2014/02/27

現地報告(平成26年3月度の活動予定)

活動日:2014.02.27
報告者:清水 幹生
 
 
とうとう3年目最後の月になりました。3月も何とか『人の助かる』活動になるように頑張りたいと思います。よろしくお願いいたします。

 
1、3月1日(土)の活動予定
 
* 午前中、お米の買い出し150kg。
* 午後1時30分からの月例祭参拝、月例祭後、お米の小分け。


2、3月2日(日)の活動予定
 
*午前中、岩手県高田市気仙町長部(おさべ)仮設住宅へお米とお水の配布。
*午後から岩手県高田市小友のFさん宅を訪問

3、3月3日(月)~5日(水)の活動予定
 
*決まった活動は無しだが天候を見てドリームキャンプの候補地を調査する。


4、3月6日(木)の活動予定
 
*午前中、cadoccoの清掃作業。
* 蔵内・外尾・小泉小学校仮設住宅へお水の配布。


5、3月7日(金)の活動予定
 
*8日(土)の14時から南町紫市場での餅つきイベントをおこなうので、買い物及び準備。


6、3月8日(日)の活動予定
 
*14時から南町紫市場広場前で餅つきイベント:5臼の予定。

 
7、3月9日(日)、10日(月)、11日(火)、12日(水)の活動予定
 
*決まった活動は無しだが天候を見てドリームキャンプの候補地を調査する。
*11日(火)は東日本大震災が発生して3年、各地区で慰霊祭が有る予定である。南町紫市場ではそれを受けて、8日(土)に広場で色々な炊き出しが行なわれる。

8、3月13日(木)の活動予定
 
*午前中、cadoccoの清掃作業。
*午後、ボランティアの受け入れ準備。
 
 
9、3月14日(金)の活動状況
 
*東日本大震災3年祭ツアーの受け入れ準備、昼食の弁当の準備・高田の案内ボランティアとの打ち合わせ等
*夕方、岡山から3年祭について取材に来るので、その準備。

10、3月15日(土)、16日(日)の活動状況
 
*東日本大震災3年祭ツアー

11、3月17日(月)、18日(火)、19日(水)の活動状況
 
*決まった活動は無しだが天候を見てドリームキャンプの候補地を調査する。
 
 
12、3月20日(木)の活動予定
 
*午前中、cadoccoの清掃作業。
*午後から岩手県高田市気仙町要谷仮設住宅・岩手県高田市気仙町気仙裏仮設住宅へお米とお水の配布。
 
 
13、3月21日(金)の活動予定  
 
*気仙沼教会の御霊祭に参拝。
 
 
14、3月22日(金)、23日(土)、23日(日)、24(月)、25日(火)、26日(水)の活動状況

*決まった活動は無しだが天候を見てドリームキャンプの候補地の最終的な調査をして開催地を決定する。

14、3月27日(木)の活動予定
 
*午前中、cadoccoの清掃作業。
*10時30分から乙女の会。

15、3月28日(金)の活動予定
 
*岩手県宮古市田老町にて、13時より田老サポートセンターにてバグパイプ演奏とおちゃっこ
 
 
16、3月29日(土)の活動予定
 
*岩手県高田市気仙町上長部の仮設住宅にて14時から16時まで吉見音楽コンサート。
 
 
17、3月30日(日)の活動予定
 
*岩手県大船渡市三陸町越喜来(おきらい)杉下仮設住宅にて10時から12時まで吉見音楽コンサート。

18、3月31日(月)の活動状況
 
*気仙沼市五右衛門ヶ原運動場仮設住宅にて14時から16時まで吉見音楽コンサート。


『日ごろの活動について』
 
「人の真の助かり」を、追い求めつつ、個人的に付き合っている人々や、仮設住宅にも絶えず顔を出し声を掛けながら皆さんを励まして行きます。その事が、私の出来る唯一の御用なのです。いつの日か、苦しみ悶えている人達の顔から明るい笑顔が出てくる日を願って元気な心で活動してまいります。
「人の真の助かり」を求める方、苦しんでいる人達へ心を寄せて何かお役に立ちたい方、ぜひ気仙沼に来て私と一緒に活動しましょう!! お待ちしています。
 

2014/02/25

現地報告(2/18-24)

活動日:2014.2.18-24
報告者:清水幹生

 

 
1、2月18日(水)の活動状況

 
*15日(土)の餅つきイベントで、雪の中での作業が響いたのか、やや体調が悪い。それでもずいぶん長い間、顔を見せていない岩手県高田市小友の散髪屋さんを営んでいる Fさん宅を手土産のお米を持って訪問した。これまでも何度も訪問しているが、散髪は気仙沼の南町紫市場のOさんが営み散髪屋さんにしか行っていない。Fさんのお店で、あまりお客が来ている所を見ていないので、「一度は散髪をして頂こう」と思っていました。フォーゲル倶楽部の総会も近づいて来たので、「今日はFさんに散髪して頂こう」と思い訪問した。2時間もかけての散髪でしたが、私は疲れていたのか居眠りをしていた。Fさんは散髪をしながら近況を 話されていた。
散髪終了後、昼食にうどんを頂きながら2時間も話し込んだ。その話の中でFさんは「清水さん、今年に入って数人自殺者があったのよ。その中の一人は私の良く知っている人でね、大震災の当日、ご主人と大津波から逃げている途中で、ご主人が大津波にさらわれて亡くなってしまったのよ。そして、今年で3年になるけれども、一年一年気がおかしくなり、 とうとう今年の1月末に海に入って亡くなったのよ」と、話して下さった。
教祖は、人の助かりを願い祈りながら、ご自身の人生体験を通して「人の真の助かり」を追い求められたが、このような自殺者の話を聞くと十分な働きが出来ていない自分を責めてしまい、「なんとかならないのか」と、気が滅入って来る。Fさんが「清水さん、私は大丈夫よ。主人の面倒を見なくてはならなし、こうしておしゃべりしている事で楽しくなるから大丈夫です」と、本当に明るく話して下さるのが救いとなっている。

*午後、Fさん宅から帰りパソコンを開いてみると、フォーゲル倶楽部の仲間である山梨県の河口湖湖畔で事業を営んでいるOさんご夫婦の家が大雪で大変な事になっている事を知った。「 フォーゲル倶楽部の総会を開く場合ではないが、雪かきのお手伝いに行くほうが良いのでは?」と提案したら、Oさんからメールが入り、「大丈夫だよ、何とか道路は通行できるようにはなったので総会は大丈夫参加できるから」という事でフォーゲル倶楽部の総会は開催できる事になった。ここ数年、自然災害が多い。人間が生きて行くためには致し方のない天地の道理なのであろうか?!

 

 
2、2月19日(水)の活動状況

 
* 午前中、岩手県大船渡市三陸町越喜来(おきらい)泊(とまり)で嘉宝荘(かほうそう)という民宿を営んでおられる気仙沼教会の信者Kさんのご主人の大工作業場を訪問した。ご主人は元々大工さんで、民宿(嘉宝荘)もご自分で建てられた。要件は餅つきイベントで使う杵(きね)の先端が傷んでいたので補修をお願いして、OKを頂いたので杵(きね)を作業場まで持って来て補修して頂いた。補修後、しばらく談話したが、現在は本宅建築の準備を進められていて、すでに木材などの刻みは全て終えられていた。ただ、個人大工で工務店を登録されていないので手続きに時間が掛かっているようである。
しかし、全ての財産を大津波で失われて、ご夫婦で先ずは民宿そして本宅の建築するまでの元気といろいろな問題を乗り越えて、この3年間を過ごされて来た。私とのお付き合いも3年となり、この間見守り続けて来たが良く頑張られて来られたと思います。

*夜の9時から11時過ぎまでフォーゲル倶楽部のスカイプ会議が行われて、総会での議題などの打合せが行なわれた。


 

3、2月20日(木)の活動状況
 

*午前中、cadoccoの清掃作業を行なった。

*昼からは、乙女の会が27日(木)に行なわれるので、各メンバーに連絡した。

*岩手県宮古市田老町の田老サポートセンターに連絡し、2月9日に行なう予定であったバグパイプ演奏とおちゃっこイベントを大雪で中止とした件で、先ずはお詫びして、次回開催の日取りについて話し合った。
「 雪の降らない時期で金光さんの方で決めて下さい 」という事でしたので3月の後半か4月の初旬に行なうようにしたいと思っている。


 

4、2月21日(金)の活動状況

 
*朝食後、体の調子がおかしいのに気付いたが、フォーゲル倶楽部の総会を欠席するわけには行かないので、準備を整えて11時の列車で一路東京へと向かった。フォーゲル倶楽部の代表であるFさん宅へ直行したが、いまいち体調は悪い。 Fさんに成田線の滑河駅で拾って頂き、Fさん宅についてややホットした。 Fさんとはフォーゲルで知り合い長いお付き合いとなっているが、この3年間は気仙沼でのボランティア活動でご支援頂き私の強力な心強い支援部隊の一人である。早めに寝床に入り睡眠をとる事にした。


 

5、2月22日(土)の活動状況

 
*朝、7時30分にFさん宅をFさんの車で出発して、東京へ向かいOさんをピックアップして会場である浜名湖へと向かった。東名高速に入るまでかなり混んでいたので、開催時間である13時30分まで到着するかどうか心配であった。事実、現地到着は13時過ぎであった。

*13時30分に18名全員が会議室に集まり、総会が開催された。フォーゲル総会なので議題内容は述べないが、「東日本大震災の3年祭ツアー」「ドリームキャンプ」について打ち合わされた。ドリームキャンプにつては支援機構の新しい体制が決まっていないので、「支援機構からの支援及びフォーゲル倶楽部からのお 願いについては、支援機構の体制が決まってから打ち合 わせて行こう」という事になった。

*夕食は懇談を含めての宴会となり午後9時まで過ごした。宴会後はある部屋に集まり、久しぶりに色々な話し合いが出来た。11過ぎまで飲みながらの会合は、やはり仲間意識を高めて良いものですね!!睡眠時から咳は一段と激しくなり同部屋のSさんOさんに迷惑をお掛けしてしまいました。


 

6、2月23日(日)の活動状況
 

*翌朝、お風呂に入ったが咳で喉を潰してしまいかすれ声しか出ない。

*朝食後、前日に引き続き、プログラム通り12時までに総会を無事終えて、昼食を終えてそれぞれ帰宅した。 
*清水とOさんは東京までFさんの車で送って頂きました。清水は神田駅の近くに宿を取っていましたので、そのホテルに行き夕食を済ませて、早く寝る事にしました。突然、登録ナシの電話が有り出てみましたら、以前数回、高知からボランティア活動に来た学生のIさんからでした。「 今は気仙沼の大島に居ますが、明日は気仙沼教会に宿泊したい」という事でした。教会に電話して「ボランティア活動では有りませんがIさんが宿泊を希望していますので、先生の方でお計らい宜しくお願いいたします」と、伝言しておきました。気仙沼教会のお計らいがあり宿泊したようで、私にIさんからお礼の電話が有りました。


 

7、2月24日(月)の活動状況
 

* 朝起きてみたら、やはり声はつぶれたままで、かすれ声しか出ない。やや熱も有るのに食欲は旺盛で朝食もしっかり頂いた。

*支援機構の田中元雄先生にフォーゲルの総会の事等報告するつもりであったが、声も出ないままではかえってご苦労を与えてしまうと思い、訪問は取りやめることにした。

*ホテルのチェックアウト時間ぎりぎりまで休養させて頂き、東京駅まで行き気仙沼へ帰り着いた。幹雄先生のお出迎えが有り、本当に助かりました。声が潰れていてお礼の言葉も満足に出来ずに失礼いたしました。 
 

2014/02/17

現地報告(2/8-2/17)

活動日:2014.2.8-17
報告者:清水幹生

 
 
1、2月8日(土)の活動状況
 
*朝のご祈念中に東京方面からYさんが到着された。
*2月1日~2月7日までの現地レポートの作成に取りかかった。
*イベント・おちゃっこの買い物をした。Yさん・美紀子先生・清水の3人でスーパーマーケットに出かけて買い物をした。
*イベントに参加するために、バグパイプの加藤さんが午後4時30分頃、教会に到着した。


 
2、2月9日(日)の活動状況
 
*朝のご祈念後、教会前の坂道の雪かきを行った。教会長先生・幹雄先生・バグパイプの加藤さん・東京方面から来られたYさん・清水の5人で行った。
*大雪が降る中、岩手県宮古市田老町の田老サポートセンターへ、バグパイプ演奏・おちゃっこを行なう約束を守るために、朝8時過ぎにYさん・バグパイプの加藤さんを連れて教会を出発した。岩手県大船渡市三陸町に有る三陸道の駅まで来た時、大吹雪となり、これ以上進むことは危険だと判断したその時、田老サポートセンタのNさんから電話があり、「清水さん、こちらも大雪で大変です。仮設住宅の人達の参加も少ないと思うし、清水さんも大変でしょうから今度、雪の降らない時に来て下さい」という事で、結局教会へ帰る事になった。
 

 
*教会前の坂道の下まで帰り着いた時、坂道を上ろうとしたら、ステップワゴン車はスリップして上れない。そこで、坂の下の所に車を置き、坂の下から教会までの坂道の雪かきを行なう事になった。約2時間かけてYさん・加藤さん・幹雄先生・清水の4人で何とか全部取り除く事が出来て、ステップワゴン車は教会の駐車場に無事に到着する事が出来た。今日のボランティア活動は雪かきで終わった。
*夕食時、Yさん・加藤さん・清水の3人でボランティア活動について話す事が出来た。加藤さんの戦場ジャーナリストをしておられた時の話も聞かれ、楽しく夕食が出来た。また、Yさんの一級建築士として被災地の建物の建て方についても、色々と話して下さり、勉強になりました。

 
 
3、2月10日(月)の活動状況
 
*東京方面から来られたYさんは朝の8時41分の列車で帰られた。ご苦労様でした。
*岩手県大船渡市三陸町越喜来(おきらい)杉仮設住宅で行なう、バグパイプ演奏とおちゃっこを行なうために朝8時30分に教会を出発した。バグパイプの加藤さんをお連れして、残雪のある中をステップワゴン車を走らせた。越喜来までの道のりは心配するほどの事は無く、無事に杉下仮設住宅に上る坂道まで到着した。坂道は残雪が多く、スリップしながらも何とか仮設住宅へ到着した。
*今年初めてのイベント、遠い越喜来までバブパイプの加藤さんが来られて杉下の仮設住宅の人々は30数名もの参加があり楽しくして頂きました。中には、バグパイプ演奏に合わして踊る方も居られて一段とムードが高まりました。「 スカートの下は何かはいているの?寒くない」等と、色々な質問も出ました。最後はいつものようにビンゴゲーム、ジャンケンゲームで景品を持ち帰って頂きました。
 

 
 
*帰りの時はやはり急坂に残っている残雪が心配でしたが、若干スリップしたが無事教会に到着した。
*杉下仮設住宅でのイベントを済ませて、急いで昼食をとり、午後1時30分からの気仙沼教会の月例祭に参拝した。
*月例祭後、お米の小分けをした。


 
4、2月11日(火 祝日)の活動状況
 
*小泉中学校グランド仮設住宅でのバグパイプの演奏とおちゃっこイベントに行くために、8時30分頃荷物をステップワゴン車に荷物を詰め込んだ。
*バグパイプの加藤さん・清水の2人で9時頃小泉中学校グランド仮設住宅へ向かった。国道45号線上の残雪は殆ど問題なかったが、小泉中学校グランド仮設住宅へ上る坂道は残雪があり凍結した箇所がありましたので、上り坂下から勢いをつけてステップワゴン車を発信させたら辛うじて、高台の頂上にたどり着いた。四輪駆動車であれば苦労せずに済みましたが・・・。
*集会所に到着し荷物を降ろす頃、自治会長の奥様や数人の方が、お手伝いに来てくださった。自治会長は、ぎっくり腰となり動けないようでした。
*10時頃、バグパイプの加藤さんは演奏の準備もできたので、集会所周りをバグパイプを演奏しながら練り歩いて頂いた。10時30分から集会所内でバグパイプの演奏を開始した。最初は10数人の参加者でしたが、最終的には30数人の参加者となった。ここでも、色々と質問が出ていましたが、男性がスカートをはいている事に注目が集まっていました。
*約45分間バグパイプの演奏をして頂き、最後はビンゴゲーム・ジャンケンゲームを行ないました。
 





 
*ここの仮設住宅は100所帯の入居者がありましたが、現在は家を建てたり、都会に移転したりなどで70所帯ぐらいになっている。ここも結構、貧困の差があるようで、自力で家を建てて出て行かれる方は良いのですが、最後まで残られる方達は災害復興住宅が建つのを待つしかないのです。復興住宅に入居出来るまでには「後3年は掛かるのでは!?」と、自治会長が話されていた。でもこの小泉中学校グランド仮設住宅は、学校のグランドに建てられたもので、早い時点で他の仮設住宅へ移動する時が来るかもしれないのです。ちょっとでも元気で楽しくして頂きたいと思い、景品(ほとんどが生活用品)を準備してビンゴゲーム・ジャンケンゲームを行なっているのです。
* イベント終了後、加藤さんを松島で送る事にしました。志津川から海岸線を通り石巻市に入るところに大指(おおさし)という地区があります。小さな地区ですが断崖絶壁の下に港があり、集落がありました。その集落は大津波で全て破壊されて10数件の方達が仮設住宅に入居されている。国道398号線の傍にあり、以前からここを通過する度に気に掛かっていた仮設住宅でした。「バグパイプを演奏しながらなんとかイベントが出来ないものか」と、思っていました。今回、良い機会なので寄って交渉してみようと思ったのです。
*大指地区を訪れる前に志津川の大森地区という場所があり、そこで大森食堂を営んで居られるWさんの所で昼食をとりました。大森地区はすぐ目の前が港です。大震災の有った年の4月、がれきの山の間で加藤さんはバグパイプを演奏されました。加藤さんが演奏された場所は大森食堂から800メートル離れた所にあるのですが、Wさんは「何にもないがれきの中から、聞きなれない音が聞こえてきたんだなあ」と話されていたが、きっと傷んだ心を癒されたのだと思う。そのWさんに気仙沼教会の信者さんSさんの事を聞いてみました。Sさんはこの志津川でふとん屋を営んで居られた方で未だご遺体は発見されていない。「あのSさんですか、あの人を知らない人はこの志津川でいないと思いますよ。人の面倒見が良く本当に良い人でした。お店の3階に逃げて居られたのに、何があったのかわからないが、1階に降りて来た所を大津波に襲われたようです。あのまま3階に居ればたぶん助かったであろうに」と、話して下さった。Wさんも今営んで居られる場所で大森食堂を経営しておられたが、大津波で全てを無くされている。息子さんが北海道から帰られてきて、この大森食堂の後を継ぐようである。若い人が帰ってきてお店を継ぐ話を聞いて、「ああ良かったなあ」と思いました。

おおもり食堂
 
*志津川を後にして、海岸線を走る国道398号線を車を走らせ、大指に到着した。仮設住宅のあるお宅を訪問して、仮設住宅の自治会長宅を教えて頂きためお尋ねしたら、「ここは大指地区でこの仮設住宅を管理していますので、地区会長に聞いて下さい」と、言われて地区会長のお宅を教えて頂いた。その地区会長宅を訪問してバグパイプの演奏とおちゃっこイベントの話をしましたら、「それは有りがたいのですが、そろそろワカメの作業が始まるので、6月に来ていただけませんか。ここは辺鄙な所でなかなかボランティアさんも支援して下さる方も少ない所ですので、ぜひ来て下さい」と、言われましたので、私と加藤さんの名刺とイベントのチラシをお渡ししました。加藤さんに「これで6月に来れますね」と、話しました。また一つ絆が生まれました。

 
*大指を後にして、松島駅まで加藤さんを送り気仙沼に帰りました。少々疲れはしましたが、新しい小さな集落の方達と絆が生まれた事に喜びを感じて、今日の活動を終える事が出来ました。
 


5、2月12日(水)の活動状況

*金光会館の掃除とシーツなどの選択を行なった。
*16日(日)に気仙沼公園仮設住宅でのバグパイプの演奏とおちゃっこのチラシを作成し、各家庭に配布した。
 

 
6、2月13日(木)の活動状況
 
*午前中cadoccoの清掃作業を行なった。
*午後から15日、16日のイベント用の買い出しに美紀子先生とスーパーマーケットに出かけた。とうとう支援機構から毎月頂く現地活動費が底をついた。「何だかお金の振り込みをお願いするのに気が引けるが致し方ないなぁ」と思ったが、資金が無ければ活動は出来ない。
*2月で私が現地代表となり1年となりますので、現地費用を集計して解析し、来季(この4月から)の予算を決めるのに役立てる作業に取り掛かった。

 
 
7、2月14日(金)の活動状況
 
*現地レポートの作成に取りかかったが、来季の予算をはじき出すための作業にも取り掛かっていたが、ある方からのご指摘のメールがあり、その事が気に掛かりなかなか作業が前に進まない。考えすぎるのか、とうとう朝方まで寝る事が出来なかった。「私には支援機構現地代表のご用は無理なのかなあ」と、ついついマイナス思考になってしまう。少々の事には落ち込むことは無いのだが、ちょっと今回はまいりました。
*夕方、バグパイプの加藤さんが明日からの2日間、イベントに参加する為に再度到着された。
*夕方から15日(土)に田中前仮設住宅で行なう餅つきイベントのもち米を洗い水に浸した。

 
 
8、2月15日(土)の活動状況
 
*寝不足ながら2時間足らずの睡眠で朝の御祈念時には目が覚めた。風も強く雪が舞っていた。「餅つきできるかなあ」と、心配した。
*朝食後、加藤さんを連れて餅つきイベントの現地、田中前仮設住宅に向かう事にした。「清水さん、もち米はお水に浸してているのだろう、餅つきしたほうが良いよ」と、奥原教会長先生からの助言で若干元気を頂きましたが、この風が強く雪の中で餅つきが出来るかどうかはわからない。
*田中前仮設住宅の自治会長宅を訪問して、「今日、このようは状態の中で餅つきしますか?」と、伺ったら「金光さんさえ良ければぜひやって下さい」と、言われたので決行することにした。「じゃあお願いですが、もち米を蒸かすのに集会所の台所を使わせて下さい。餅つきは集会所横で搗き(つき)ます。集会所中ではとても餅つきは出来ませんので」と、お願いして、つきの時にずぶ濡れになる事を覚悟して、急いで教会に帰り 準備を整えた。準備をしている時に、気仙沼公園仮設住宅のOさんが応援に来て下さった。有りがたかった。助け船が一人でも欲しい時だけに涙が出るほど嬉しかった。
*数名の方が集会所に来て下さり準備を整える事が出来た。第1回のドリームキャンプに来てくださったOさんも、手伝いに来てくださった。「ことしはぜひキャンプに参加して下さい」と、言ったら。「こんな大きなおなかでは参加は無理ですよね」と大きなおなかを私に見せて下さった。あの目の吊り上がった顔つきは無く、何だか穏やかで明るい顔つきでした。「女性は、子供が出来るとこんなに違うものなのか?」と思いつつ、「子供さんさえ良ければ私たちが面倒を見ますから参加させてやって下さい」と、お願いした。傍に3人の子供がいたので、頭をさすりながら、「さあ今年はキャンプに参加するんだぞ」と、言ったら笑顔で、「うん」と、言ってくれた。
 






 
*餅つきは二臼でしたが、雪の降る中を自治会長の御主人と私で搗き(つき)あげる事が出来ました。バグパイプの加藤さんは、餅つきの間中バグパイプを演奏して下さった。住民の参加も確か子供を合わせると十数名であったかと思う。最後はやはりビンゴゲーム・ジャンケンゲームを行ない、バグパイプの演奏も狭い集会所ではあるが演奏して頂いた。
*12時30分には無事終えて教会に帰る事が出来ました。気仙沼公園仮設住宅のOさん応援有難うござ御座いました。部屋に帰り、寒気がしたので下着から全てを着替えると生き返ったような気分でした。
*夕食時は奥原先生ご夫婦を加えてちょっとお酒を飲みながら談話したが、加藤さんの話は面白い。加藤さんは早稲田大学の工学部を出て居られる。一時は、建設会社に勤められていた方で、職種は私と同じようなプラントの建設であった。


 
9、2月16日(日)の活動状況
 
*寝すぎて奥原先生を駅まで送る事をついつい忘れるところであった。今日は盛岡教会の月例祭であった。
*朝の御祈念時にどうも体の調子悪い。お腹が痛いしやや熱ぽっい。お願いしながらの御祈念でしたが、一向に良くならない。ご祈念後トイレに行ったが、お腹が張るのに出るものが出ない。「金光様何とかして」と、お願いするがなかなか良くならない。今日は、気仙沼公園仮設住宅のバグパイプの演奏とおちゃっこイベントである。何とか体調が良くならなければと思うが良くならない。「神様、何か私にご無礼が有りましたか、気が付きませんがご無礼が有りましたらお許し下さい」と、お願いするが良くならず、とうとう汚い話で悪いですが、肛門が痛み始めて血が滲むようになってしまった。「私は、何か相当なご無礼をしたのであろうなあ」と、ふと、「あのご指摘頂いたメールの事で不足に思ったことなのであろうか」と、思わされて、「すみません」と、お詫びするもどうしても合点が出来なかった。
*出かける準備をして、加藤さんと美紀子先生をお連れして気仙沼公園仮設住宅に向かった。荷物を集会所に降ろす間に、またもトイレに行きたくなり行ったが、出るものは出ず、ますますお腹が張る。時間が来たので、加藤さんに仮設住宅の周りをバグパイプを演奏して頂きながら練り歩いて頂いた。おかげで50数名の方が参加されて賑やかなイベントとなりました
*やはりここでも男がスカートをはいているのが気に掛かるようであった。小さな子供たちが数名いて、演奏をして室内をまわる加藤さんの後をついて歩く。45分間演奏して頂いた後、あるお年寄りが、「日本の軍艦マーチを演奏して欲しい」と、リクエストが有り、加藤さん何とか演奏して頂き、そのお年寄りを喜ばせる事が出来た。
*バグパイプ演奏の後、いよいよビンゴゲーム・ジャンケンゲームの始まりである。住民の目つきが変わり、雰囲気が盛り上がって来るのが肌で感じられる。お腹の痛いのも・お腹が張って来るのも忘れて大きな声で皆さんに呼びかける。反応は強い。ここにはデジタル式のビンゴが有るので、私がスタートボタン押して、住民の方にストップボタンを押すと自動的にナンバーが出てくる仕掛けである。住民と一体になるには、このデジタル式ビンゴは非常に面白く楽しめる。今日も住民の方に喜んで頂いた。
 







 
*イベントを終えて教会に帰り、直ぐにトイレに駆け込んだら、あら不思議!?出るものがちゃんと出ました。ただ、肛門をお水で洗うと滲みて痛い。痛くても出るものが出る事は本当に有り難い。私の現役のころの仕事、化学プラント工場建設が終わり、いち早く立ち上げるのが工場内から出てくる汚染された水の処理工場である。これがうまく動かなければ全工場を立ち上げる事は出来ない。人間の体の仕組みと同じであるのです。美紀子先生から貰った下剤を多く飲みましたが、これが後から災いの元となるのである。それにしても、気仙沼公園の仮設住宅の方々の役員の方が良くお手伝い下さった。 有難うございました。
*加藤さんが14時20分の列車で帰られるので駅まで送り、美紀子先生と夕食の買い物に出かけた。さあ、いよいよ始まりである、あの下剤の飲みすぎで下痢の連続が始まった。この下痢は翌朝まで続き、奥原先生が、「トイレ困るだろう」と、教会の玄関のカギを貸して下さった。ボランティアハウスにはトイレが無いのである。


 
10、2月17日(月)の活動状況
 
*現地レポート作成に取り掛かった。作成に取り掛かっているうちに、現地経費が振り込まれたメールが届いた。これで明日からの活動費を賄えることが出来る。ホットしています。
*まだ体の調子は良くはありませんが、現地レポートの作成もほぼ終える事が出来ました。遅くなりましたが、もうじき提出いたします。
 
以上です。