の復興に向けた歩みやその過程、、或は被災者の頑張っている姿などをこれからも皆さまにお伝えすることも、現地にいる私たちの役割だと思っております。
今後は支援機構がになって来ましたボランティア活動の後を受けて、金光ボランティア会が被災者に寄り添う活動を継続させていきたいと思います。
これからもご支援・ご協力・お祈り添えを賜わりますよう、宜しくお願い申し上げます。
支援機構での最後の活動報告となります。
【現地報告】
3月27日(金) 田老サポートセンター(岩手県宮古市)餅つきイベント
昨年に引き続き、岩手県宮古市田老町の「グリーンピア三陸みやこ」敷地内にある
仮設住宅の田老サポートセンターにて餅つきをさせて頂きました。
宮古市田老町は気仙沼からおよそ146kmの距離にあり、片道3時間のところです。
昨年もちょうど3月下旬に田老サポートセンターで餅つきをさせていただき、住民の方々、サポートセンターの方々に大変好評をいただいており、その後もお手紙をいただくなどで交流が続いておりました。
昨年は、8月に乙島教会のワンハートブラスのみなさんが田老サポートセンターで「歌声ひろば&お茶っこ」の活動をされており、今年もぜひ餅つきをやって欲しいというお話しをいただいておりました。
気仙沼の乙女の会のメンバーも昨年も参加しており、また今年も田老に行くのを楽しみにしていました。
清水さんも数日前から気仙沼入りして、いろいろ買い出しや荷物の準備などを行なって下さいました。
今回の参加者は、乙女の会からMさん、Oさん、Fさん、気仙沼教会在籍信徒のOさん、
そして清水さん、母、長男、次男、私の合計9名での餅つきチームとなりました。
いつものステップワゴンでは定員オーバーであり、臼や杵、ビンゴゲームの景品といった荷物もあるので信者さんで自動車整備工場を営まれている方にご協力をいただいてハイエースをお借りしました。
朝8時に出発。清水さんはハイエースで市内の仮設に住んでいる乙女の会の方々のところをまわって車に乗せ、田老に向かいました。私たちはステップワゴンで母と息子たちの計4人で田老町に向かいました。
現地には11:30頃に到着。
荷物を降し、田老サポートセンターの方々と一緒に早速餅つきの準備をされました。
私の方は、こども達をしばし公園で遊ばせて長旅の疲れを癒し、餅つきに備えました。
今回は4臼(2.8㎏×4回)のお餅をつきました。
サポートセンターのスタッフの方々がしっかりとお手伝いして下さるので、
お餅をちぎる作業や、集まった住民さんにお餅を配る配膳など大変助かりました。
餅つきというのは、どこにでも得意な方がいらっしゃいますね。
今回の田老でも得意な方がいらっしゃいまして、積極的に餅つきをして下さいました。
また、こども達に餅つきを指導するシーンなども見られ、良い交流の場となりました。
一通り、住民の方がお餅を食べ終わった頃合いで、ビンゴゲームを始める前に
清水さんから一言ご挨拶がありました。
4年年間のボランティア活動の集大成となる今回の餅つきイベントであり、
また昨年はご自身の大病があり、それを経験したからこそ、
以前よりも被災された方のこころに寄り添えることが出来るようになったと、
お話しされておりました。
最後は、みんなでビンゴゲームとじゃんけんゲームで大盛り上がりとなり、
細やかな景品ではありましたが、皆さんに喜んで頂くことが出来たのではないかと思います。これで支援機構による最後の活動を無事に終えることが出来ました。
帰りは、宮古市の三王岩~浄土ヶ浜を見学して、帰路につきました。