報告者:奥原幹雄
2015年に入り初めての活動報告になります。
今年も、どうぞ宜しくお願い申し上げます。
1月24日(金):松崎柳沢住宅「歌の会」
24日から4日間の日程で、Yさんご夫婦(銀座教会在籍)
1月25日(土)午前中 陸前高田市長部地区の公民館にて「歌の会」
長部(おさべ)地区で「歌の会」 を実施するのは今回がはじめてでした。当初は、長部の仮設住宅にお住いのTさんのお宅を会場にして、 仮設住宅の隣近所の方々をお誘いしての小規模な「歌の会」 を行なう予定でした。しかし、Tさんや他の住民さんからの要望で、 仮設住宅以外の近隣に住む方々もお誘いして、 みんなで歌の会を楽しみたいというお話をいただきました。
Tさん自ら、近隣の方への声掛けと、 公民館を借りる手続きなどをしてくださり、 会場を整えて下さいました。
Tさん自ら、近隣の方への声掛けと、
このTさんが住む長部の仮設住宅は全部で8世帯と小規模な仮設住 宅です。ここの地域は近くに買い物ができる商店もなく、 また水事情が悪く、水道水は飲めないということもあって、 これまで月に一度のペースで継続的にお水とお米(3Kg) をお土産に訪問させて頂いておりました。今回、Yさんの「歌の会」を開くということで、 Tさんが積極的に近隣の方に声をかけてくださり、 仮設住民に近隣住民の方も含めて21名での「歌の会」 となりました。歌の会のなかでは、 高田音頭という地元の踊りを住民の方々が披露して下さる場面もあ り、とても楽しい時間を過ごすことが出来ました。
住民の方からは、これからも定期的にみんなで集まって、
1月25日(土)PM 東新城コミニティー住宅「歌の会」
午後からは、 乙女の会に参加しているFさんが住んでいる東新城の仮設住宅にて 「歌の会」を開催した。ここは、昨年末にも忘年会で餅つきをさせて頂いたところで、 今回もたくさんの住民の方が参加してくださり、とても盛り上げった歌の会となりました。
1月26日(月)大船渡市三陸町越喜来杉下仮設住宅「餅つき&
大船渡市三陸町越喜来の杉下仮設住宅は、
今回、自治会長さんの計らいにより、 我々のボランティア活動を取材して欲しいということで、
地元紙の東海新報の記者が取材に来ており、 イベントの模様を記事にしてくれました。記事は1月28日の東海新聞に掲載されました。
地元紙の東海新報の記者が取材に来ており、
1月27日(火)西八幡前仮設住宅「歌の会」
Yさんご夫妻にとって、今回の活動では最後となる「歌の会」
早速、歌の会がはじまり昔懐かしい歌を何曲か歌っていきました。途中、
すると突然、おばあさんの動きが止まり、 ふわっと後ろに倒れてしまいました。一同、何が起きたのか理解できず、 一斉におばあさんのところに駆け寄りました。おばあさんは、顔色が青ざめて、呼吸は有るものの、 意識が薄れ反応がない状態で、目を閉じ、 フーフーと呼吸を繰り返すばかり。
これは大変なことになったと、直ぐに救急車を呼びました。 救急隊の到着までの間、みんなで手足をさすって、 声を掛けながら、一心に神様に祈りました。
すぐさま救急車が到着して、 救急隊によって私立病院に搬送されました。病院で検査を受けた結果、肺に水が溜まっていたそうで、 危険な状態で一旦は今夜が山という診断でした。しかし、 何とかおかげをいただいて回復することが出来たとのことでした。 後で電話で報告をいただいて、一安心しました。
すぐさま救急車が到着して、
もし、あの時自宅の部屋で倒れていたら、 発見されるのは恐らくお嫁さんが勤めから帰って来る夕方なると思 います。そうなっていたら、 もしかしたら手遅れになっていたかもしれません。歌の会に参加して下さったことが、 おばあさんの命をつないだことになり、 これも神様の御計らいであると思わされました。本当にありがたいお働きを頂いていると感じます。
それにしても、 高齢化の実態を痛いほど感じさせられる出来事でした。
以上